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「頭一つ出ていく作業へ」――。過密日程のアウェイ連戦で目指す3連勝

「頭一つ出ていく作業へ」――。過密日程のアウェイ連戦で目指す3連勝

首位と同勝点で並ぶ混戦の上位争い。チーム力が試される

トップへ抜け出すための重要な連戦となる。前節・福岡戦の勝利で2位へ浮上した町田は、第10節終了時点で首位・広島、3位・FC東京と同じ勝点で並んでいる。リーグはまだ先が長いとは言え、目標である『優勝』のためにこの序盤戦でいかに勝点を稼いでいくか。今週は中2日で試合が続くハードなリーグ3連戦だ。先発11人だけではない、“チーム力”がまさに試される時期となる。

「また中2日で清水、また中2日で神戸とアウェイ続きにはなるが、心身ともにしっかりとマネジメントして、町田らしい戦いを続けていきたい。やっと勝点でトップと並んだので、頭一つ出ていく作業がこれからの課題になってくる。そこはみんなでさまざまなことを共有しながら、強くあり続ければと思っている」(黒田剛監督)。

すでに混戦となっている上位争いから一つ上に行くために。リーグ2連勝中の町田は町田らしく勝利に徹し、頂へ突き進む。

 

切り替えの早さと長身FWの存在感。清水が持つ高水準なチーム力

今節もハードな戦いが待ち受けている。清水はここまで4勝2分4敗で10位。現在は中位に位置しているが、戦いぶりや選手の質を見ればもっと上にいてもおかしくないチームだ。終了間際に追い付かれて終わった前節・G大阪戦も前半は完全な清水ペース。百年構想リーグから指揮を執る吉田孝行監督は、昨季まで指揮官を務めた神戸同様にボールを奪われた際の素早い攻守の切り替えや球際での強さを植え付けており、強度の高いサッカーを展開している。

攻撃ではスピーディーなカウンターも備えているが、ビルドアップ時には前線の高さも有効活用。2025年まで町田に所属していた194cmの長身FWオ・セフンを目がけたロングボールで起点を作り、そこから攻撃を展開する形が一つの特長だ。前線の駒も潤沢で、井上健太やジャーメイン良、北川航也、松崎快、藤井智也、木下康介など、スピードや高さを持った異なるタレントたちが状況に応じて起用されている。

「堅守」に加わった進化する攻撃力。ベースの強度で上回り敵地で勝利を狙う

町田としては、やはりベースの部分で負けないこと、そしてオ・セフンの高さは封じなければならないポイントだ。球際の強さや攻守の切り替えといった強度は、町田がこれまで積み上げてきた大きな武器である。ここで清水を上回って主導権を握ることはもちろん、特長を知るオ・セフンに前線で起点を作らせないことも重要だ。その中で、前節・福岡戦で黒田監督が手応えを語った攻撃パターンを繰り出せるか。

「今の我々はゲームをしっかりとコントロールしていくこと、ビルドアップの中で相手を陣地へ押し返していくこと。その中で相手のコンパクトな状況を打破するためにも背後へのランニングも組み合わせながらやっていくことも今の成長線の中で選手たちがチャレンジしていることではある。それが少しずつ実を結んできている印象がある」

右サイドを攻略して奪ったテテイェンギの1点目、相馬勇紀と小川航基の関係性の中から前寛之がこぼれ球に詰めて奪った2点目、そして左サイド・明本考浩のクロスを右サイド・望月ヘンリー海輝が合わせて奪った高速カウンターの3点目。福岡戦はさまざまな得点パターンが発動された。これを清水相手にも継続できるか。

リーグ戦2試合連続無失点中の“堅守”はそのままに、進化を続ける攻撃力で清水撃破を目指す。

Pickup Player Voice

DF 2 トーマス アウエヤン

このチームのクオリティーならもっともっとできる

 

 

——町田に加入して1カ月半が経過しましたが、日本の生活には慣れましたか?
「慣れてきましたね。ホテル住まいからマンションに移りましたし、しっかりと生活できています。この国の人々、近隣の方もすごく優しい人が多くて助けてくれることもあります。オランダもそうですが、日本も『家』と感じて楽しい生活を過ごしています」

——自身のここまでのコンディションはどうですか?
「コンディションは良いです。直近の福岡戦でもプレーしましたし、(2週続けて戦った)京都戦もカップ戦で120分戦った翌週にも約90分プレーしました。調子は良いです」

——Jリーグのレベルをどう感じていますか?
「素晴らしいレベルだと思います。ただ、なかなか比較はできないですね。その国のスタイルなどもありますから。過去にドイツとイタリアでもプレーしましたが、その国とは異なる感じのレベルだと感じています。どちらかと言えば、オランダのリーグに似ているのではないかと思っています。技術力などは似ていますね」

——町田のチームの印象は?
「このクラブは施設もそうですし、すべてが管理されていて素晴らしいです。またクオリティーの持った選手も多い。そこも素晴らしいですね。(加入して)何試合か戦いましたが、今はハードなスケジュールです。そこをしっかり一つひとつ勝たないといけない。やはりこのチームのクオリティーを見ると、もっともっとできると思っています。みんなで意見を出しながら、連係を高めて今後もプレーしていきたいです」

——昌子源選手、岡村大八選手との最終ラインはリーグ戦2試合連続で無失点と安定しています。手応えもあるのでは?
「一つのうまくいっている例として、やはりクリーンシートが挙げられますね。ここ数試合、無失点が続いています。彼らとは良い関係性を築いています。コミュニケーションも重要ですので、一生懸命、会話しながらプレーしています。ただ、ゲームのシチュエーションによってはコミュニケーションを取るのが難しい時もあります。その時には後から改善したり、こちらから話したり、うまく対応できています。今後もこの関係性を築きながらやっていきたいですね」

——ここからリーグ戦は中2日での試合が続きます。勝ち続けるために大切なことは?
「重要なのはメンタルです。気持ちをしっかり保てれば、乗り越えられると思っています。もちろんハードなスケジュールで大変ですが、試合はすぐにやってきます。その中で疲労を言い訳にはできません。いかに目の前のゲームに対して気持ちを整え、戦うことができれば勝てると思っています」

Stats

■リーグ戦過去対戦成績

2勝1分3敗(10得点10失点)※百年構想リーグは含まない

 

■2026/27明治安田J1リーグ成績

FC町田ゼルビア
【順位:2位】
7勝2分1負
勝ち点:23
総得点:25
総失点:10
得失点差:15
清水エスパルス
【順位:10位】
4勝2分4負
勝ち点:14
総得点:10
総失点:11
得失点差:-1

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