HIGHLIGHT

2023 明治安田生命 J2リーグ

02月26日(日) 14:00 KICK OFF 町田GIONスタジアム
試合終了
FC町田ゼルビア
2
1 - 0
1 - 0
0
ザスパクサツ群馬
ゴール
38' 池田 樹雷人
84' 翁長 聖
スターティングメンバー
GK 23 ポープ ウィリアム
DF 2 奥山 政幸
DF 14 チャン ミンギュ
DF 4 池田 樹雷人
DF 22 翁長 聖
MF 8 髙江 麗央
MF 10 髙橋 大悟
MF 18 下田 北斗
FW 27 平河 悠
FW 15 ミッチェル デューク
FW 11 エリキ
ベンチスタート
GK 50 バーンズ アントン
DF 26 カルロス グティエレス
DF 6 太田 宏介
MF 19 稲葉 修土
MF 32 黒川 淳史
FW 9 沼田 駿也
FW 7 荒木 駿太
チーム監督
黒田 剛
選手交代
69' エリキ → 荒木 駿太
81' 下田 北斗 → 稲葉 修土
81' 髙橋 大悟 → 沼田 駿也
90+1' 翁長 聖 → 太田 宏介
90+1' 平河 悠 → 黒川 淳史
警告
退場
データ
FK 15
CK 2
PK 0
シュート 11
警告/退場 0 / 0
ゴール
スターティングメンバー
GK 21 櫛引 政敏
DF 19 岡本 一真
DF 24 酒井 崇一
DF 3 畑尾 大翔
DF 36 中塩 大貴
MF 28 長倉 幹樹
MF 33 細貝 萌
MF 38 天笠 泰輝
FW 7 川本 梨誉
FW 13 武 颯
FW 10 佐藤 亮
ベンチスタート
GK 42 石井 僚
DF 2 城和 隼颯
MF 17 山中 惇希
MF 27 奥村 晃司
MF 15 風間 宏希
FW 9 北川 柊斗
FW 23 平松 宗
チーム監督
大槻 毅
選手交代
64' 川本 梨誉 → 山中 惇希
71' 細貝 萌 → 風間 宏希
71' 武 颯 → 平松 宗
85' 中塩 大貴 → 北川 柊斗
警告
7' 酒井 崇一
37' 川本 梨誉
79' 天笠 泰輝
退場
データ
FK 13
CK 5
PK 0
シュート 8
警告/退場 3 / 0
入場者数 天候 / 気温 / 湿度 ピッチ
3,160 晴 / 9.6°C / 20% 全面良芝
主審 副審 第4の審判員
清水 修平 藤井 陽一、小出 貴彦 松澤 慶和
試合終了
FC町田ゼルビア
2
1 - 0
1 - 0
0
ザスパクサツ群馬
試合経過
前半0分

町田ボールでキックオフ、試合開始

前半0分

両者の過去対戦成績は6勝4分け2敗と町田の勝ち越し

前半2分

町田 右サイドの相手陣浅い位置でFKを獲得する

前半2分

町田 キッカーの下田が左足を振り抜くと、ボールはペナルティエリア左に飛ぶ。池田が反応して飛び上がるも、寄せてきた相手に阻まれてしまう

前半3分

町田 チャンミンギュが武と接触して倒れ込んでいる

前半5分

町田 エリキがペナルティエリア手前の中央で味方からの縦パスを受けると、前を向いて右足を振り抜く。ボールは地をはって飛んで行くが、枠の左に外れてしまう

前半7分

群馬 酒井にイエローカード

前半7分

町田 相手陣中央の左でFKを獲得する

前半8分

町田 キッカーの高江が右足で浮き球のパス前線に送る。ボールはペナルティエリア内に飛ぶが、相手にクリアされてしまう

前半9分

町田 奥山政が相手陣中央の左から右足を軽く振り抜くと、ボールはペナルティエリア右に飛ぶ。しかし、味方には通らない

前半10分

町田 高橋大が左サイドの相手陣中央で味方からの横パスを受けると、左足でクロスを送る。しかし、ボールは飛び出してきた相手に至近距離でブロックされてしまう

前半11分

町田 高江が中央から右サイドへ斜めの浮き球を送る。平河がうまいトラップで収め、相手をかわして右サイドの相手陣深くから右足でクロスを送る。しかし、味方には通らない

前半13分

町田 自陣でパスを回して左サイドに展開。平河が受けるが、相手の寄せに遭ってマイナスの味方にボールを預ける

前半14分

町田 Mデュークがペナルティエリア中央で味方からのクロスを胸でトラップするが、ボールを収められない

前半21分

町田 エリキがペナルティエリア内でこぼれ球を追い掛けると、ペナルティエリア右から右足で浮き球のパスを中央に送る。Mデュークが頭で合わせようとするが、相手にクリアされてしまう

