HIGHLIGHT

2023 明治安田生命 J2リーグ

07月09日(日) 18:00 KICK OFF 国立競技場
試合終了
FC町田ゼルビア
2
2 - 0
0 - 2
2
東京ヴェルディ
ゴール
2' 藤尾 翔太
38' 安井 拓也
スターティングメンバー
GK 23 ポープ ウィリアム
DF 2 奥山 政幸
DF 14 チャン ミンギュ
DF 34 藤原 優大
DF 22 翁長 聖
MF 27 平河 悠
MF 33 松井 蓮之
MF 18 下田 北斗
MF 41 安井 拓也
FW 11 エリキ
FW 25 藤尾 翔太
ベンチスタート
GK 42 福井 光輝
DF 26 カルロス グティエレス
MF 16 宇野 禅斗
MF 19 稲葉 修土
FW 9 沼田 駿也
FW 7 荒木 駿太
FW 30 中島 裕希
チーム監督
黒田 剛
選手交代
52' 安井 拓也 → 荒木 駿太
77' 松井 蓮之 → 宇野 禅斗
77' 下田 北斗 → 稲葉 修土
77' 奥山 政幸 → カルロス グティエレス
88' 藤尾 翔太 → 中島 裕希
警告
退場
データ
FK 8
CK 1
PK 0
シュート 5
警告/退場 0 / 0
ゴール
73' 染野 唯月
83' 染野 唯月
スターティングメンバー
GK 1 マテウス
DF 6 宮原 和也
DF 15 千田 海人
DF 3 谷口 栄斗
DF 2 深澤 大輝
MF 22 甲田 英將
MF 39 染野 唯月
MF 7 森田 晃樹
MF 25 稲見 哲行
MF 20 北島 祐二
FW 27 山田 剛綺
ベンチスタート
GK 41 飯田 雅浩
DF 16 山越 康平
DF 26 加藤 蓮
MF 8 齋藤 功佑
MF 23 綱島 悠斗
MF 40 新井 悠太
FW 29 河村 慶人
チーム監督
城福 浩
選手交代
46*' 千田 海人 → 加藤 蓮
46*' 北島 祐二 → 齋藤 功佑
66' 谷口 栄斗 → 山越 康平
66' 甲田 英將 → 新井 悠太
80' 山田 剛綺 → 綱島 悠斗
警告
40' 深澤 大輝
85' 染野 唯月
90' 新井 悠太
退場
データ
FK 13
CK 9
PK 0
シュート 10
警告/退場 3 / 0
入場者数 天候 / 気温 / 湿度 ピッチ
38,402 曇 / 29.3°C / 61% 全面良芝
主審 副審 第4の審判員
清水 勇人 田中 利幸、木川田 博信 植松 健太朗
試合終了
FC町田ゼルビア
2
2 - 0
0 - 2
2
東京ヴェルディ
試合経過
前半0分

町田ボールでキックオフ、試合開始

前半0分

町田の直近5試合は3勝2分け0敗。東京Vの直近5試合は3勝1分け1敗。両者の過去対戦成績は7勝5分け5敗と町田の勝ち越し

前半0分

町田 エリキは直近のリーグ戦5試合で7得点2アシストを記録

前半2分

町田 ゴール!!!平河の浮き球をエリキが技ありのパスで安井へつなぐと、安井はディフェンスラインの背後へダイレクトで浮き球のパスを送る。すると、エリキが抜け出し、GKと1対1の場面を迎えてシュートを放つ。これはGKに阻まれるが、こぼれ球に反応した藤尾が冷静にゴールに決め、先制に成功する

