2010 JFL

08月08日(日) 13:00 KICK OFF 高崎市浜川競技
試合終了
アルテ高崎
2
2 前半 1
0 後半 3
4
FC町田ゼルビア
ゴール
06' 小川 裕史
35' 山藤 健太
スターティングメンバー
GK 31 岩舘 直
DF 7 山田 裕也
DF 5 小川 裕史
DF 27 増田 清一
DF 6 秋葉 勇志
MF 15 山藤 健太
MF 16 岩間 雄大
MF 20 益子 義浩
MF 18 植松 俊行
FW 17 松尾 昇悟
FW 13 一柳 穣
ベンチスタート
GK 35 岡田 大
DF 2 小島 直希
DF 34 小柴 翔太
MF 8 森 慶太
MF 10 石沢 泰羅
MF 23 白山 貴俊
FW 11 伊藤 和基
チーム監督
後藤 義一
選手交代
81' 山藤 健太 → 石沢 泰羅
81' 植松 俊行 → 伊藤 和基
警告
55' 増田 清一
61' 松尾 昇悟
86' 秋葉 勇志
86' 秋葉 勇志
退場
86' 秋葉 勇志
データ
FK 21
CK 3
PK -
シュート 8
警告/退場 4 / 1
ゴール
41' 勝又 慶典
56' 星 大輔
85' 柳崎 祥兵
88' 勝又 慶典
スターティングメンバー
GK 1 修行 智仁
DF 3 藤田 泰成
DF 5 深津 康太
DF 4 雑賀 友洋
DF 16 斉藤 広野
MF 28 星 大輔
MF 6 太田 康介
MF 15 柳崎 祥兵
MF 11 酒井 良
FW 7 勝又 慶典
FW 9 山腰 泰博
ベンチスタート
GK 22 吉田 宗弘
DF 2 津田 和樹
DF 25 鈴木 祐輔
MF 17 鈴木 崇文
MF 20 半田 武嗣
MF 26 北井 佑季
FW 27 小川 巧
チーム監督
相馬 直樹
選手交代
46' 酒井 良 → 半田 武嗣
66' 雑賀 友洋 → 津田 和樹
81' 山腰 泰博 → 小川 巧
警告
60' 斉藤 広野
退場
データ
FK 12
CK 5
PK 1
シュート 12
警告/退場 1 / -
入場者数 天候 / 気温 / 湿度 ピッチ
713 曇 / 35.3°C / 47% 全面良芝、乾燥
主審 副審 第4の審判員
竹田 和雄 細尾 基、悴田 和之 鈴木 幸夫
試合終了
アルテ高崎
2
2 前半 1
0 後半 3
4
FC町田ゼルビア
試合経過
約1ヶ月のリーグ中断前の最後の試合となるJFL後期第6節、FC町田ゼルビアは高崎市浜川競技場でアルテ高崎と対戦した。

 この日は累積警告のため木島良輔が出場停止。ツートップは、勝又慶典と山腰泰博が起用された。前節は出場停止のため欠場したDF雑賀友洋がセンターバックの位置に戻った。布陣は、今季これまでと同じ4-4-2。

 立ち上がりは、ホームのアルテ高崎が主導権を握った。野津田で対戦した前期リーグでの対戦同様にしっかりとバランスを保って守備を固めつつも、前回の対戦では多く見られた縦へのロングボールは減り、細かいパスを多く繋ぎゼルビアの中盤に揺さぶりをかける場面が目立った。

 試合開始と同時に高崎に攻め込まれたゼルビア。すると、前半6分にゴール前のフリーキックを高崎のDF小川裕史に頭で合わせられて先制点を許してしまった。さらに、高崎の勢いを食い止めることができず、35分には高崎のMF山藤健太にロングシュートを決められてしまい、追加点を与えてしまった。ここ最近の試合では、敗れた前節の鳥取戦を含め、試合内容は良かったゼルビアだったが、この日はエンジンがかからない。どこかチグハグなまま、あっという間に2点差をつけられ、窮地に立たされてしまった。



 しかし、この2失点目から、徐々にゼルビアの選手たちに躍動感が戻り始める。前半38分には、敵陣でセカンドボールを拾ったDF深津康太がそのままドリブルで突進し、相手選手をかわしてミドルシュート。これは相手DFのブロックに阻まれてしまったが、これまでの試合展開への怒りがこめられたような力強いプレーは、チームにもどりつつあった闘争心をさらに強くさせた。

