柏戦の敗戦を教訓に挑む
リーグ戦からの挽回を期す一戦となる。
20日(日)のJ1第8節・柏戦は、先制しながらも逆転を許して2-4の敗戦。ここまで無敗を貫いていた町田にとって、今季公式戦初黒星となった。もちろん、後半途中に一発退場で一人少なくなるアクシデントがあったとはいえ、4失点は町田らしくない数字だ。次は中2日で天皇杯3回戦となるが、柏戦の教訓をいかに生かし、勝利へ繋げていくか。今回はA代表にそれぞれ選出された相馬勇紀とテテイェンギが不在。前線の核を欠く中で、どんなメンバー構成で臨むか。
「(柏戦では)ケガも含めてアクシデントが一気に起こってしまった現実を踏まえて、どういうメンバーで戦うかは考え直さないといけない。すごく難しい状況ではあるが、いる選手たちでどう戦うかということはやっていかないといけない。天皇杯では元気の良い選手たちを含めて、もう一回、引き締めてやらないといけない」(黒田剛監督)。
今季の町田は誰が出てもレベルの落ちないチームを目指してきた。それを天皇杯3回戦でも示すのみだ。
急成長を続ける栃木シティ
今回も気を抜くことのできない戦いだ。『町田GIONスタジアム』に迎え撃つのは、J2に所属する栃木シティ。期限付き移籍中のバスケスバイロンは契約によりこの試合に出場できないが、J2昇格1年目のクラブとは思えないほどタレントを揃えたチームだ。
最後尾にはC大阪の守護神として10年以上に渡ってチームを支えたキムジンヒョンが構え、DFでも同じくC大阪の主力CBとして活躍したマテイヨニッチが健在。中盤から前線にかけても攻撃を司るブラジルのペドロアウグスト、鹿島やC大阪、横浜FMなどに所属していた小池裕太に加え、山下敬大や鈴木武蔵といったJ1でも実績のあるストライカーが揃う。2023年の関東1部リーグから24年はJFL、25年はJ3、そして今季はJ2とスピーディーに昇格を遂げてきた栃木シティ。急成長を遂げている難敵なのは間違いない。
天皇杯王者としての力を示す
町田としては自分たちのスタイルを貫いて勝利を目指すのみだ。栃木シティはGKからボールをじっくりと繋いで攻撃を繰り出すポゼッションスタイルだが、裏を返せばカウンターの狙い目のチームでもある。直近のゲームとなった20日(日)のJ2第7節・仙台戦では、そのビルドアップを狙われてカウンターなどから3失点を喫して敗れている。前線からの強度の高い守備は町田の一つの武器でもあり、それが栃木シティにもハマれば町田が主導権を握ることになるだろう。そして、メンタル面でも隙なく戦えるか。
「カテゴリーは違いますが、トーナメントは負けたら終わり。試合の流れなど、リーグ戦とは戦い方も変わってくるかもしれませんが、相手どうこうではなく、勝ちにこだわりたい」(徳村楓大)
一発勝負のトーナメントはとにかく勝つのみ。ジャイアントキリングを起こそうと強い気迫で臨んでくる相手を上回る熱量で試合開始からぶつかり、自分たちの力を出し切ること。代表組を欠く中でも天皇杯王者としての力を示したいところだ。
Pickup Player Voice
FW 34 徳村 楓大
目に見える結果を示していきたい
——ここまで自身の状態はどうですか?
「ACL2の初戦を先発で出て、手応えは悪くなかったです。ボールを持った時のチャンスメークや自分の特長である仕掛けを出せたと思っています。これからもリーグ戦でも出場時間を獲得できるようにアピールしたいと思います」
——栃木シティ戦で出番を得られたら、どんなプレーを見せたいですか?
「仕掛けやチャンスメークに加えて、運動量を出しながら結果にこだわっていきたいです」
——カテゴリーが下の相手となりますが、どう戦っていきたいですか?
「カテゴリーは違いますが、トーナメントは負けたら終わり。試合の流れなど、リーグ戦とは戦い方も変わってくるかもしれませんが、相手どうこうではなく、勝ちにこだわりたいと思います」
——9月初旬までU-19日本代表として「AFC U20アジアカップ予選」を戦いましたが、刺激になりましたか?
「刺激になりましたね。同年代の選手たちとプレーする中で、いろんな個性を持った選手が多くて勉強になりましたし、いろんなことを吸収できたと思います」
——チームでも結果を残したいところです。
「得点やアシストなど目に見える結果を示していきたいと思います。今季は公式戦で5得点5アシストが目標です」
——ファン・サポーターに向けてメッセージをお願いします。
「今のチームの良い流れは、確実に自分たちだけの力ではありません。ファン・サポーターの皆さんの応援があってこそだと思うので、これからも熱い応援やサポートをよろしくお願いします」


