※これは日頃のスクールでコーチが感じたことなどを書かせて頂きます。みなさんにお知らせしたい事、子ども達やコーチの思いなどを掲載していき、子供たちの輝かしい未来に繋がればと思います。
もうすぐは~るですねぇ♪
こんにちは、ひろめ隊隊長の酒井です。
3月になります。
卒業、入学、進級と、子ども達の生活も大きく変わる時期です。
新年度になったらサッカーやりたいな~。と思う子ども達も多いのではないでしょうか。
ということで今回は、サッカー小僧ができるまでをご紹介します。
ゼルビアのスクールは、幼稚園や保育園に入園する前の、未就園児から受け入れています。
最初は、サッカーをするということが理解できず、
わけもわからずグラウンドに来て、わんわん泣いて、お母さんから離れません。
もちろん、サッカーコートに入れない子もいます。
そんな時は、足元にそっとボールを置きます。
蹴ってごらん。
何だかわからない丸いものが足元にある。
本能的に、僕に向かって蹴ってくる。
そして僕は、30センチだけ蹴り返す。
もう一度蹴ってごらん。
僕は後ろ向きのまま、サッカーコートへと入る。
また、30センチだけ返す。
蹴ってごらん。
また後ろ向きのまま、サッカーコートの中へ。
いつのまにか、その子どもはサッカーコートの中にいる。
でも、ふと気が付いて、お母さんの元へダッシュ。
これを、根気よく繰り返していると、
数週間後には、コートの中にいる。
はい、合格。
次は、ゴールに向かってシュート。
ゴールの快感を知ってしまったね。
この快感を求めて、彼はどこまでもボールを追い続けることになります。
そして次は、カラーコーンを並べます。
このコーンの間をジグザクしてみよう。
ピグパク?
ちがうよ、ジ・グ・ザ・グ。
ピグパグ?
まぁ、いいやなんでも。
最初は転がるボールを追いかけているのですが、
繰り返しているうちに、
“自分がコントロールして”ボールを動かすようになる。
この丸いボールを自由自在に操れるようになったら、
もう、メッシの世界です。
そして、思い通りボールをコントロールできるようになると、
ついに、あの瞬間がやってきます。
見逃してはいけません。
ふと、顔が上がるのです。
ボールをコントロールしながら周りを見だすのです。
ようこそ、サッカーの世界へ。
次に認識するのは、相手(敵)です。
相手をドリブルでかわすのです。
フェイントをかけて、相手の逆をとる。
お父さん、お母さんを騙しちゃいけないけど、
サッカーは相手を騙すスポーツなのです。
相手の逆をとった瞬間は、
算数で100点とるより気持ちいい。
敵を認識した次は、味方を見つけ出します。
ここで、ドリブルとパスの選択肢が現れます。
自分で決めて、自分で行動する、
判断が生まれます。
お父さんでも、お母さんでも、コーチでも、先生でもなく、
自分で判断するのです。
ここまできたら、もうサッカーの虜です。
思う存分、サッカーを楽しんでください。
こうして、サッカー小僧ができあがるのです。