○試合後の記者会見：相馬直樹監督

--まずは試合の感想をお願いいたします。
「まずこういった天候、そして関東から東北にかけて大雨による被害も出た中で試合が開催されたこと、たくさんの方に応援に来ていただいたことに感謝を申し上げたいと思います。町田からも多くのサポーターが駆け付けていただき、選手たちを戦わせてくれたと思います。ただ残念ながら勝ち点3を持ち帰ることができませんでした。今後のことを含めての話になりますが、我々が勝ち切って優勝・昇格を目指していく上で2点目を取る力が必要だなとあらためて感じております。自分たちの時間帯で点を取るチャンスはあったと思いますが、もう一つフィニッシュワークやその前のラストパスを含めて精度が足りませんでした。あのような展開になった中で、最終的には85分に守り切るような交代をしましたが、その前までは2点目を取りたいと思っていました。追い付かれてしまったことは、まだまだ私の力不足を感じておりますし、ここから残りの試合に向けて大事な局面になりますが、今日のことを教訓として、勝ち切れるチームになれるように選手たちと頑張っていきたいと思っています」

--失点の場面はどんなことが起きた結果でしょうか？ マークがズレたのでしょうか？
「それが一つの原因だと思います。そしてロングスローを入れてくることが多い中で、盛岡さんがロングスローで始めなかったこと。いろいろな原因で少し（マークの）ズレが生じてしまいました。そういうときこそ、集中しないといけなかったと思います。集中という部分で、はじきかえせた場面だったと思いますし、いろいろな意味でまだまだ足りないことがあるなと感じた1点でした」

--盛岡が下位に沈んでいる中、町田さんから見た戦績はリーグ戦で2分1敗。天皇杯を含めれば1勝2分1敗となりますが、どんなところにやりにくさを感じているのでしょうか？
「選手たちは少し今までの戦績でそう感じているかもしれませんが、やはり気を付けていますが、やることを徹底してくる部分で、自分たちのサッカーをやりづらいという形にされているかもしれません。ただ自分たちのチームの話ではないので、これぐらいで控えさせてもらえればと思います」

--中盤を3ボランチ気味にしてきた相手の出方に対し、特に前半の町田の対応はどう感じていますか？
「少し高瀬選手のところを気にしてラインをコントロールしきれない部分が多少あったのかなと思います。もう一つはボールの出どころに対して、もう一つコントロールしきれなかったとも思います。また、我々の守備の部分で相手の配置が違うことにより戸惑った部分もあったんじゃないかと思います。それでも良いところでボールを取って速く攻めて、前半からゴール前に迫る場面はありましたので、そこで我々としては点を取らないといけなかったと思っています」

--次節の首位レノファ山口ＦＣ戦に向けてどんな準備をしていきたいですか？
「まだ終わったばかりですが、一番は天皇杯を含めて3連戦しているので、コンディションを回復させること。山口戦の前に勝ち点3を取りたかったところ、勝ち点2を取りこぼしてしまった現実を受け入れつつ、きちんと次のゲームに切り替える、気持ちの部分のパワーを蓄えることを大事にしていきたいと思います」

以上

▽試合後の選手コメント（2選手掲載。その他の選手はモバイルサイト【http://zelviamobile.jp/】の直撃！ゼルビア・リポートにて掲載します）

◯MF鈴木崇文選手
--まずは試合を振り返ってください。
「勝ち切らないといけない試合だったと思います。2点目というか、もっと点を取れたと思います」

--アシストの場面を振り返ってください。
「試合前のミーティングで、相手はマンツーマンディフェンスで、CBが食い付いてくるのでそこの裏を狙って行けと言われていました。健太郎（重松選手）もちょうど見えたので、クロスを上げました。健太郎がよく決めてくれたと思います」

--もっとゴールを取るためには何が必要だったのでしょうか？
「一つひとつのプレーの質が足りなかったと思います。相手にボールを持たせていて、奪ったあとにカウンターをしかけられそうなシーンが何度もあったのですが、プレーの精度が高ければシュートまでいけたと思います。一つひとつのプレーの質にこだわる必要があったと思います」

--最後に遠方まで駆け付けてくれたファン・サポーターの皆様へメッセージをお願いします。
「遠くまで来てくれたのに、内容も結果もふがいなく申し訳なかったです。次の山口戦には必ず勝って少しでも差を縮められるようにしたいと思っています。応援してください」

◯FW重松健太郎選手
--まずは試合の感想をお願いします。
「もったいない結果でしたけど、もう振り返っても仕方がないので、次に切り替えたいと思います」

--ゴールシーンを振り返ってください。
「ナイスボールが来たので、ただスラしただけです。あれはいつも狙っている形でそれが今日も出ただけです」

--2点目を取るためには何が必要だったのでしょうか？
「もっとミドルシュートを打っても良かったと思います。ゴールへの意識を高めれば、あんなに低い位置を取らなくても良かった。僕も含めて裏を狙うとか、もっとシュートを打ちたかったです」

--天皇杯の盛岡戦に続くゴールでしたが、盛岡は相性が良いのでしょうか？
「特に気にしてはいません」

--次節は首位のレノファ山口ＦＣとの試合です。次節に向けて意気込みをお願いします。
「対戦相手が山口だからではなく、いつもやることは一緒だと思います。僕たちはどの試合も勝たないといけませんし、オフを挟む形になりますが、良い準備をしていきたいと思います」

--最後に遠くまで駆け付けてくれたファン・サポーターの皆様へメッセージをお願いします。
「遠いところまで来ていただいてありがとうございます。いつも熱い応援をもらえるから僕たちも頑張れます。これからも応援をよろしくお願いします」

以上