2016 明治安田生命 J2リーグ

10月16日(日) 16:00 KICK OFF 町田市立陸上競技場
試合終了
FC町田ゼルビア
1
0 - 0
1 - 0
0
ロアッソ熊本
ゴール
48' 松本 怜大
スターティングメンバー
GK 21 髙原 寿康
DF 10 土岐田 洸平
DF 3 畠中 槙之輔
DF 37 カルフィン ヨン ア ピン
DF 19 松本 怜大
MF 29 森村 昂太
MF 6 李 漢宰
MF 15 井上 裕大
MF 8 谷澤 達也
FW 25 仲川 輝人
FW 30 中島 裕希
ベンチスタート
GK 1 内藤 圭佑
DF 16 有薗 真吾
DF 35 大谷 尚輝
MF 13 大竹 隆人
MF 14 横山 翔平
FW 23 戸島 章
FW 38 久木野 聡
チーム監督
相馬 直樹
選手交代
09' 井上 裕大 → 戸島 章
90'+3 谷澤 達也 → 久木野 聡
90'+5 森村 昂太 → 大谷 尚輝
警告
90'+1 畠中 槙之輔
退場
データ
FK 17
CK 6
PK -
シュート 7
警告/退場 1 / -
ゴール
スターティングメンバー
GK 30 佐藤 昭大
DF 2 黒木 晃平
DF 15 小谷 祐喜
DF 5 植田 龍仁朗
DF 7 片山 奨典
MF 27 中山 雄登
MF 14 キム テヨン
MF 6 村上 巧
FW 29 齋藤 恵太
FW 10 清武 功暉
FW 41 菅沼 実
ベンチスタート
GK 1 畑 実
DF 33 薗田 淳
MF 22 上原 拓郎
MF 38 上村 周平
MF 39 嶋田 慎太郎
FW 11 平繁 龍一
FW 36 巻 誠一郎
チーム監督
清川 浩行
選手交代
51' 中山 雄登 → 嶋田 慎太郎
67' 菅沼 実 → 巻 誠一郎
82' 村上 巧 → 平繁 龍一
警告
42' 齋藤 恵太
74' 巻 誠一郎
退場
データ
FK 16
CK 4
PK -
シュート 8
警告/退場 2 / -
入場者数 天候 / 気温 / 湿度 ピッチ
4,218 晴、無風 / 21.3°C / 57% 全面良芝、乾燥
主審 副審 第4の審判員
上村 篤史 関谷 宣貴 , 細尾 基 秋澤 昌治
試合終了
FC町田ゼルビア
1
0 - 0
1 - 0
0
ロアッソ熊本
試合経過
▽フォトギャラリー(イベント編)

https://www.zelvia.co.jp/news/news-87207/



▽フォトギャラリー(試合編)

https://www.zelvia.co.jp/news/news-87107/



スタメン発表。ゼルビアはヨンアピンが先発に復帰した。重松が出場停止のため、井上が先発している。また、横山がリーグ戦初のメンバー入りを果たしている。



熊本は菅沼、清武らがスタメンに入っている。元日本代表FW巻は控えメンバーとなっている。



熊本ボールで前半キックオフ!



開始9分、負傷した井上に代わって戸島が投入された。戸島が右サイドハーフに入り、森村がボランチに下がった。



前半15分、ゼルビアの左サイドからのCKで李のCKがファーサイドに流れて、そのボールを中島がグラウンダーのパスで中へ折り返す。ダイレクトの左足シュートでヨンアピンがゴールを狙ったが、惜しくもゴールの枠を外れた。



同17分、森村のパスに抜け出した仲川が熊本DFにPA内で倒されてPKを獲得する。しかし、中島のPKはGK佐藤に止められてしまう。



一進一退の攻防が続く。ゼルビアは相手の背後を突く意識とサイドに人数をかける形でアタッキングエリアに迫るも、なかなかシュートまで持ち込めない。



同41分、ゼルビアの左サイドから森村のFKがゴール前にこぼれたところを、仲川が左足シュートでゴールを狙ったが、ゴールの枠を外れた。



同42分、熊本の齋藤に警告が出された。



前半のアディショナルタイムは5分と表示された。



同45+3分、バイタルエリアでこぼれ球を拾った中島がミドルシュートを放ち、相手DFに当たって、CKを獲得する。そのCK崩れの展開から、松本がゴール前にロングボールを入れるが、相手DFにクリアされた。



前半は0-0で終了した。



ゼルビアボールで後半キックオフ!