前半2分

町田 今季のリーグ戦、先制に成功した試合は18試合。15勝2分け1敗で勝率は83.3%

前半6分

町田 藤尾が右サイドの相手陣深くでうまく体を使ってボールをキープするが、DFの激しい寄せに遭い、ボールを失う

前半12分

町田 ボールを保持される展開が続くが、強度の高い守備で対応している

前半18分

町田 ボールを奪うと、シンプルに前線へ預けてカウンターを狙っている

前半22分

町田 右サイドの相手陣中央でFKを獲得

前半23分

町田 キッカーの下田は左足でクロスを上げる。ニアサイドで味方が飛び込むも、手前でDFにクリアされる

前半23分

町田 右CKを獲得

前半24分

町田 キッカーの下田はショートコーナーを選択。味方からのリターンパスを受けると、左足でクロスを上げる。ボールはファーサイドへ向かい、翁長が合わせるも、惜しくも枠を外れてしまう

前半32分

町田 エリキが足を押さえて倒れ込んでしまう

前半33分

町田 エリキはスタッフともに、ピッチの外へ向かっている

前半35分

町田 エリキはプレーに復帰している

前半35分

町田 相手陣でボールを奪うと、最後はエリキからのパスに反応した松井がペナルティエリア内から右足でシュートを放つ。しかし、DFの素早い寄せに遭い、ゴールとはならない

前半38分

町田 ゴール!!!下田が相手のトラップ際を狙ってプレスを掛けて高い位置で奪うと、ボールは前線のエリキの下へ。エリキが安井へつなぐと、安井はペナルティエリア内からダイレクトで冷静にゴール左へシュートを決める

