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問われる町田の底力。過密日程を乗り越え勝利を目指す

問われる町田の底力。過密日程を乗り越え勝利を目指す

ACLTwoから中2日。選手層の厚さを示せるか

まさにチームの総合力が問われる時だ。シンガポールでの一戦となった15日(木)のACLTwoグループステージ第2節vs.タンピネス・ローバーズ。直近のリーグ・京都戦から先発7人を入れ替えて臨んだ町田は、試合終了間際に望月ヘンリー海輝が決勝点を奪って1-0の劇的勝利。守備に注力する相手の堅い守りをなかなかこじ開けられない難しい展開となったが、チーム全員の諦めない姿勢がACLTwo開幕2連勝に繋がった。

「(タンピネス戦で)出た課題はJリーグでも必要になってくる。そこは日本に帰ってからもみんなで共通認識を持って、さらに成長していけたらと思う」(望月)。

何とか勝点3を掴んで日本に帰国した町田だが、ここからは中2日で試合が続くリーグ3連戦だ。特に今節はシンガポールからの長距離移動を含めて中2日。十分な休養を取れない中、必要となるのはやはり“選手層”だ。肉体的にも精神的にも疲労が残るが、町田はチーム全員の力でこの連戦を乗り越えていく。

 

危機感を持って臨んでくるのは必至

今節の相手も高いモチベーションで臨んでくるだろう。開幕から8試合で1勝1分6敗と苦戦が続いていた福岡は、前節・岡山戦で7試合ぶりの勝利を挙げた。だが、14日(水)のルヴァンカップ1stラウンド3回戦では、J2の鳥栖に敗戦。まだまだリーグは先が長いとは言え、九州ダービーで敗れた直後の今節はより“危機感”を持って戦ってくるのは必至だ。

福岡はチーム力も当然ながら低いわけではない。[3-4-2-1]システムをベースにした組織的な堅い守備、連係・連動を駆使した鋭い攻撃もある。190cm・94kgの巨体を備えるFWウェリック・ポポや師岡柊生といった攻撃に特長のあるタレントもいる。すでに主力として活躍している現役神奈川大学生のJFA・Jリーグ特別指定選手・前田快のロングスローもかなり脅威だ。2-1で勝ち切った岡山戦の粘り強い戦いぶりを見れば、町田も簡単には攻略できないだろう。

タンピネス戦の課題を福岡戦へ繋げる

町田としては、タンピネス戦の経験が生きるかもしれない。福岡は堅い守備ブロックを築いてくることが予想される中、勝点3奪取のためにいかに攻略していくか。

「そういう展開になったとしたら、中2日ですが、課題をお互いに共有しながら戦いたいと思います。丁寧にやる部分は丁寧にやる必要はありますが、良い意味での強引さなど、そういうのを共存しながらやっていきたい」(望月)。

特にタンピネス戦の前半は、自陣に引いてカウンター狙いに徹してきた相手に対してなかなか決定機を作れないじれったい展開が続いた。町田は後半から選手交代を活用しながらよりパワーを出し、最後の最後で何とか相手ゴールをこじ開けることができた。福岡戦でもボールを保持する中で、チームとしてどのタイミングで危険なゾーンへ進出し、得点を狙っていくか。過密日程という逆境さえも成長の糧へ。いまこそ町田の“底力”を見せる時だ。

Pickup Player Voice

DF 6 望月 ヘンリー海輝

与えられた役割を全力でやること

 

 

——タンピネス・ローバーズ戦は、最後の最後で勝ち切りました。
「相手がカウンターを狙いながら、ゲームを組み立ててきました。自分たちは自ずとボールを持つ時間が多かったですが、相手の危険なゾーンで受ける回数をなかなか作れず、ある意味でボールを持たされている感覚で続いていった試合でした。その中で何度かカウンターを受けることもありましたが、最終的には相手の勢いもどんどん落ちていく中で、自分たちはそれを上回ってパワーを出し続けたことによって得点することができました」

——決勝点は諦めない姿勢が実りました。
「しっかり守ってくる相手に対して綺麗に崩すのはなかなか簡単ではない。そういう状況だからこそ、思い切って足を振ることは大事だと思っていました。(決勝点の場面は)コースが見えたので、思い切って足を振った結果、入ったという感じです」

——アウェイの難しい環境で勝点3を取れたのは大きいのでは?
「昨季のACLエリートでは、準優勝で終わってしまいました。自分たちは、またACLエリートの舞台に戻って優勝することを目標にしていますし、そのためにはACLTwoでどの試合も勝つ必要があります。勝ち続けることによってチームとして力が付き、自分たちの目標に辿り着けると思います。そういう思いで戦っています」

——最近は途中出場となっていますが、出た時に流れを変える働きができています。
「チームで与えられた役割を全力でやることが勝利に繋がってきます。そうすることで、自ずと自分の成長にも繋がります。常に全力でプレーすることを心がけています」

——次は中2日で福岡戦ですが、どんなプレーをしていきたいですか?
「チームとして失点しないことをベースにしているので、守備や切り替え、球際、ハードワークといったベースの部分を見せていきつつ、自分の良さである高さやスピード、推進力を積極的に出していけたらと思っています」

——タンピネス戦同様、福岡の守備をどう崩していくかが求められる試合になるかもしれません。
「そういう展開になったとしたら、中2日ですが、課題をお互いに共有しながら戦いたいと思います。丁寧にやる部分は丁寧にやる必要はありますが、良い意味での強引さなど、そういうのを共存しながらやっていきたいと思います」

——ファン・サポーターに向けて、メッセージをお願いします。
「自分たちは優勝を目標にしています。今は公式戦で連勝が続いており、前節・京都戦も勝利することができました。連勝し続けることが大切なので、そこに向かって全力でやっていきたいと思います。引き続き、応援をよろしくお願いします」

Stats

■リーグ戦過去対戦成績

4勝6分4敗(16得点13失点)※百年構想リーグは含まない

 

■2026/27明治安田J1リーグ成績

FC町田ゼルビア
【順位:3位】
6勝2分1負
勝ち点:20
総得点:22
総失点:10
得失点差:12
アビスパ福岡
【順位:17位】
2勝1分6負
勝ち点:7
総得点:11
総失点:13
得失点差:-2

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