前半26分

町田 翁長が左サイドの相手陣深くからロングスローをペナルティエリア内に供給。しかし、チャンスにはならない

前半26分

町田 チャンミンギュがペナルティエリア中央で味方からのクロスに反応。飛び上がってヘディングシュートを放つが、ボールは櫛引の正面に飛んで行ってしまう

前半31分

町田 エリキがペナルティエリア手前の右でこぼれ球を追い掛けるが、相手に進路を阻まれてしまう

前半32分

町田 自陣の味方から左サイドの相手陣中央にロングボールが供給される。Mデュークが胸で落とすと、ヒールで前方にパスを出す。翁長が走り込んで左サイドの相手陣深くからクロスを送ると、エリキが飛び込む。しかし、相手にクリアされてしまう

前半32分

町田 エリキがペナルティエリア手前の中央に出されたパスに反応。走り込んで左足を思い切り振り抜くが、ボールは地をはって枠の右側へと外れてしまう

前半34分

町田 エリキが相手のクリアボールからのこぼれ球を追い掛けてボールを収めると、ペナルティエリア右に進入して左足を振り抜く。しかし、ボールは枠をとらえられない

前半37分

群馬 川本にイエローカード

前半37分

町田 右サイドの相手陣深くでFKを獲得する

前半38分

町田 ゴール!!!キッカーの下田が短い助走から左足を振り抜くと、ボールはペナルティエリア中央に飛んで行く。すると、池田がゴール前に飛び込んでヘディングシュートを放つ。ボールはゴール中央に決まってネットを揺らし、先制に成功する

前半43分

町田 Mデュークが右サイドの相手陣深くでボールを追い掛ける。相手に寄せられるが、競り勝ってボールを奪取。ドリブルを仕掛けるが、クロスには至らずにマイナスの味方にボールを預けて攻撃を組み立てる

前半46分

アディショナルタイムは2分の表示

前半48分

前半終了。1-0と、ホームの町田のリードで試合を折り返す

後半0分

群馬ボールでキックオフ、後半開始

後半1分

町田 Mデュークが左サイドの相手陣中央でボールを追い掛けるが、相手に倒されてFKを獲得する

後半2分

町田 キッカーの高江が短い助走から右足で低めのクロスを送るが、ボールは相手に頭でクリアされてしまう

後半3分

町田 平河が右サイドからクロスを送るが、相手に頭でクリアされてしまう。それでも、翁長がクリアボールのこぼれ球に反応してペナルティエリア手前の中央に走り込むと、右足を振り抜く。しかし、ボールは櫛引の正面に飛んでしまう

後半8分

町田 高橋大がペナルティエリア左に進入して左足を振り抜く。しかし、ボールは枠の上に外れてしまう

後半14分

町田 平河がペナルティエリア手前の右で味方からのスルーパスに反応して前に走り込むが、ボールは相手にカットされてしまう

後半16分

町田 自陣でFKを獲得する。キッカーの味方が右足で前線にロングボールを送ると、ペナルティエリア手前の右でMデュークが頭で落としてボールを右サイドに流す。しかし、味方には通らない