前半40分

東京V 深澤にイエローカード

前半46分

アディショナルタイムは4分の表示

前半47分

町田 藤尾が右サイドの相手陣浅い位置から右サイドの相手陣深くへスルーパスを送る。平河が走り込み、右足で低い軌道のクロスを送るが、DFにクリアされてしまう

前半50分

前半終了。2-0と、町田のリードで試合を折り返す

後半0分

東京Vボールでキックオフ、後半開始

後半0分

東京V 15千田OUT→26加藤蓮IN

後半0分

東京V 20北島OUT→8齋藤IN

後半2分

町田 前半に引き続き、自陣で守備ブロックを形成し、カウンターを狙っている

後半7分

町田 41安井OUT→7荒木IN

後半9分

町田 下田が中央から左サイドへ展開。翁長が左サイドの相手陣深くから右足でクロスを上げると、荒木が反応する。しかし、わずかに合わず、DFにクリアされてしまう

後半14分

町田 エリキはライン間でボールを受け、チームの攻撃を活性化させている

後半16分

町田 ショートカウンターを展開。平河がペナルティエリア右へドリブルで持ち上がり、右足でシュートを放つ。ボールは勢いよく飛ぶが、勢い余って枠の上に外れてしまう

後半19分

町田 守備時には中央を固めて相手をサイドへ誘導している

後半20分

町田 ボールを奪うと、攻め急がずにゆっくりとパスをつないでいる

後半21分

東京V 3谷口OUT→16山越IN

後半21分

東京V 22甲田OUT→40新井IN

後半28分

両チームともにカウンターから決定機を作るが、どちらもゴールには至らない

後半28分

東京V 染野が得点

後半32分

町田 18下田OUT→19稲葉IN

後半32分

町田 33松井OUT→16宇野IN

後半32分

町田 2奥山政OUT→26CグティエレスIN

後半34分

町田 左サイドの相手陣深くでスローインを獲得すると、翁長がロングスローを供給。しかし、味方には合わず、DFにクリアされてしまう

後半35分

東京V 27山田OUT→23綱島IN

後半38分

東京V 染野が得点

後半40分

東京V 染野にイエローカード

後半43分

町田 25藤尾OUT→30中島IN

後半44分

町田 最終ラインまでプレスを掛け、高い位置でのボール奪取を狙っている

後半45分

町田 右サイドの相手陣浅い位置でFKを獲得

後半45分

東京V 新井にイエローカード

後半46分

町田 キッカーが右足でクロスを上げると、中島が頭で合わせ、ヘディングシュートを放つ。しかし、このボールは枠を外れてしまう

後半46分

アディショナルタイムは6分の表示

後半49分

町田 エリキが味方からのロングパスに反応し、ディフェンスラインの背後に抜け出す。そのまま右足でシュートを放つが、枠の上に外れてしまい、ゴールとはならない

後半52分

試合終了。2-2で引き分けに終わった

○試合後の記者会見:黒田剛監督
–まずは試合の総括をお願いいたします。
「立ち上がりから国立というピッチの重圧やプレッシャーに押し潰されることがないように、試合の入りが大事だという話をしている中で、2点を先行し、前半を終えられたことはとても評価できることです。まさにそこまではプラン通りでした。そして後半の序盤に荒木(駿太)を入れてからは、相手との噛み合わせを良くする上で形を変えました。その後は後半の20分過ぎから30分近くまでは相手がなかなか入って来られない状況を作れましたが、疲労のある選手を交代していきました。交代選手の出来が良かったとか悪かったとかそういった話ではなく、この国立というピッチの雰囲気に対して、選手たちが少し浮き足立っていました。疲労感はあったと思いますが、もっともっとできたことはあったなという印象です。いずれにしてもサイドからのクロスによる失点は何試合もしていなかったですが、その形からミスがまだまだ出てくるようでは甘いなと思います。クロスに対しても、寄せ方が甘くなる時間帯もあったと感じています。リーグ戦であるため、これが今季最終戦ではないですし、勝ち点1を取れたことをポジティブに捉えて、ヴェルディさんとの勝点差が縮まったわけではないですから、多くの反省材料を持ちながら次の試合を迎えられること、また足踏み状態であることが逆にポジティブな材料に繋がるかなと思っています。選手全員に対しては上を向いて、次の試合に向けた準備をしていこうという話はしました。国立には3万8,402人ものお客さんに詰め掛けていただき、ありがとうございました。今後も町田に対しての大きな期待を持っていただけるように、またこの国立のピッチに恥じることがないような町田にしていけたら、との想いを強くしました」
–青森山田高の選手たちが高円宮杯プレミアリーグを終えて、国立に駆けつけたと聞いています。町田のサポーターの方々に見せたいこともあったと思いますが、彼らに何かを見せたかったのでは。
「試合中は何も考えていませんでしたが、昨年までは私も高校サッカーに携わってきましたし、教え子である藤原優大や宇野禅斗も出場する形になりました。先輩として夢を抱かせるような想いを見せることができたとは思っています。またこういう雰囲気の中で自分たちに何ができるか。それを考える意味でも、彼らにとっては貴重な機会になったのではないでしょうか。私もまだ高校とも繋がっていますし、こういった形で教え子たちが国立を訪れる機会があったことに感謝しています。必死にボールを追いかける姿や、体を投げ出したり、そういったシーンを見ることで彼らも勉強してほしいと思いますし、もっと夢や感動を与えられるようなものを今後も見せていきたいです」
–国立開催はクラブにとって意味のある試みだったと思いますが、今回の国立開催がクラブにもたらす意義をどう考えていますか。
「ここまで首位を走っていること、また体制も変わり、新しいFC町田ゼルビアというクラブが勢いを増し、本気でJ2優勝とJ1優勝を目指す姿を見たいと、この国立にお越し下さったと思います。中位や下位ではこれだけの観衆が詰め掛けて下さったかは分かりませんし、皆さんの期待に応えられたかは分かりませんが、またこの国立でファン、サポーターの皆様が声援を送りたいという気持ちが癖になるぐらいに芽生えて下さるとうれしいです。経験だけではなく、成果を持ち帰ることができれば良かったのですが、それができずに残念です。ただ国立開催をするにあたって、いろいろな方々にご協力いただいたことに対して、私の立場から感謝の気持ちを申し上げます。またこの舞台でやりたいという気持ちが、選手の中に芽生えたと思いますので、もう一回り強くなって、また国立に帰ってきたいです」
–3枚代えの際にカルロス グティエレス選手らを投入し、3バックの形にしました。その意図や交代策をもっと早くすべきだった、もしくは変えない方が良かったと思っているようなことはありますか。
「1点差に追いつかれた場面は対応した奥山(政幸)のマークがややボケていました。またGKも前に出た以上は触らなければなりません。ただ相手はパワープレーを仕掛けてきていましたし、セットプレーに関しても、(ミッチェル)デュークがいない分も不利だった部分もあります。クロスに対して、カルロスを入れることではじき返したいという狙いはありましたが、これはあくまでも結果論です。改めて映像を見返して、検証していきたいと思います」
–相手のヴェルディが強い気持ちで臨んでくる中で、何かメンタルの面で選手へのアプローチはしましたか?
「報道でも出ているように、バスケス バイロンが加入したことを含めて、相手にとってはモチベーションが上がる状況だったと思います。恐らく相手は噛みついてくるような状況が想定される中で、我々としてはもう一段階大人のチームになっていくことを目指すのであれば、そういったことに一喜一憂することなく、切り替えを速くし、冷静に平常心でしっかりと町田のサッカーをしていこうと伝えてきました。私も経験上、国立での試合は開始10分程度で失点し、負けたこともあります。そういった反省を踏まえて、波に乗りきれずに立ち上がりから失点をすることがないようにと冷静に対応するように話していたことで前半の入りは良かったと思いますが、後半に関しては、入りが良くなかったです」
–2点を決められた染野唯月選手とは高校サッカーを指導していた時にも対戦しています。当時と今回の対戦でどんな変化を感じましたか。
「選手権の準決勝で3点を取られたことを覚えていますし、山中真コーチも柏レイソルのアカデミーの時に3点を取られたことがあると話していました。彼の怖さは我々コーチ陣の方が理解していましたし、実際に一発を決める力もあります。またヘディングは高さがあるだけではなく、強さもあります。そういった意味では一瞬のチャンスで決めきる力のすごさは感じます。今日もやられたなという印象です。我々のミスもありますが、チャンスを決めてくる力がありました」
以上
○東京ヴェルディ:城福浩監督 会見要旨
「正直、勝ちたかったです。先に2失点したことで難しくなりましたが、サッカーをやっていれば必ずチャンスがあると思っていました。ただ選手たちは辛抱強く、我慢強く、追い付いてくれました。またサポーターの皆様の力も非常に強く感じていただけに、この結果は無念にしか感じていません。連戦はあと2試合あるので、今日の気持ちを持って今後も戦っていきたいです」
以上
▽選手コメント
○藤尾翔太選手

