Jリーグのスポンサーとは?リーグとクラブそれぞれの特徴や契約するメリットを紹介

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「スタジアムを染めるチームカラーと地鳴りのような歓声」

Jリーグは、地域の人々の心を1つにまとめる舞台となり、地域密着型スポーツとして日本社会に根づいてきました。

Jリーグのスポンサーは、リーグやクラブの運営、地域でのスポーツ振興活動を支える重要な存在です。社会課題に取り組み、新たな価値をともに創り上げる「パートナー」として、国内のサッカー活動を支えています。

本記事では、リーグ全体とクラブそれぞれのスポンサーの特徴をはじめ、Jリーグのスポンサーについて詳しく解説します。企業がスポンサーになるメリットも紹介しているので、Jリーグのスポンサーに興味のある方はぜひご覧ください。

Jリーグのスポンサーとは

Jリーグのスポンサーとは、Jリーグや各クラブに資金や物資、事業・サービスを提供する企業・個人です。スポンサーは試合会場でのプロモーションや社会貢献活動への協働を通じて、Jリーグとのパートナーシップを構築しています。

Jリーグのスポンサーは、大きく以下の2つに分けられます。

  • Jリーグオフィシャルパートナー

  • クラブスポンサー(パートナー)

Jリーグオフィシャルパートナーは、リーグ全体をサポートするスポンサーです。協賛金の拠出や自社製品・サービスの提供など多角的な支援を通じて、全国規模でのブランド露出や商品化権などの各種権利が得られます。加えて、地域スポーツ振興や社会連携活動の分野でもJリーグと連携を行います。

一方、クラブスポンサー(パートナー)は、各クラブと 個別に契約するスポンサーです。スポンサーシップにより、ユニフォーム広告や選手の肖像権などのプロパティ(権利資産)の利用許諾を含む様々なメリットが受けられます。

このように、Jリーグのスポンサーは単なる広告媒体としての役割にとどまらず、Jリーグおよび各クラブとの戦略的パートナーシップの枠組みの中で、双方がともに価値創造に取り組む点が特徴です。

Jリーグと他のスポーツのスポンサーの違い

Jリーグと他のスポーツのスポンサー環境の違いは、サッカー競技そのものが国内でもトップレベルの競技人口を持つ点です。

公益財団法人笹川スポーツ財団の調査によれば、2024年時点でのサッカーの推計競技人口は369万人であり、野球(297万人)やバスケットボール(236万人)、バレーボール(266万人)を上回っています※。

実際の競技人口に加えて、観戦を主とするファン層を含めると、サッカー関連の市場規模はさらに拡大します。Jリーグのスポンサーは、広範なターゲット層へリーチしやすい点が特徴です。

また、Jリーグは「地域密着」の方針を掲げ、サッカーを核とした地域社会への貢献や、多様な人々がスポーツに親しむ環境整備を推進する「Jリーグ百年構想」を展開しています。

スポンサーシップを通じて地域や社会への貢献も可能であり、単なる広告活動以上の効果が期待できる点も魅力です。

※出典:公益財団法人笹川スポーツ財団「日本のスポーツ競技人口の推移など『データでみる日本のスポーツ』」

Jリーグ全体のスポンサーの特徴や内容

Jリーグのスポンサーはリーグ全体とクラブ個別に分けられ、そのメリットや役割はそれぞれ異なります。以下では、リーグ全体を支援するスポンサー(Jリーグオフィシャルパートナー)の特徴を解説します。

Jリーグ全体のスポンサーの特徴

Jリーグでは、スポンサーであるJリーグオフィシャルパートナーからの協賛収入や試合の放映権収入、商品化権収入を一元管理しています。それをもとに、リーグ全体の運営や各クラブの活動を支援する仕組みが特徴です。

スポンサーは、支援の対価として広告掲出や選手肖像・リーグロゴの使用、試合会場でのプロモーション活動などの機会が得られます。スポンサーシップを通じて、ブランド認知度や企業イメージの向上、ファンとの接点拡大などが図れる点がメリットです。

また、先述のようにJリーグは社会連携活動や地域振興活動にも積極的に取り組んでいるため、スポンサーとなることは、地域社会への貢献や社会課題解決に関わる機会にもなります。

Jリーグオフィシャルパートナーの一例

Jリーグオフィシャルパートナーには、商業からサービス業、運輸・通信業、金融・保険業まで様々な企業が参画しています(※)。下記が一例です。

【明治安田Jリーグ百年構想リーグの場合】

  • Jリーグタイトルパートナー
    明治安田生命保険相互会社
  • Jリーグオフィシャルブロードキャスティングパートナー
    DAZN Japan Investment 合同会社
  • Jリーグトップパートナー
    株式会社アイデム、ルートインジャパン株式会社、イオンリテール株式会社、株式会社NTTドコモ、株式会社コナミデジタルエンタテインメント、いちご株式会社、ヤマザキビスケット株式会社、サントリー株式会社(サントリー生ビール)、株式会社三菱UFJ銀行

※出典:Jリーグオフィシャルサイト「各種権利と事業」

Jリーグクラブのスポンサーの特徴や内容

各Jリーグクラブ(J1~J3の60クラブ)では、クラブごとに直接スポンサーを募集しており、多くの企業がスポンサーとして参加しています。以下では、Jリーグクラブのスポンサーの特徴や選択できるメニューなど、基本的な仕組みを解説します。

