山口選手は4月の日本選手権では3位に終わりロンドン五輪出場を逃しましたたが、その悔しさをバネに取り組みこのような結果に結びつきました。
“夢の有言実行”
山口選手は小学校に入ると部屋にヒーロー「北島」のポスターを張ったそうです。いつの間にか、そこに書き込んでいたのは「おまえをぬかす」の言葉。育った志布志市営プールは週4日、最大100分しか専用で使えません。恵まれたとは言えない環境の中で、父日出美さんが「水泳オタク」というほど北島のVTRや雑誌を何度も見たそうです。10年以上の時を経て現実に「抜かす」日が訪れました。
私は今年からスクールコーチとして働かせて頂き、色々と考えさせられました。
現在7会場でスクールを行っていますが、会場の設備や時間など改善しなければならない点があると感じています。
他にもスクール生に試合を経験させよう、親子で一緒にサッカーやってみよう、その他サッカー以外の遊びをしたり、合宿に行ったりと、色々な環境創りを考えて実行してきました。
これからも子ども達にとって良い環境を創る努力を続けていきます。
そしてそれとともに大切なことは“どんな環境であろうと夢を追える心を育てる”ことです。
どんな環境であろうと夢を叶える為に、色々と工夫し取り組み続ける。
何かあったとしてもブレない、諦めない逞しい心もった人間をサッカーを通して育てていきたいと思います。
思い返せば、私がゼルビアで一緒に戦ってきた選手やスタッフのみんなは、どんな環境だろうと目標に向かって一生懸命に戦ってきました。
だからこそ今があると思います。
素晴らしい環境はどんな環境でも努力し続ける人に与えられるものだと思います。
“夢を持てる環境を創る”
“どんな環境でも夢を追える心を育てる”
これらの思いを持ってこれからも取り組んでいきます。
FC町田ゼルビアフットボールスクール コーチ 大前博行