2011 JFL

11月03日(木) 14:00 KICK OFF 町田市立陸上競技場
試合終了
FC町田ゼルビア
1
0 - 0
1 - 0
0
ジェフリザーブズ
ゴール
58' ドラガン・ディミッチ
スターティングメンバー
GK 22 吉田 宗弘
DF 27 三鬼 海
DF 6 太田 康介
DF 5 田代 真一
DF 2 津田 和樹
MF 11 酒井 良
MF 15 柳崎 祥兵
MF 17 鈴木 崇文
MF 8 小川 巧
FW 7 勝又 慶典
FW 10 ドラガン・ディミッチ
ベンチスタート
GK 41 石田 良輔
DF 16 斎藤 広野
DF 24 川辺 裕紀
MF 13 大竹 隆人
MF 14 大前 博行
MF 18 尹 誠悅
FW 19 北井 佑季
チーム監督
ランコ・ポポヴィッチ
選手交代
56' 三鬼 海 → 北井 佑季
70' 酒井 良 → 斉藤 広野
85' 鈴木 崇文 → 大前 博行
警告
61' 小川 巧
77' 鈴木 崇文
退場
データ
FK 6
CK 11
PK -
シュート 26
警告/退場 2 / -
ゴール
スターティングメンバー
GK 1 瀧本 雄太
DF 2 松田 圭右
DF 3 安川 洋介
DF 4 西部 巧
DF 20 稲葉 基輝
MF 23 渡部 学
MF 8 佐藤 悠希
MF 31 アンドレア
MF 14 柳 明基
FW 25 稲葉 信秀
FW 22 佐藤 宏
ベンチスタート
GK 17 早川 雄規
DF 5 西山 博貴
DF 29 森本 一樹
MF 6 斎藤 紀臣
MF 15 山口 直大
FW 11 村上 翔
FW 16 竹内 佑樹
チーム監督
片岡 操
選手交代
29' 渡部 学 → 西山 博貴
85' 佐藤 宏 → 斎藤 紀臣
警告
退場
23' 松田 圭右
データ
FK 10
CK 0
PK -
シュート 1
警告/退場 - / 1
入場者数 天候 / 気温 / 湿度 ピッチ
2,845 曇 / 20.7°C / 61% 全面良芝,乾燥
主審 副審 第4の審判員
三上 正一郎 金井 清一,桜井 大介 堀越 智之
試合終了
FC町田ゼルビア
1
0 - 0
1 - 0
0
ジェフリザーブズ
試合経過
後半35分

中央でくさびのパスが入り、相手FWがすばやい反転でシュート。これはGK吉田が正面でキャッチ



後半12分 ゼルビアGOAL

田代が相手DFラインの裏に絶妙なパス。抜け出したディミッチがダイレクトで合わせてゴールに押し込んだ



後半開始



前半36分

津田と酒井のコンビネーションで左サイドを突破。酒井が鋭いパスをファーサイドに送るが、駆け込んだ勝又にはわずかに合わなかった



前半28分

酒井のスルーパスに抜け出した柳崎がゴールエリア内に進入。シュートと見せかけて中央にグラウンダーのパスを送るが、相手DFにカットされてしまった



前半27分

右サイドを三鬼がドリブルで進み、中央へパス。酒井が強烈なミドルシュートを放ったが、相手GKが弾いた。こぼ球を拾ったゼルビアが攻撃を続け、DF太田がミドルシュートを狙ったがこれはワクを外れてしまった



前半23分

相手ゴール前に飛び出した酒井が相手DFのファウルをもらいペナルティキックを獲得。このプレーでジェフの松田は退場処分となった。しかし、ディミッチがこれを外してしまった。



前半16分

右サイドを三鬼がドリブルで突破。中央に送ったクロスを勝又が胸で落とすと、ディミッチがボレーシュート。しかし、ゴールバーの上を超えてしまった



前半14分

クロスのこぼれ球を拾った柳崎がミドルシュート。しかし、これはワクを外れてしまった



前半12分

ゴール前中央でボールを受けたディミッチが、素早い反転からシュート。しかし相手GKの正面



前半11分

コーナーキックのこぼれ球を拾った鈴木が、ゴール前へクロス。太田が頭で合わせたがワクを外れてしまった



前半9分

右サイドから鈴木がミドルシュート。しかし、これはワクを外れてしまった



前半4分

津田の左からのクロスを中央で勝又がポストプレー。ディミッチがダイレクトでシュートを打ったが、相手GKの正面

○試合後の記者会見:ランコ・ポポヴィッチ監督

–試合の感想をお願いします。
 「とにかく、内容も結果もついて来た素晴らしい試合でした。少し物足りないところと言えば、試合展開のわりには得点が少なく、1点しか生まれなかったことですね。今日のような後ろで守備ブロックをしっかり作るチームから得点を奪うことは難しいのですが、慌てずに我慢強くパスを繋ぎながら、チャンスを作り出すことができたことは、チームの成長の跡がうかがえました。もっと得点は欲しかったですが、勝点3を獲得できたということで、満足しています」

