トップチームは20日(日)午後7時より、ホームの町田市立陸上競技場で首位のレノファ山口FCと対戦します。オフ明けの16日(水)、選手たちは決戦に向けて調整を始めました。
フィールドプレーヤーはこの日は、体幹トレーニングのあと、主にボールを使った1対1の強化とアジリティ強化、そしてピッチ全体を使った走り込みを行いました。
1対1の強化では、時間が決められた中でも常に走りながら相手と競り合うもの。「もっと厳しく行こう!」「全力でやろう!」などと監督・コーチ陣の声が飛び交う中、選手たちも気合十分の激しさ。スライディングの応酬で転倒する選手もいるほどハードにやりました。
最後のピッチの長さをすべて使った走り込みでは、決められたタイム内に走りきらなければいけませんが、最初の2本目まではベテランの李漢宰選手が先頭を走る奮闘ぶり。キャプテンが「俺についてこい!」「俺を抜かしてみろ!」とゲキを飛ばし、若手選手だけでなく、深津選手まで「負けないぞ!」と声を出し合うなど、切磋琢磨する雰囲気もありました。
GK陣は体幹トレーニングの後、基礎トレーニング、そして片足でジャンプを重ねながらキャッチングをするなどフィジカル・アジリティ強化のメニューをこなしました。
こちら長い距離を走るメニューこそないものの、油原GKコーチの多彩なメニューにより、前への飛び出し、後方へのカバー、四隅の際どいコースのパンチング等、基礎技術に体力も強化されるメニューをこなしました。
これらの内容に、練習の終盤には恒例となっているゴムチューブで負荷をかけたキャッチングも実施。そしてGK陣がお互いにシュートを撃ちあってセービングのトレーニングをする等、こちらもみっちりと汗を流しました。
午前練習後はビデオミーティングを行い、そして一部選手は午後もトレーニングを行いました。このあとの2連戦、そして終盤の戦いに向け、心身ともに鍛えました。
チームは大一番を前に、良い雰囲気の中で練習ができています。20日の決戦では選手の力だけでなく、ファン・サポーターの皆様の力も必要です。シルバーウィークで秋の行楽デーとなりますが、ぜひともスタジアムに足を運んでいただき、優勝へのサポートをよろしくお願いいたします。
尚、練習後に松本怜大選手にお話を伺いました。
◯DF松本怜大選手
–レノファ山口FC戦に向けた練習がスタートしました。振り返っていかがですか?
「ハードでしたが、山口戦は天王山なので、絶対に負けないという気持ちでやりました。今日はオフ明け一発目の練習で走りが多くてきつかったですが、勝つための良いトレーニングができたと思います」
–大一番ですが、心境のほうはいかがですか?楽しみと緊張、どちらが多いですか?
「そうですね。半々じゃないですかね。差が縮まっているという点で、対決する楽しみはあります。相馬監督もいつも言っているんですけど、とにかく明るく練習していこうと話しているので、そういう良い雰囲気でいけたらと思います」
–明るく練習していこう、という点では、今日の最後の過酷なダッシュのトレーニングのときでは李漢宰選手がわざと周りにツッコミを入れさるような発言をし、明るくさせていましたね。
「そうですね。ハンジェさんが、みんなが苦しいときにチームを和ませるようなことをしてくれるのが、僕たちの助けになってます」
–対戦する山口ですが、ゼルビアは2勝しています。改めて印象を教えてください。
「ここまでは2勝していますが、すごく技術がしっかりしていて、上手い選手ばかりだと感じています。なので接戦になるんじゃないかなと思います」
–松本選手自身はどのようなプレーをしてチームに貢献したいですか?
「まず後ろは0で抑えることを意識したいと思います。その中で果敢に攻撃参加して起点になれるようなプレーをしたいです。アシスト? そうですね、いつもしたいと考えています。そうできるように頑張りたいです」
–今週の練習で克服していきたいところはありますか。
「やはり、連勝をしている中で前節を引き分けているので、ここでチームがバラバラになることは一番避けないといけません。なのでもう一度、チーム一丸となって、チームとして戦えるように、練習で意識を合わせてやっていきたいです」
–最後にファン・サポーターの皆様にメッセージをお願いします。
「いつも応援ありがとうございます。天王山、本当に僕は死ぬ気で戦いますので、皆さんの力を貸してください。スタジアムでぜひ、応援をお願いします!」
以上
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