 徐々に相手陣内に攻め入る時間帯が増えて来たゼルビア。すると、前半41分、反撃の狼煙をあげる貴重な得点が生まれた。左サイドで得たフリーキック。MF星大輔がファーポストへボールを送ると、ゴールポスト近くで待っていた勝又が頭でニアサイドへ叩き込んだ。



 後半開始と同時に、MF酒井良に代えてMF半田を投入。ハーフタイムのロッカールームでは、相馬直樹監督から強い叱咤が飛んだ。

 後半は、序盤からゼルビアがペースを握った。プレーには躍動感が戻り、競り合いの場面では身体を張って相手に勝つ場面が増えた。

 すると、後半11分、ゼルビアのコーナーキックを競った際に相手選手が手を使ってしまいペナルティキックを獲得。キッカーの星が蹴ったボールは、飛びついた相手GKの手に当たりながらもゴールに吸い込まれた。まさに、気持ちのこもった力強いシュートだった。



 後半11分には、疲れが見え出した雑賀に代えてDF津田和樹をセンターバックに投入。さらに、後半36分には、献身的なプレーを続けて、こちらも疲労の色が濃くなってきていたFW山腰に代えてFW小川巧を投入した。

 後半だけで8本のシュートを放ったゼルビア。相手陣内へと攻め込むものの、なかなか得点が奪えずに迎えた後半35分、喉から手が出るほど欲しかった逆転ゴールが生まれた。ゴール前に送られたロングボールに、勝又が後ろに戻りながらジャンプ。腰をひねって頭で前へボールを送ると、そのボールは相手GKとDFの間の位置へ走り込む柳崎へ! 柳崎は、立ちはだかる相手GKと後ろから必死に追いすがる相手DFと交錯し倒れ込みながらも、必死に足を伸ばしてゴールに押し込み逆転のゴールを奪った。



 審判への異議で退場者を出した高崎に対し、ゼルビアは後半43分にも勝又がこの日2得点目となるゴール。2点差をつけて試合を決定づけた。

 試合は4-2のまま終了。ゼルビアは、怒濤のゴールラッシュで今季初の逆転勝利。約1ヶ月後のリーグ再開に向けて弾みをつけた。

 次回の公式戦は、天皇杯の第2回戦。9月5日(日)19時から西が丘サッカー場で東京ヴェルディと対戦する。リーグの再開は、9月11(土)。14時から多摩市陸上競技場でソニー仙台FCとホームゲームを戦う。
【相馬直樹監督 試合後の談話】
ーー試合の感想は
 喉から手が出るほど欲しかった「勝ち点3」を敵地で手にすることができ、今はホッとしています。暑さや湿度が高く、両チームともに消耗が激しいゲームとなりましたが、選手たちがしぶとく最後まで戦ってくれたおかげで勝利を得ることができました。
 内容が良くても、結果に結びつかない試合が続いていましたが、それでも我慢強く自分たちのサッカーを貫くことができたからこそ、今日は勝利することができたと思います。

ーー1点ビハインドで迎えたハーフタイムには、選手たちにどんな指示を送ったのか?
 確かにハーフタイムに選手たちに指示を送りましたが、まず、選手たちの力で0-2の状態から1点返してくれたことが非常に大きかったと思います。もちろん、試合への入り方の悪さなどは今後の課題ではありますが、それでも、選手たちが自分たちの力でまず反撃したことは評価できると思います。
 今季初めての逆転勝利となりましたが、これは中断明けの今後の戦いに向けて大きな自信に繋がると思います。

ーーこれからリーグ戦は約1ヶ月の中断期間に入ります。この中断期間中にチームはどのようなことに取り組むのか?
 中断明けというのは、ある意味で開幕と同じ。サッカーの内容をよりブラッシュアップをした上で、新鮮な気持ちで試合を戦うことができます。
 リーグ戦は、これからいよいよ終盤戦に突入していきますが、この中断期間をどのように使うのかが、とても重要になってくると思いますので、しっかりとよい準備をしたいと思います。

ーーサポーターにメッセージを
 今日も、こんなにも多くのサポーターの方に応援に駆けつけていただき、本当に感謝しています。
 決してかっこいい勝ち方ではなかったかも知れませんが、それでも、粘り強く勝利を掴むことができたのは、皆さんの声援のおかげです。
 前節の試合後の会見でも述べましたが、例え、勝とうが負けようが、私たちは前を向いて進むしかありません。ファン・サポーターの皆様も、私たちを信じて前に進むための後押しをしてください。よろしくお願いします。