トップチームは30日（日）午後1時より、岩手県営運動公園陸上競技場で天皇杯1回戦・グルージャ盛岡戦を行います。オフ明けの26日（水）、小野路グラウンドで約1時間半、練習を行いました。

この日は雨の中、主にパス回しとフィジカルトレーニングを実施。フィールドプレーヤーはウォーミングアップのあと、天皇杯用のボールを使ってパスコンを行い、その後に、サーキットトレーニングに取り組みました。ボールはやはり、普段使用するアディダス製とはことなるようで、感触をたしかめながら蹴っていました。

GK陣はウォーミングアップの後、様々な形で負荷をかけながら基礎練習を実施。キャッチングにパンチング、時にはバウンドボールと、フィールドプレーヤー以上に、天皇杯用ボールの硬さや揺れ、感触をたしかめながら練習に励みました。

クラブとしては天皇杯は2012年以来のうえ、勝てば名古屋グランパスと対戦できるということで、気合十分です。また、グルージャ盛岡とは天皇杯で対戦直後の9月13日（日）にリーグ戦で対戦するのもあり、何としても勝っておきたいという思いで取り組んでいます。

天皇杯で勝つことは、全国にクラブと町田市をアピールすることができますし、公式戦でＪ１・Ｊ２クラブに挑戦できるチャンスとなります。クラブとしては一戦必勝で、一つでも上に行けるように頑張りますので、皆様、応援をよろしくお願い致します。

尚、練習後に平選手に話を伺いました。

○DF平智広選手
–天皇杯1回戦のグルージャ盛岡戦に向けて練習がスタートしました。初日の練習を終えてどうですか？
「この間の東京都サッカートーナメントで優勝し、天皇杯出場を決めたのもあって、良い雰囲気で練習ができたと思います」

–個人的なコンディションはどうですか？
「初めてボランチで90分間出場して、思っていた以上に疲れはあるのかなという感じはありましたが、オフ明けから良いトレーニングができたので、次に向けて良い準備ができたと思います」

–改めて自分がキャプテンマークを巻いた試合で、勝利して優勝するというのはどんな気分ですか？
「意識しすぎないようにやっていたんですけど、キャプテンである以上、周りのこととか、試合の流れとかを考えながらやりました。1点獲られたときに、チームをもっと鼓舞してチームを勝利に結び付けたいと思っていました。結果的に2-1で勝てたので良かったと思います」

–天皇杯の本選出場は平選手としては初めてだと思いますが、天皇杯に対する思いやイメージはどうですか？
「そうですね。学生時代はテレビで見て、大学生がＪリーグのクラブに勝つとか、そういうのをすごいなと見ていました。実際、予選ですけど、大学生と公式戦で対戦して勢いを感じましたし、下のカテゴリーのチームが、上のカテゴリーのチームに勝つことはありえるんだと身をもって感じました。今度は自分が上のカテゴリーのチームと公式戦で対戦できるチャンスなので、すごく楽しみです」

–そんな天皇杯ではどういう結果を残したいですか？
「自分たちより、下のカテゴリーのチームや同じカテゴリーのチームには負けたくないですし、上のカテゴリーのチームとは勝ち進めば、戦うチャンスがあると思うので、自分たちの力を発揮して、勝つことを目標にレベルの高いサッカーができることを見せつけたいと思います」

–1回戦に勝てば、名古屋グランパスと対戦できます。
「公式戦でＪ1のチームと対戦する機会はないので楽しみです。そのためにも盛岡に勝ちたいです」

–グルージャ盛岡に関しては第3クールが始まって、再びすぐに対戦すると思います。リーグ戦を考えても、勝っておきたいというのがあるんじゃないでしょうか。
「それもそうですし、第2クールで負けた相手なので勝ちたいです。もちろん、第3クールでもすぐ対戦するので、ここでもう1回、嫌なイメージを与えておかないとリーグ戦で苦労すると思うので、しっかりと準備して戦いたいです」

–天皇杯に出て勝つことでゼルビアの名前が全国に広まることを楽しみにしているファン・サポーターの皆様もいると思います。最後に意気込み、メッセージをお願いします。
「いつも応援ありがとうございます。早稲田大学戦も現地まで来てくれて、力になりました。天皇杯はどのチームにも優勝の可能性があるということで、少しでも勝ち上がることでゼルビアの名前が、全国の皆さんに知ってもらえる機会でもあります。それは自分たち次第ですが、しっかり戦って、それができるように少しでも多くのサポーターの皆さんの熱い声援で僕たちを後押ししてくれたら力になるので、ぜひ現地で応援をよろしくお願いします」

以上

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