–開始早々の先制点の場面を振り返って下さい。
「(安井)拓也くんからエリキにボールが入った時に、そこからチャンスが来たら良いなと思っている中で、ボールがこぼれてきて、うまく決められて良かったです。ボールが来そうだなという位置にいられたことも大きかったです」
–国立という大舞台を経験して、どんな想いでいますか。
「初めての国立でもっと硬くなるかなと思っていたのですが、意外と平常心でプレーできました。会場に着いてからはいつもと違う感覚になりましたが、時間が経つにつれて落ち着いてきましたし、試合が始まる頃には集中して平常心で臨めました」
○宇野禅斗選手

–高校選手権で経験している国立の舞台が怪我からの復帰戦となりました。
「3カ月近くリハビリ期間が続き、怪我が回復しきれずに時間は掛かりましたが、国立という舞台で復帰できたことはいろいろな方々に感謝しなければなりません。復帰するまでいろいろな方々に携わっていただき、皆さんに感謝したいです。ただ今回は練習試合もこなしていないですし、ゲーム形式の練習に入ることもなく、メンバーに選んでいただきました。ぶっつけ本番に近い形でしたが、自分のやるべきことは明確でしたし、やるべきことも理解してピッチに立ちました」
–強い気持ちで途中からピッチに立った分も、追い付かれたことに残念な想いでいるのでは。
「他の交代選手と共に流れを変えるつもりで入りましたが、その思いとは裏腹に結果的に追い付かれてしまったことに関しては責任を感じています。チームを勝利に導けなかったことは大いなる反省点です」
以上