後半19分

群馬 7川本OUT→17山中IN

後半22分

町田 Mデュークが細貝と競り合って倒れ込むが、プレーに復帰する

後半24分

町田 11エリキOUT→7荒木IN

後半26分

群馬 33細貝OUT→15風間IN

後半26分

群馬 13武OUT→23平松IN

後半32分

町田 自陣でFKを獲得する

後半33分

町田 キッカーのポープが右足で前線にロングボールを送るが、最終的にチャンスは生まれない

後半34分

町田 平河がボールを追い掛けてペナルティエリア手前の右に走り込む。しかし、相手の伸ばした足に引っ掛けられて倒れてしまう。FKを獲得する

後半34分

群馬 天笠にイエローカード

後半35分

町田 キッカーの下田がゆっくりとした助走から左足を振り抜く。しかし、ボールは相手に当たって右CKを獲得する

後半36分

町田 キッカーがクロスを送ると、ゴール前のMデュークが反応して飛び上がる。しかし、シュートには至らない

後半36分

町田 18下田OUT→19稲葉IN

後半36分

町田 10高橋大OUT→9沼田IN

後半39分

町田 沼田がペナルティエリア左で相手と競り合うが、左サイドの相手陣深くで倒されてFKを獲得する

後半39分

町田 ゴール!!!キッカーの翁長が右足を振り抜くと、カーブが掛かったボールはそのままゴール右隅に吸い込まれてネットを揺らす。追加点を得る

後半40分

群馬 36中塩OUT→9北川IN

後半43分

町田 沼田が左サイドの相手陣中央から前にボールを運ぶ。しかし、相手に寄せられてマイナスの味方にボールを預ける

後半46分

アディショナルタイムは4分の表示

後半46分

町田 22翁長OUT→6太田IN

後半46分

町田 27平河OUT→32黒川IN

後半50分

試合終了。2-0でホームの町田が勝利

○試合後の記者会見:黒田剛監督
–まずは試合の総括をお願いいたします。
「前節の仙台戦と変わって、髙橋大悟とエリキのポジションを入れ替えてスタートしました。トップ下を配置するというよりは、2トップを縦関係にする4-4-1-1でスタートしましたが、プレスが掛かっている時は良いのですが、2トップが左右にポジションを取った際はボランチにパスが通されてしまう状況が結構ありました。ハーフタイムには相手のボランチに対して、規制を掛けるために、あまり左右に広がらないように指示を出しました。ただ牽制はできていたのですが、前に規制を掛けることができず、ステイをしてしまうことで押し込まれる時間がありました。外国籍選手でもあるので、伝えることが難しかったのですが、エリキに代えて、荒木駿太を入れ、もう1回スイッチを入れることにより、ボールを奪う形を作れるようになりました。1週間の準備を通じて、群馬さんは後ろに重きを置いて、カウンターやリスタートを勝負どころに戦ってくるという感覚はあったので、こちらもリスタートを大事にすること、また後ろに重きを置かれた際にバイタルエリアを攻略できないような時は、リスタートで崩そうということは、練習してきた形です。またリスタートで実際に2点を取れました。開幕2試合を通じて、失点はゼロですが、決定機を作られていることを考えると、まだまだ修正の余地はありますが、良い循環にはなっているのかなと思います。次はアウェイゲームになるので、私自身も初めての経験になります。選手とも話しながら、改善したいことは改善をして、次のアウェイゲームに臨みます」

–最前線の守備に関して、左右のサイドハーフと連係しながら、もっと制限を掛けてほしいという意図があったのでしょうか。
「2人が歩いてしまうような状況でボールに対してあまり制限が掛かっていなかったので、制限を掛けてくれれば、自ずとサイドにボールが流れていったと思います。サイドへボールが流れると、こちらも守備をしやすくなりますが、中央に通されるケースが結構出てきたので、そのあたりの修正を施しました」

–相手の立ち位置の状況もあると思いますが、岡本一真選手に対して、翁長聖選手が前からアプローチに行き、髙橋大悟選手がそこに連動しながらプレスを掛ける形もありました。布陣が変化するような形にも見えましたが、事前からそんな狙いがあったのでしょうか。
「どちらかと言うと、相手のサイドバックが高い位置を取る中で、大悟を中に入れて、翁長を前に出すことはトレーニングの中でもやってきましたが、その時の守備の連係があまり良くありませんでした。ただそれほど気にせずに、4-4-2の形を維持することと、エリキを縦関係に置いて、エリキにもう少し守備をさせる形を作りたかったのですが、頑張ってくれたものの、90分のスパンでは継続してなかなかできませんでした。ハーフタイムで詰めたことに関しては、後半はだいぶ修正できました。前へ取りに行く形ができずに守勢に回る時間もありましたが、選手を入れ替えることでもう一度スイッチを入れて直そうという中では、残りの時間はまた攻勢の時間帯を作ることができました」

–エリキ選手の攻撃の部分でいろいろなアイデアを出した時に、チャンスになりそうな場面がありましたが、エリキ選手がセンターFWに入るメリットは?
「1つはミッチェル・デュークとの関係性かなと思っています。デュークがハイボールには強いので、デュークにボールが入った中で、その落としのボールに反応することを促していますが、ポジションを落としてボールを受けたがる傾向があるので、難しい部分もあります。ブラジル人選手の自分がゴールを決めたいという欲がある中でコンビネーションプレーを合わせていくことは今後の課題です。ただエリキが中央にいることは相手にとっては脅威でしょうから、脅威を与えつつ、守備の部分も併用してできるようになれば、我々の意図することができるようになるのかなと思っています」

