※これは日頃のスクールでコーチが感じたことなどを書かせて頂きます。みなさんにお知らせしたい事、 子ども達やコーチの思いなどを掲載していき、子供たちの輝かしい未来に繋がればと思います。
こんにちわ。スクールコーチの大前です。
今回は9月15日(土)に行われた、幼稚園生ミニサッカー大会での出来事を紹介しようと思います。
この日はゼルビアフットサルパークで町田小山FC、町田成瀬SC、ちゅうりっぷ保育所(羽村市)、ゼルビアスクールチーム、山ゆり幼稚園ゼルビアスクールチームの5チームで大会を行いました。
ゼルビアフットボールスクールでは、毎週木曜日に山ゆり幼稚園でサッカースクールを開催させて頂いております。
現在、年少・年中クラス18人、年長クラス15人を担当しています。
山ゆりゼルビアっ子は、幼稚園での活動を終え、元気いっぱいに園庭に出てきます。毎週子どもたちと戯れて楽しい時間を過ごさせていただいております。
この度先生から、山ゆり幼稚園ゼルビアスクールチームで試合をしようと提案があり、今回の大会が実現しました。
日頃のスクールでは、体を動かすこと、ボールに触れることに重点を置いているため、正式なルールで試合をしたことはなく、キーパーやスローイン、コーナーキックなど初めての経験でした。
今回の大会に向けて、1度だけスクールで試合をしながらルールを教えていきました。
キーパーやりたい人ー!と聞けば、全員が大きな声で“はーーーーーい!!!”
スローインやコーナーキックでは敵味方関係なく奪い合いです。笑
そして当日、みんな気合十分でした。会場に着くなりボールを蹴って遊び、コートを走り回っていました。
いざ試合です。
結果は1試合目0-3、2試合目1-7、3試合目0-7でした。
初めての試合、みんな楽しそうな表情を見せる反面、点を取られたり、負けたり、なんともいえない悔しい表情も見せていました。
3試合目を終え、次の試合が最後だと説明した後に、1人の子が
「大前コーチ!みんなで練習してもいい?」と言いました。
もちろん答えは決まっています。みんな隣のコートへ走って行き、練習を始めました。
シュートをしたり、ドリブルをしたり、走り回ったり、ボールどれ使えばいいの?って聞いてきたり、自分達で好きなように練習をしていました。
それまで試合の合間は、お母さんたちのところへ行っていた子どもたちが、練習をしに隣のコートへ走って行きました。
こういう変化がコーチにはたまりません。
最後の試合。結果は0-1でした。勝つことはできませんでしたが、確実に成長した姿を見せてくれました。
急激に技術が上達したわけではありません。気持ちの変化だけで、プレーする姿や表情が変わり、試合の内容も良くなってきます。この気持ちの変化もとても大きな成長です。
経験する → 何かを感じる → 行動を起こす → 成長する
コーチの醍醐味の1つがこの最後にある“成長”を感じたときだと思います。
そのためにやることは、まず“経験できる環境を与える”ことだということを改めて感じました。
子どもたちが何かを感じ、行動を起こせる環境をこれからもつくると同時に、子どもたちをしっかりサポートし、成長につながる活動を行っていきたいと思います。
また次のスクールが楽しみです。山ゆりゼルビアっ子のみんな一緒にがんばるぞー!!!