2011 JFL

05月22日(日) 14:00 KICK OFF 松本平広域公園 総合球技場アルウィン
試合終了
松本山雅FC
2
0 - 0
2 - 0
0
FC町田ゼルビア
ゴール
70' 飯田 真輝
84' 須藤 右介
スターティングメンバー
GK 1 石川 扶
DF 2 飯田 真輝
DF 15 阿部 琢久哉
DF 16 鐡戸 裕史
DF 23 多々良 敦斗
MF 3 松田 直樹
MF 6 今井 昌太
MF 7 北村 隆二
MF 9 木村 勝太
MF 30 渡辺 匠
FW 19 塩沢 勝吾
ベンチスタート
GK 25 白井 裕人
DF 14 玉林 睦実
MF 8 弦巻 健人
MF 17 久富 賢
MF 18 宮田 直樹
MF 20 須藤 右介
FW 11 片山 真人
チーム監督
吉澤 英生
選手交代
60' 塩沢 勝吾 → 片山 真人
68' 北村 隆二 → 須藤 右介
76' 今井 昌太 → 久富 賢
警告
9' 今井 昌太
63' 渡辺 匠
90'+3 飯田 真輝
退場
データ
FK 14
CK 9
PK -
シュート 12
警告/退場 3 / -
ゴール
スターティングメンバー
GK 22 吉田 宗弘
DF 3 藤田 泰成
DF 2 津田 和樹
DF 5 田代 真一
DF 18 ユン・ソンヨル
MF 11 酒井 良
MF 15 柳崎 祥兵
MF 17 鈴木 崇文
MF 8 小川 巧
FW 19 北井 佑季
FW 10 ドラガン・ディミッチ
ベンチスタート
GK 1 修行 智仁
DF 16 斎藤 広野
DF 27 三鬼 海
MF 6 太田 康介
MF 14 大前 博行
MF 28 星 大輔
FW 9 山腰 泰博
チーム監督
ランコ・ポポヴィッチ
選手交代
45'+2 尹 誠悦 → 山腰 泰博
73' 酒井 良 → 星 大輔
警告
90'+2 星 大輔
退場
データ
FK 19
CK 3
PK 1
シュート 9
警告/退場 1 / -
入場者数 天候 / 気温 / 湿度 ピッチ
4,032 曇 / 21.0°C / 56% 全面良芝、水含み
主審 副審 第4の審判員
塚田 智宏 竹田 和雄、佐野 光大 森 隆二
試合終了
松本山雅FC
2
0 - 0
2 - 0
0
FC町田ゼルビア
試合経過
試合序盤はゼルビアが攻め込む時間帯を作った。開始2分にディミッチがこの試合最初のシュートを放つと、その後もゼルビアが相手陣内に攻め込む時間が続く。藤田、ユンの両サイドバックが積極的に攻撃に参加し、厚みのある攻撃をしかけることができた。前半5分には、DFユン、FWディミッチ、MF鈴木の細かく素早いパス交換で右サイドを攻略。ユンが中央ニアサイドに鋭いクロスを送ったが、味方があわせることができず、相手ゴールキーパーにキャッチされてしまった。



 対する、松本山雅FCは、タテに素早くボールを送るカウンター攻撃で応戦して来た。「ゼルビアのサイドハックは非常に攻撃的で、積極的に前に出て来る。その背後のスペースを狙おう」という松本山雅の吉澤監督の指示の通り、1トップの塩沢も頻繁にサイドの流れ、ワイドに構えるMFの選手との連動で数的有利を作り出した。しかし、ゼルビアの守備陣は落ち着いて対処し、崩される前に相手の攻撃を跳ね返し続けた。この日は、DF田代真一の気迫溢れる守備が特に光った。正確な”読み”で相手のロングボールを何度も跳ね返し、相手選手との一対一では、冷静な対処と身体を張った守備で、何度も相手の突破を阻止した。



 一進一退の攻防が続くまま前半終了。前半終了間際に、右サイドバックのユンが負傷し、代わりにFW山腰を投入。ボランチの小川がサイドバックに、2列目のMF鈴木がボランチにそれぞれポジションチェンジした。

 後半も序盤の時間帯はゼルビアがチャンスを多く作り出した。後半4分、DF藤田からの縦パスを受けたMF鈴木がドリブルでボールを運び、得意の左足ミドルシュート。さらに、後半8分には右サイドから相手守備を攻略し、中央に運ばれたボールをフリーで待っていたMF柳崎が強烈なミドルシュート。シュートは枠内に飛んでいたが、ブロックに入った相選手の足に当たり、ボールは大きく上に。落ちて来たボールをゴール前でFW北井が待ち構えていたが、これは上手くミートすることができず、相手ゴールキーパーに防がれてしまった。



 ゼルビアがボールを保持し主導権を握る時間帯が続いていたが、ホームの大きな声援を受ける松本山雅の気迫溢れるプレーに阻まれ、なかなか得点を奪うことができない。逆に、後半25分には、セットプレーから松本の長身DF飯田にヘディングシュートを許し、先制点を与えてしまった。

 痛恨の先制点を与えてしまったゼルビアだったが、その後すぐに反撃。失点直後には相手ペナルティエリア内でハンドを誘いペナルティキックを獲得。しかし、キッカーを務めたディミッチのキックは惜しくもワクを捉えることができず、同点ゴールを奪うことはできなかった。

 

 待望の先制点、その後のゼルビアのペナルティキック失敗もあり、更に大きくなる松本山雅のサポーターの大歓声。その後押しを受け、松本山雅の選手もアグレッシブに攻撃を仕掛けて来た。後半39分には、またもセットプレーから、松本山雅の須藤に追加点を許してしまった。

 試合は0−2のまま終了。今季最初のJリーグ準加盟対決は、悔しい敗戦となってしまった。

○試合後の記者会見:ランコ・ポポヴィッチ監督

–試合の感想をお願いします。
 「非常に面白い試合になったかと思います。素晴らしいサッカー専用のスタジアム、熱狂的な観客、白熱した試合展開、サッカーという競技のPRとして良い試合になったと思います。残念ながら今日は私たちが敗れてしまいましたが、相手チームのことをまず讃えたいと思います。そして、町田から遠く離れているにも関わらず駆けつけていただいたサポーターには本当に感謝しています。今日の試合内容に関しては、特に、不満や怒りはありません。試合の中で多くの時間、私たちが主導権を握ることができました。課題は、私たちが優勢に試合を進めている時にしっかりと試合を決めるゴールを奪うことです。今日は、松本が私たちよりも勝っていたのは、サッカーの内容というよりも「強い気持ち」の部分でした。攻撃や守備の場面で、彼らの気迫が私たちのプレーの質に勝る場面が何度かありました。一つひとつは些細なプレーかもしれませんが、そうした積み重ねが勝敗を分けるのだと思います。彼らの強い気持ちは、私たちも学ばなければなりませんし、もし私たちが、今日の松本のような「強い気持ち」を持ってこれからずっとプレーすることができれば、かなり良い成果を得られると感じています」

以上