○試合後の記者会見：相馬直樹監督
-まずは試合の感想を聞かせてください。
「2015シーズンの開幕戦に、たくさんの両チームのサポーターの方々に集まっていただいたことに感謝しています。素晴らしいシーズンの開幕になったと思っています。我々は今年、チームとしてＪ３優勝、Ｊ２昇格という目標を掲げてシーズンをスタートさせました。今日の開幕戦では、その意気込みと決意をファン・サポーターの方々にお見せしようと選手たちと準備をしてきました。そういった中で選手たちの頑張りをお見せすることはできたと思いますし、力のある長野さんを相手に硬さもあって拮抗した試合となりましたが、選手たちは攻撃する姿勢、チャレンジする姿勢を見せてくれたと思います。昨年は勝ち点1差で入れ替え戦出場を逃し、昇格を果たせませんでした。今日のゲームを勝ち点3につなげたかったのですが、勝ち点3を取るには足りない何かを、この段階で埋め切れなかったことも事実かなと思っています。選手、スタッフ、ゼルビアに関わるすべての方々が＋1というスローガンを掲げている中、勝つためにその＋1が足りませんでした。7,800人を超える観衆に勝利を見せたかったのですが、それは叶いませんでした。ただ、次につながるゲームはできたと思っています。今日の勝ち点1を次につなげるためにも、明日の練習試合を含めて、どうすれば＋1を達成できるか、勝ち点3を手繰り寄せるためには何が必要か、選手たちと考えながら第2節（YS横浜戦）に向けての準備を進めたいと思います」

-土岐田選手はボランチで出場しましたが、彼をそのポジションで使うメリットと彼の評価について聞かせてください。
「土岐田選手は我々のチームの中ではハンジェ選手（李漢宰）に次ぐ経験を持った選手です。Ｊ１、Ｊ２のカテゴリーでのプレーを経験し、昇格も降格も経験しています。ポジションも、もともとはFWでしたが、プロになってからはSBや中盤など、ほとんどのポジションをやっています。彼がサッカーを知っていることでチームに安定感をもたらしていますし、彼の最大の武器である身体能力の高さにも期待しています。彼は町田出身でもありますし、町田に帰って来たということで前半は多少硬かったですが、落ち着いてからはたくましいプレーを見せてくれたと思います」

-対戦してみての長野の印象について聞かせてください。
「当初の想定よりも非常に攻守でアグレッシブに戦ってきたなと思います。ただ、その中でもアグレッシブに戦うことは自分たちの土俵だと思っていましたし、自分たちの時間帯も増やせたと思います。でも最後の部分をやらせてもらえなかったので、長野さんの守備の強さを感じました」

以上