開始3分、左サイドから松本が左足を振り抜き、シュートをゴールネットに突き刺して、ゼルビアが先制点を奪った。



後半6分、熊本の中山に代わって嶋田が投入された。



同18分、仲川からの落としのパスを森村が左足シュートで狙ったが、ゴールの枠を外れた。



同22分、熊本の菅沼に代わって巻が投入された。



同29分、巻に警告が出された。



同35分、ゼルビアの左サイドから森村のCKをヨンアピンが折り返し、戸島がPA内でシュートを打ったが、GK佐藤昭にキャッチされた。



同38分、熊本の村上に代わって平繁が投入された。平繁は巻と2トップを組み、清武が左サイドハーフに入った。



同44分、ゼルビアの左サイドから松本のクロスボールに戸島がヘディングで合わせたが、惜しくもゴールの枠を外れた。



後半のアディショナルタイムは4分と表示された。



同45+1分、畠中に警告が出された。



同47+3分、谷澤に代わって久木野が投入された。



同45+4分、森村に代わって大谷が投入された。



試合は1-0で終了した。



本日もご声援ありがとうございました。
○試合後の記者会見:相馬直樹監督
--まずは試合の総括をお願いいたします。
「まず今日の試合を含めてリーグ戦は残り7試合となりましたが、我々のクラブとしてはJ1ライセンスを所有していないため、来季のJ1昇格がないということが公になっている中で迎えたホームゲームでもありました。その結果、正直我々のクラブをどれだけの方々が応援してくださるのか、不安に思う部分はありましたし、その一方で、対戦相手の熊本さんは、震災の影響もあっていろいろなご苦労された中での試合なので、すべてを出し切る試合をしてほしいと選手たちに話して準備を進めてきました。

 その中で今日は4,000人を超える方々にスタジアムへお越しいただき、試合前の応援から良い雰囲気を作ってくださったことで本当にたくさんのエネルギーをいただきました。また、ファン・サポーターの皆様がゼルビアを盛り上げてくださいましたし、熊本さんとこういう環境下で戦える幸せを共有しようと話して選手たちを送り出した中で、たくさんのエネルギーをスタジアム全体から感じることができました。そんな雰囲気を作ってくださった方々に感謝を申し上げたいですし、ウォーミングアップを見ながら本当に勇気付けられる思いでいました。

 試合のほうですが、開始早々に井上裕大が負傷で途中交代を余儀なくされるというアクシンデントがあった上に、PKを決められない展開にもなった中で、熊本さんもタフに戦ってきました。お互いの最近の試合を見ると、球際や攻守の切り替えが激しくなる試合になるだろうと想定できました。そして思っていたとおりの、いやそれ以上に激しい球際の攻防や攻守の切り替えの戦いがありましたが、その部分で相手を上回ることができたと思います。

 全体的にシュートの数は少なかったですが、(松本)怜大が足を振り抜く中で素晴らしいシュートを決めてくれました。これまでも点を取れそうなシーンはありましたが、今日は本当に貴重なゴールを決めてくれたと思っています。本人も足を振ってみるもんだなと思っているでしょうし、ほかの選手たちもそう思っているでしょう。ゴールを決めてくれた怜大に続く選手がこれからも出てきてほしいと思っています。

 ただ後半は受け身に回りそうな時間帯もありました。リードしたあと、少しバックパスをしてみたり、早い時間帯で時間を使おうという姿勢を見せる場面もありました。ですが、それが長く続くことはなく、選手たちが前への姿勢を貫いてくれたおかげで勝てた試合だったと思います。その中で一歩、足を出させてくれるプレーができた要因は、スタジアムのファン・サポーターの方々が一緒に戦っていこうというエネルギーを作り出してくれたからだと思っています。そういったスタジアムの雰囲気を作り上げてくださったことなど、いろいろなことに感謝を申し上げて、総括のコメントを締めたいと思います」

--相手の背後を突くロングパスなどが効果的に使えていた印象です。それは意図していたことでしょうか?
「そこまで多かったとは思っていませんが、熊本さんがボールを持ったSBに対してプレッシャーをかけに来ていることは感じていました。そのプレッシャーを回避する意味で少し長いボールを入れる形が多かったのかなと思います。SBはあまりボールを持たせてもらえる時間が少なく、一方でCBはボールを持たせてもらえる時間がある中で、顔を上げている選手が背後を突く形を狙っているのは今日に限った話ではないですが、パスの出し手と受け手の狙いが合う形もあったことで、相手にとって嫌な攻撃をすることができていたと思います。その過程で一つPKを取れましたし、相手に対してそういうプレッシャーや圧力をかけることができていたと思います」

--ゴールを決めた松本選手に対しては、今週のトレーニングの中でマンツーマンでクロスボールの指導をする場面もありましたが、ご自身の現役時代のポジションである左SBの選手として、さらに松本選手が成長を遂げるためにはどんなことが必要でしょうか?
「今週はシュートの練習をしていませんので、欲を言えば(今週練習をした)クロスボールでバチンとアシストを決めるプレーをしてほしかったですね(笑)。ただ、それは冗談として、これは怜大に限った話ではありませんが、彼も『欲と自信』をもっと付けてくれれば、もっと上でやれると思っています。いろいろな選手に対して120%でやることを求めてきていますが、そういう気持ちを忘れずに、積極的にプレーしたことが結果につながったことで彼自身も自信を深めたと思います。今後ももっともっと、という姿勢を出していってほしいと思っています」

