ポポヴィッチ監督　試合後の談話

　試合前に選手たちには、相手は大学生だが、侮らずにリスペクトして戦うようにと伝えました。何人かは、試合中に「これくらいやっておけば良いだろう」と全力を出せていない選手もいましたが、全体的にはしっかりと戦うことができたと思います。
　今日の収穫は、相手に自分たちのサッカーをほとんどさせなかったことです。主導権を握り続けることができました。
　インテリジェンスを欠く時間帯もありましたが、それは、もしかしたら、すぐに水曜日にリーグ戦が控えていることが頭をよぎってしまったのかもしれません。
　でも、全体的には、この試合にかける、想い、意気込み、姿勢を示せた試合になったと思います。

ーー選手の中にも過密日程が頭をよぎったのかもしれないと仰っていましたが、監督としては力をセーブするということはなかったのでしょうか？
　セーブというわけではありませんが、今日の試合ではフレッシュな選手を3、4人ほど先発出場に起用しました。選手を入れ替えることで、混乱をきたす可能性もありましたが、今日はうまく機能してくれました。
　入れ替えたといっても、相手を侮っているというわけではありません、単純に今日はフレッシュな選手を入れた方が勝利に近いという考えから起用しました。
　今日は2−０となってからの終盤の戦いに課題が残りました。もっとピッチを広く使って、焦る相手を走り回せたらよかったのですが、それができませんでした。失点直後の10分間は、足が止まりアグレッシブな姿勢を貫けなかったことも課題です。

ーー真夏の日中に試合をすることについて
　どんなに暑くても、勝てば気持ちよくて、涼しいので構いません（笑）。
　でも、この西が丘は、ピッチ状態、会場の雰囲気、そして、立地、どれをとっても素晴らしいスタジアム。学生が、日本一を目指して、プロと真剣勝負できるということも素晴らしいと思いますこういう環境で出来るのですから、夕方やナイトゲームにしてくれれば、もっと素晴らしい内容の試合ができますし、お客さんも観戦に来てくれると思います。