天皇杯 JFA 第105回全日本サッカー選手権大会
06月11日(水) 18:30 KICK OFF 町田GIONスタジアム試合終了

FC町田ゼルビア
2
0 - 0
2 - 1
1
京都産業大学
ゴール |
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スターティングメンバー |
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ベンチスタート |
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チーム監督 |
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選手交代 |
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警告 |
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データ | |
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警告/退場 | - / - |
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試合終了

FC町田ゼルビア
2
0 - 0
2 - 1
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京都産業大学
試合経過 | |
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○試合後の記者会見:黒田剛監督

–まずは試合の総括をお願いいたします。
「予想していた通り、大学生が勢いやパワーを持って試合に入ってきた中で、前線にクオリティーの高い選手たちが数人いた京都産業大さんが、対策も功を奏するような形で我々にとっては危ない場面を1つ、2つ作ってきました。1点を争うような試合になるだろうことは覚悟していた中で、先制されることは避けたかったのですが、先制されたことで難しい状況になりました。週末のリーグ戦は中2日で迎えるため、延長戦やPKに入ること、また敗戦は絶対に回避したいと思っていました。そういった展開になれば余計に疲労度も増しますから、普段リーグ戦に出ている選手を起用し、藤尾翔太を最前線で使うことによってチームに勢いが出ました。交代で出場した選手たちがしっかりとチームにクオリティーをもたらし、逆転してくれました。試合自体は難しい展開になりましたが、カップ戦は結果を出して次のラウンドに進むことが重要です。そういう意味ではヒヤッとはしましたが、結果が出てホッとしています。中2日でリーグ戦の湘南戦を控えていますから、またギアを入れ直して、後半戦のスタートを戦っていきたいです。出場した選手に関しては、疲労を取った上でコンディションを調整し、湘南戦に向けた準備をしていきます。
–同点ゴールを決めた藤尾選手がトップに入った際のプレーの評価を聞かせて下さい。
「配置としては2トップ気味にしました。最前線は藤尾にとって専門のポジションですし、その中で力を発揮してくれました。また相手を背負ってプレーすることで彼が持つ本来の巧みさを発揮できる状況を作れました。今季はオ セフンやミッチェル デュークがターゲットマンにいるため、藤尾はシャドーやウイングバックでの起用もありましたが、1つのオプションとして、藤尾を2トップで使えるメドが立ちました。最前線に藤尾を配置することで良いプレーを見せてくれたという印象を持っています」
–昨年度の大会は筑波大にPK戦で敗退しました。例えばその悔しさを引き合いに出してチームをマネジメントされてきたのでしょうか。
「相手の情報が多くあるわけではなかったですし、カテゴリーも違うため、世間一般的には我々が勝って当たり前と見られます。また結果が出なければ、“ジャイアントキリング”だとか、J1のクラブとしてどうなのかと、指摘されかねません。そういった周囲の声が聞こえてくるやりづらさもあった中で、昨季の悔しさを知る選手が3、4人いるという昨季の教訓を活かそうと、また大学生が相手でもリスペクトを欠くと、痛い目に遭うと伝えてきました。実際に京都産業大の選手たちは躍動し、パワーを持って、テクニカルな側面も発揮してきました。私も大阪の大学出身(大阪体育大)ですから、京都産業大さんと何度も対戦してきましたし、関西における名門の素晴らしさをベンチからもあらためて痛感しました。本当に素晴らしいチームでした」
–相馬勇紀選手が外に開いてクロスを入れる形を多用していました。それはベンチからの指示でしょうか。
「相手が先制したことで中は相当締められていましたし、中に人数を掛ける形を作ってきていました。また2トップにして、中の厚みを増やしていくことでクロスからの攻撃が有効になるだろうと変えました。さらに(バスケス)バイロンが入った後は、(望月)ヘンリー(海輝)が外に張り出して、バイロンを中に行かせて仕掛けることや、ワンツーでのパス交換も交えながらポケットを攻略しようという狙いで攻撃に変化を加えました。相手が恐らく守勢に回るだろうという中で、急遽変えた形に選手たちが良く応えてくれました。点を取るために形を変えざるを得ず、逆にカウンターを食らう形にはなりましたが、リスク管理としては、後ろが2センターバック気味になっても、ボランチの1枚が下がることで相手のカウンター対策はしていました。そうやっていくしかない状況になったため、右肩上がりのような状況になりました」
–京都産業大は従来4バックで戦ってきましたが、今日は3バックで臨みました。相手の分析が難しかったと思います。
「3バックを試しているという情報はあった中で、最終的に3バックで来るのか、4バックで来るのか、分からなかったですが、ポゼッション志向を少し封印しながら、こちらの背後を攻略しようと、積極的に最終ラインの背後を狙ってくる形も作ってきた印象です。また相手に厳しくアプローチすることでこちらがうまくいかない場面もありました。我々としては相手の高いライン設定を逆手に取る形ができれば良かったですが、京都産業大さんは我々の分析をしながら士気を高めてきましたし、昨年の筑波大と同様に、大学生チームのパワーのすごさを感じました」
以上
○京都産業大学:吉川拓也監督 会見要旨
「先制し、狙っていた展開でリードをしたまま残りの10分を迎えましたが、最後は相手の底力を感じました。日本を代表する選手たちがパワーを持って攻撃に出てきた時、我々は力不足だったために、1-2という悔しい結果になりました。立ち上がりから決して引くことなく、アグレッシブにハイプレスを掛けていくことは全部が全部狙えるわけではない中で、タイミング良く、前線の3選手はボールホルダーにプレッシャーを掛けることを徹底できていました。ラインを上げることの徹底も80分過ぎまではうまくできていましたが、最後は町田さんが4トップか5トップかと思うぐらいに前に選手を溜めてきた時、後ろの選手は足に負担が掛かっていたことが失点に影響したと思います」
以上
▽選手コメント

○奈良坂巧選手
–大怪我から復帰して以降、初めての公式戦での先発出場でした。どんな気持ちで臨んだのでしょうか。
「正直そこまでの重みのある一戦だったかどうかは別として、この試合でサッカー人生を変えてやるぐらいの気持ちで臨みました。またこの試合の成果次第で今後町田で試合に出られるかが決まるぐらいの気持ちでも臨みました」
–そういった尺度で測った場合、自己評価としてはいかがでしょうか。
「点数をつけるとしたら50点ぐらいの出来でした。大きく悪かったわけではないですし、ただ果たして良かったかと言われると、良かったと評価する方は周りにはいないだろうなと思うほどです。ただチームとしては難しい試合展開の中で先に失点をする形にはなりましたが、1失点で堪えることができれば、前線の選手のクオリティーを考えれば点を取ってくれるだろうと信じていました。それでも1失点は悔やまれますし、絶対にあってはならない失点だったことは確かです。ただもちろん悪いことばかりではなく、ラインコントロールで相手の攻撃を封じられるシーンを何度か作れたことは、個人的に ポジティブに捉えています」
○相馬勇紀選手

–PKを獲得するプレーに1ゴール1アシスト。途中出場での大活躍でした。
「僕も(早稲田)大学出身ですし、当時プロのチームと対戦する時は、絶対に自分の価値を示してやるという気持ちで臨んでいました。相手の気持ちも良く分かる中で彼らも頑張っていましたし、結構焦ってもいたのですが、とにかく勝てて良かったです」
–ギリギリの勝負でした。
「自分が通ってきた道なので、良い勝負をするだけでは良くないと思っていました。相手をリスペクトした上で絶対に勝たないといけないと思っていた試合で勝てて本当に良かったです」
以上