–ボールの動かし方に成長が見えたとのことだが、具体的にどの部分か?
「本当に成熟したチームになって来たと感じました。サッカーというのはメンタルがとても影響するスポーツです。今日は、ジェフリザーブズが下位ということもあり、ファン・サポーターの皆さんも、試合前から「勝って当然」と思っていたかと思います。そうした試合で、試合序盤から生まれたチャンスを活かせない展開となってしまいました。焦りが生まれてもおかしくない状況でしたが、選手たちは我慢強く、自分たちのすべきサッカーを貫いてくれました。相手に一度も私たちのペナルティエリア内に入らせてシュートを打たせませんでした。そのことからも、私たちが相手を圧倒していたことがわかると思います。チーム全体で、粘り強く、我慢強く、戦うことができました。焦りから自分勝手なプレーに走る選手もいませんでした。チームの組織の中で機能しながら、個を活かすことができました。ただ、もちろん課題もあります。今日のスタッツを見ていただければわかると思いますが、今日の私たちのシュートは26本です。枠内シュートは20本ほどありました。決定機をものにする力をつけることが課題です」

–この厳しい日程を戦いぬくために、ペース配分をするなどの指示を監督からは与えているか?
「私は、今日の試合を勝たなければ、次の試合のことを考えても、まったく意味がないと思います。先ほど、成熟したチームになったと言いましたが、ゆっくり攻撃するところと、必死にスプリントして速く攻めるところ、その見極めができるようになって来ました」

–後半11分には北井選手を2列目に投入して、これまで2列目にいた鈴木選手をボランチに、ボランチの小川選手をサイドバックに変更しました。どのような意図があったのでしょうか?
「先発のサイドバックもすばらしいパフォーマンスをしていましたが、サイドからの攻撃により力を入れることを考えました。そこで、スピードのある北井をサイドに置いて突破する力を加えました。隆文(鈴木)は北井ほどスピードはありませんが前線にボールを配給することができますので、真ん中に配置することもできます。得点のシーンも、サイドで揺さぶって真ん中のマークをずらした形からゴールが生まれました。私のチームは、それぞれの選手が複数のポジションをこなせるようにトレーニングから求めています。広野(斉藤)に関しては、海(三鬼)よりも攻撃力はありますので、北井と組ませてサイドを突破することを狙いました。とにかく、今日は判断が速く、賢くパスを繋いでプレーすることができました。ノッキングしてしまうようなプレーはほとんどありませんでした」

–試合終盤に勝又選手がシュートを外してしまった場面など、今日は決定機を活かせないシーンが多くありました。そういう試合の後に、そうした選手たちには次の試合に向けてどんな声をかけるのでしょうか?
「フェルナンド・トーレスが、リバプールからチェルシーに多額の移籍金で移籍しました。しかし、彼はチェルシーに加入してから数えられるくらいのゴールしか決められていません。そうしたことからも、私は、ストライカーというのは、我慢しながら、信頼して、試合に使う必要があると思っています。もちろん、今日は勝又がゴールを決めてくれればよかったのですが、勝又は必要以上に気にすることではありません。大事なのはチームが勝つことです。勝又は、次の試合に向けて「ゴールへの欲求」を貯めていると思うので、次節はディミッチに代わってゴールを決めてくれると期待しています。勝又は負傷もあり、シーズンの途中で試合に出場できない期間がありました。そこで少しリズムが狂ってしまったと思います。そうした中でも、チームに貢献するプレーをしてくれています。彼は、強い責任感を持って戦ってくれる選手なので、プレッシャーから守ってあげなければなりません。これからも、勝又は必ずゴールを量産してくれると思いますし、大事なのはチームの中で機能して、チームの勝利に貢献してくれることです。今日も、勝又のプレーで、あわやペナルティキックかという場面を2度も作りました。結果的に審判には反則をとってもらえず、今日は得点に繋がるプレーはできませんでしたが、チームにはとても貢献してくれました。まあ、勝又には、腹の中に貯めている、言いたいことはもう一つありますが、それはマスコミの方の前で言うのは止めておきます(笑)」

–今日で3位に浮上。Jリーグ入会への手続きが少しずつ進む中で、プレッシャーは感じていませんか?
「確かに、リーグも終盤に進むにつれて、プレッシャーというのは生まれて来ていると思います。でも、どんな結果になっても、サッカーは続くし、人生も続きます。大切なことは、過去や未来のことを考えるよりも、今この瞬間のことに集中するということだと思います。1試合1試合、1日1日を大切にすることが重要です。自分たちは、とにかく目の前の試合に勝つ、そのことだけを考えています。そのためには何をすべきなのか?それは、毎日のトレーニングや試合で自分たちの力を出し切ることしかありません。それでも、相手に敗れてしまったら、その時は相手を「おめでとう」と祝福するべきです。自分たちの実力を出し切ったのですから。ただ、現在の私たちが、自分たちの能力を最大限に発揮できたら、勝てるチームはそうはいないと思います」

以上

*公式モバイルサイト「FC町田ゼルビアモバイル」では田代真一選手、酒井良選手のコメントを掲載しています