以上

〇ロアッソ熊本 清川浩行監督 会見要旨
「熊本からたくさんの方に来ていただき、本当にありがたく思っています。そして最後に、町田さんのファン・サポーターの皆様に温かい言葉をかけていただき、本当にありがたく思っています。今日は熊本の地震から半年ということで、なんとか勝ち点をもって熊本に帰りたかったですけれど、それができずに熊本の方には申し訳ないと思っています。

 試合に関しては、前半から厳しい展開になることは予想していましたし、DFの背後にボールを出されることも予想していました。町田さんの2列目から背後への質の高いランニングで危険なシーンも何度か作られました。なんとかそのボールを奪っての素速い仕掛け、カウンター、あるいはショートカウンターで状況を変えようと思っていて何本かいい形もありましたが、決めることができずに前半が終わってしまいました。

 後半、立ち上がりも『戦う』という部分は落とさず、やるべきことをやろうと言いましたが、立ち上がりにすぐに失点をしてしまいました。それから、前線により攻撃的な選手を入れながら得点を奪いにいきましたが、最後の質や泥臭さが少し足りずに得点することができませんでした。残りの試合を何とか勝ちにつなげなければいけないと思います」

以上

▽選手コメント
○DF松本怜大選手
--ゴールを決めて勝利に導きました。感想をお願いします。
「ありがとうございます。ゴールはたまたまだと思います。でも僕のゴールで勝てて嬉しいです」

--素晴らしいコースでしたが、狙ったのですか?
「いえ、たまたまですね。後半の立ち上がりだったので、思い切っていこうと思って、思い切って打ち切れたのがつながりました」

--シュートが決まった後、真っ先にゴール裏サポーターのところへ駆け寄りました。
「町田での初ゴールということで、サポーターの皆さんと喜べたらと思って駆け寄りました。

--DFとしては、完封勝利もすることができました。
「本当に良かったです。最後はちょっとへばりましたが、0にすることができて良かったです」

--次はアウェイですが、サポーターの皆様は勝利を期待しています。メッセージをお願いします。
「いつも熱い応援ありがとうございます。次の試合ももちろん、残りシア、全て全力で戦って、できれば全部勝てるように、そしてプレーオフの順位まで行けるように頑張りたいです。皆様、これからも応援をよろしくお願い致します」

○DF畠中槙之輔選手
--無失点での勝利、そしてホーム2連勝となりました。試合とご自身のプレーを振り返っていかがですか?
「今日の自分のプレーはあまり良くなかったですね。全体的にファウルも多くなってしまいました。普段と変わらない準備をしてきたのですが、ミスが目立っていたことで少しずつナイーブになってしまったのかなと。後ろでボールを回している中でのパスミスのシーンは、一番やっていはいけないことです。しっかりとパスを通さないと自分の価値も下がってしまうので、もったいないプレーでした。今日は周りの仲間に助けられて、無失点で終えることができました」

--試合前から対戦を楽しみにしていた巻選手とのマッチアップも実現しました。
「いろいろな経験をしている選手だけあって、簡単に競り合いで勝たせてくれませんでした。これからプロサッカー選手としてやっていく上で、見習うべき点が多かったかなと思います」

--リーグ戦も残り6試合となりました。今後、どんな戦いを見せていきたいですか?
「これからどれだけ勝ち点を積み重ねられるか。それは来季に向けて重要なことです。チームのみんなで話しながら、集中をし直して、一つでも上の順位でシーズンを終われるようにしたいと思います」

--試合後には熊本の選手と横断幕を持ちながら場内を一周する場面もありました。どんな思いで見つめていましたか?
「サッカーを通じて、熱くなる人がこんなに多いんだと思いました。皆さんに少しでも何か伝えられたなら嬉しいです。また試合が終わったあと、町田のサポーターも熊本サポーターも垣根を超えて、応援してくれる姿を見て、サッカーをやっていて本当に良かったなと思いました。今日は熱い応援をありがとうございました」
○MF森村昂太選手
--今日の勝利でホーム2連勝となりました。試合を振り返っていかがですか?
「試合をする前からタフなバトルになるなと思っていましたが、今日に関してはタフさで相手を上回ることができたと思います。一進一退の攻防にはなりましたが、キワの部分では大事な場面で相手を上回ることができました」

--個人としては後半に惜しいシュートチャンスを作りました。
「あのエリアまで入っていくことはできたので、あとは決め切る作業に関しては個人の力量の問題です。それを決め切ることでチームを助けることにつながりますから、シーズン最初から言っていますが、突き詰めてやっていきたいと思います」

--サイドハーフで先発して、井上選手の負傷交代により、ボランチのポジションに戻りました。急なポジション変更でしたが、スムーズにできましたか?
「正直、紅白戦では、サイドのポジションに入ったほうが何も形を作れなかったので、大丈夫かなという不安要素がありました。井上選手の負傷によるアクシデントでボランチに戻りましたが、やることははっきりしているのでスムーズにできましたし、ボランチに入っても問題なくできたと思います。また次の試合はどのポジションで出るかは分かりませんが、万全の準備をしていきたいと思っています」

以上