Jリーグクラブのスポンサーの特徴

Jリーグクラブでは、クラブごとに独自のカテゴリーを設定しています。カテゴリーの名称や種類は各クラブで異なり、例えばFC町田ゼルビアでは以下のカテゴリーを設けています※。

  • トップパートナー
  • オフィシャルキットパートナー
  • プラチナパートナー
  • ゴールドパートナー
  • シルバーパートナー

※出典:FC町田ゼルビア「パートナー一覧」

カテゴリーごとに選択できるプログラムメニューが異なるため、スポンサーは各社の目的や希望するメニューに応じて選択する仕組みです。

また、Jリーグクラブはその地域に根ざした経営を行っており、スポンサーには全国に展開する大手企業だけでなく、クラブのホームタウンや周辺地域に拠点を持つ地元企業が多く参加している点が特徴です。

スポンサーが利用できるメニュー

Jリーグの各クラブでは、スポンサー向けに様々なパートナープログラムメニューを用意しています。代表的なメニューは以下の通りです。

  • ブランディング関連
    ユニフォーム広告、練習着広告、スタジアム看板広告、選手肖像権、SNS活用 等
  • 販売促進関連
    マッチデー開催、ブース出展、来場者へのサンプリング 等
  • 社内活性化関連
    団体観戦、VIPルーム利用、エスコートキッズ 等
  • CSR活動関連
    サッカースクールの開催、ホームゲームでの啓発活動、環境保全活動、地域イベントへの参加 等

メニューは各クラブで異なり、基本的にスポンサーのカテゴリー(トップパートナーやプラチナパートナーなど)によって特典が変わります。通常、スポンサーは目的(ブランディングや販売促進、社内活性化など)に応じてカスタマイズが可能です。

Jリーグの各クラブでは地域貢献や社会の課題解決に取り組むクラブが多く、例えば、ホームゲームでの啓発活動を通じてCSR(企業の社会的責任)活動を行える場合もあります。

Jリーグクラブのスポンサーの料金と規定

Jリーグクラブのスポンサー料はクラブによって様々です。

クラブによっては、オフィシャルパートナーは30万円~、商品化やキャンペーンは60万円~と、大まかな金額を公表する場合もありますが、原則としてスポンサー料の詳細は公表されていません。メインスポンサー料が数億円から10億円を超えるケースもあります。そのため具体的なスポンサー料の金額を知りたい場合は、各クラブへの問い合わせが必要です。

企業がJリーグクラブとスポンサー契約を結ぶメリット

Jリーグクラブとのスポンサー契約は、ブランド露出から社会貢献まで多くのメリットが期待できます。主なメリットは以下の通りです。

  • 広告掲出やプロモーションを通じたブランディング

  • 企業イメージの向上

  • 地域社会への貢献

  • サポーターとの関係性強化

  • 従業員とのエンゲージメントの向上

ユニフォーム広告やブース出展を通じたプロモーションを通じて、Jリーグクラブのブランドイメージと連携した企業イメージの向上を図れる点は大きなメリットです。

特にJリーグは地域密着型のプロサッカーリーグであるため、広告効果だけでなく、社会貢献やネットワークの強化といった多面的な価値が見込めます。

Jリーグのスポンサーに関する動向

Jリーグでは2023年に「Jリーグ気候アクションパートナー」、2025年に「Jリーグ未来育成パートナー」のカテゴリーが新設されました。新たなパートナーシップの導入により、Jリーグは環境保全活動や次世代育成にさらに力を入れる方針を示しています。

今後、各クラブやパートナー企業と連携し、持続可能な社会の実現に向けた様々な取り組みが進められる予定です。気候変動対策やSDGs関連企業といった新分野からのスポンサー参入も期待されています。

Jリーグクラブでは、クラブが有するアセット(クラブブランド、選手・OB、スタジアム、地域ネットワーク、指導・運動ノウハウなど)を幅広く活用したスポンサーとの「共創」の取り組みが進んでいます。

例えば、運動に関するノウハウを活用し、健康・医療機器メーカーと健康増進プログラムを共同開発したケースはその一例です。今後も、クラブの持つ特色や資源を生かした多様な企業との協働が広がり、地域社会への貢献や新たな価値創出をすることが期待されています。

まとめ

Jリーグのスポンサーは、リーグ全体のオフィシャルパートナーとクラブごとのスポンサー(パートナー)に分けられます。サッカーという人気スポーツでの露出が期待できるだけでなく、地域とのつながりの強化が見込める点がメリットです。

近年は、気候変動のカテゴリー新設や、クラブと企業が共同で新たな価値を創出する動きなど、時代の変化に合わせた新しいスポンサー活動にも注目が集まっています。Jリーグクラブとの連携を通じて、社会的価値と企業価値の双方を高めていくことが期待されます。

FC町田ゼルビアでは、クラブが持つリソースや広告、権利を最大限に活用し、パートナーシップによる双方の事業成長と価値創出を目指したプログラムをご用意しています。

FC町田ゼルビアのスポンサーに興味のある方は、ぜひ以下のページをご確認ください。

パートナー募集の詳細はこちら

監修者情報

平地 大樹
平地 大樹
プラスクラス・スポーツ・インキュベーション(株)代表取締役。元バスケ選手。渡米しプロを目指すも挫折→人材、WEB業界を経て2011年に起業。2016年に念願のスポーツコンサル会社を設立し、現在累計160のクラブをご支援中。ビジョン『スポーツに関わるすべての人がハッピーになる』ミッション『日本のスポーツ全会場を満員にする』

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