–セットプレーからの2ゴールで勝ち切るあたり、黒田監督が率いるチームらしい勝ち方に見えます。その点はいかがでしょうか。
「簡単に言うと、何でもできることが理想なのでしょうが、J2の他のチームとの力関係を踏まえ、どちらがイニシアチブを握るかという意味では、リスタートから点を取れるチームが多くあります。また我々にとってのリスタートにおける優位性を活かして、リスタートから点を取れるとだいぶ試合展開は楽になるというか、精神的に安定する部分があるだけに、なんとかリスタートなりで先制点が欲しかったです。今日は下田北斗からいくつも良いボールが入りましたし、先制点は良い形でのゴールシーンだったと思います。リスタートで決まったと言っても、1点は1点に変わらないので、とても良かったと思います」

–翁長聖選手の直接FKのゴールは意外性がありました。
「落差のあるボールでしたし、見ているこちら側もビックリしました。相手チームも驚くようなシュートだったのかなと思います」

–試合終了の笛が鳴った直後は、比較的淡々としていた印象です。プロ監督としての初勝利の瞬間は、どんな想いでしたか。
「交代選手がかなり機能したなという印象を受けました。守勢に回る時間帯もありましたが、荒木駿太や沼田駿也、ボランチの稲葉修土らが入ることで、ボールを奪えることが増えたり、相手に規制を掛けられるようになったりすることが増えたため、他の選手も再びエンジンが掛かるような形になりました。あれを見た時に、やられる感じはしなくなりましたし、これでクロージングできるなという感覚を覚えたため、そんなことからホッとして安心したような表情に出たのかなと思います。サポーターの皆様がいて、サポーターの皆様に支えられながら、サッカーができる環境を与えていただいている中で、その重みを感じます。これからも僅差のゲームが続くでしょうし、こういう試合があと40試合も続くのかと思うと、もっと減らしてほしいなと思います(笑)。また安堵感を覚えるためにも、この1勝がいつ来るのか。私としては初めての経験なのでうれしいです。次の試合、またその次の試合と、ポジティブな状況でトレーニングをしていきたいことを思うと、勝つことが一番良い材料なので、とても良かったと思います」

–池田樹雷人選手が先制点を取りました。空中戦やヘディングが強い選手ですし、黒田監督から獲得のリクエストなどは出されたのでしょうか。
「空中戦に強いセンターバックの必要性は感じていましたし、私は高校選手権があったため、そこまで編成に関わったわけではないです。ただ青森山田高ではないですが、ボール際で強さを発揮する、リスタートに強いセンターバックが必要という中で強化部がチョイスしてくれた選手です。我々にとっては、欠かせない選手の1人ですし、ましてや左足でのフィードができることも有能なセンターバックとして起用しています。ゴールも決めてくれたということで、良かったなと思っています」

–相手に櫛引政敏選手や天笠泰輝選手など、教え子がいる状況で試合をすることは、特別な感情があったのでは?
「昨年までは教え子の活躍を応援する立場でした。そういう選手たちと対戦できることは感慨深いものはありますが、これから残り40試合もやっていく中で、教え子もたくさんいますし、楽しみである一方、負けたくないという気持ちもあるため、複雑な心境です。でも卒業生たちとスタジアムで会って、話ができることはとてもうれしいです。教え子との再会をポジティブに捉えながら、1年間を通じて、対話ができたり、ピッチ上で戦っている姿を見られることは、ありがたい時間をいただいているなと思っています」

–リーグ戦は残り40試合。プロの試合の重みは、また高校サッカーとは1試合の重みが変わってくると思われます。
「高校サッカーもJリーグも1つの想いを背負ってやることに違いはないと思いますが、1つのクラブの組織が、チームが勝つことで活性化したり、この地域の方々を笑顔にすることも、我々の1つの役目だと思っています。勝った時は応援して下さる方々が幸せな1週間を過ごすことに繋がりますし、我々はそういった想いを背負って戦うことになります。その重圧は選手権とは違うものです。開幕の仙台戦を終えたあとも、次の試合で勝てるのかどうか、もがき苦しんだ、不安な時間もあったので、この1勝は自分にとっても良いものになりました」

以上