FC MACHIDA Zelvia
TOPチーム

ACLEファイナルズ開幕! “世界規格”アルイテハドに挑む

ACLEファイナルズ開幕! “世界規格”アルイテハドに挑む

一発勝負の始まり

FC町田ゼルビアにとっての新たな歴史が、いま始まろうとしている。アジアの頂点を決めるACLEファイナルズ。西アジア勢と相まみえる今回の準々決勝から決勝まではサウジアラビアでの集中開催で一発勝負だ。

「映像を見る限りでは、個の能力、それから体格を含めて日本ではないようなチームがゴロゴロいる」(黒田剛監督)。

今大会は出場していないが、アルナスルのクリスティアーノ・ロナウドやラウンド16で敗れたアルヒラル(ともにサウジアラビア)のカリム・ベンゼマ、神戸と準々決勝で激突するアルサッド(カタール)のロベルト・フィルミーノなど、近年の中東クラブは、世界に名を馳せるスターが集う舞台となっている。

そして、準々決勝で町田と激突するアルイテハドも例外ではない。サウジアラビアリーグで優勝14回、ACLでも2004年から2連覇を達成した実績を持つ同国屈指の古豪は、昨季の国内リーグ覇者。今季も欧州や南米、アフリカまで、世界各地の実力者を揃える“ワールドチーム”となっている。

指揮を執るのは、ポルトガル人のセルジオ・コンセイソン監督。現役時代には2002年日韓W杯に出場している他、同国の名門であるFCポルトやイタリアのラツィオやパルマ、インテル・ミラノなど、強豪クラブでプレーしていたMFだ。指揮官としてもポルトで3度のリーグ制覇へ導いた確かな実績を持ち、ACミランで半年監督を務めた後、昨年10月からアルイテハドに就任した。

代表級タレントが集結

その下に集う選手たちは強烈だ。基本システムは[4-2-3-1]。今年2月に絶対的エースのベンゼマが移籍したが、その穴をすぐに埋めたのがユセフ・エンネシリ。モロッコ代表として、2022年カタールW杯の4強進出に大きく貢献したストライカーで、188cmの高さと強さ、左足での高い決定力を備える。

中盤もまさに代表歴のある選手たちが揃い踏み。トップ下のフセム・アワール(アルジェリア代表)は技術の高さだけでなく、高い決定力も武器の司令塔。右サイドには、フランスのパリ・サンジェルマンやレバークーゼン(ドイツ)でプレーしたムサ・ディアビ、左サイドはオランダの名門・PSVやアヤックス、トッテナム(イングランド)を渡り歩いたステーフェン・ベルフワインの両ワイドが高い技術と推進力を生かして局面を打開する。

そしてチームの肝となっているのが、現役ブラジル代表のファビーニョだ。イングランドの名門・リヴァプールでリーグ優勝や欧州CL制覇に貢献した名手は、アルイテハドでもボランチとして攻守で抜群の存在感を見せている。1-0で勝利したラウンド16でも延長後半アディショナルタイムに決勝点となるPKを冷静に決めるなど、まさに精神的支柱のキャプテンとして君臨している。

他にもCBだけでなくボランチでもプレーする元パリ・サンジェルマンのダニーロ・ペレイラ(ポルトガル代表)、CBステファン・ポール・ケラー(カメルーン代表)、GKプレドラグ・ライコヴィッチ(セルビア代表)、さらに世界のビッグクラブが獲得に動いたと噂されながら昨年9月にアルイテハドに加入した20歳のポルトガル人アタッカー、ロジャー・フェルナンデスも脅威だ。その脇を固めるのもサウジアラビア代表の選手たちばかり。リーグステージでは、WESTでトップとなる8試合22得点を叩き出すなど、その攻撃力はアジア屈指の破壊力を誇る。

組織で相手を上回る

そんな強敵に対し、町田の勝利のポイントは、やはり日本の大きな強みである“組織”だ。黒田監督は言う。

「個人というよりは、組織・グループでしっかり対応できるようなサッカーをしたい。または、Jリーグチームならではの組織力、緩急、グループでの戦い、リスタートなど、いろんな工夫されたモノがあると思う。そういったモノも大いに反映させながら、挑んでいきたい」

確かに相手は難敵だ。個の能力で言えば、これまでACLEで戦ってきた相手とは、一段も二段も上だろう。だが、サッカーは11人で戦うスポーツだ。組織、戦略、研ぎ澄ませてきた武器など、相手を上回る術は必ずある。特に町田は組織力を積み上げてきたチームだ。

経験豊富なキャプテン・昌子源も臆するつもりはない。

「世界的に有名な選手がいて、確かに強いかもしれませんが、一発勝負では本当に何が起こるか分からない。自分たちは相手ほど名前もないが、サッカー選手という大きい括りでは一緒。プライドを持って、しっかりやっていきたい」

クラブビジョンは「町田を世界へ」。

その実現へ向けた戦いが、いよいよ始まる。

Pickup Player Voice

DF 3 昌子 源

日本を背負って戦いたい

——9年ぶりのサウジアラビアはどうですか?
「2017年以来になります。あの時は、今トレーニングしている練習場の近くのスタジアムで試合をしましたね」

——ホテルやグラウンドの状態、気候を含めて、サウジアラビアの環境はどうですか?
「やはり日差しは強いですね。ただ、練習が夜というのもあり、あまり日中に外に出てないです。ホテルでは本当に過ごしやすい環境をスタッフの皆さんが作ってくれているので、試合に向けて集中していければと思っています」

——対戦相手の印象は?
「やはり世界的に有名な選手がいますね。チーム力というよりも個でやっている感を試合を見て感じました。僕たちの個も劣っているとは思いませんが、チーム力で上回れる相手だと思っています」

——相手は強烈な選手が揃っていますが、チームとしてどのように戦っていきますか?
「もうスカウティングをしたからと言って、全部が分かるわけではありません。試合の中で肌で感じたモノをみんなで共有しながら戦っていくこと。僕たちからしたら、相手は全員が外国人なので。逆に言えば、相手としても近年の日本代表が強豪国を倒してくれているので、日本の存在を少なからず嫌な感じに思ってくれているんじゃないかなと思う。しっかり日本を背負って闘わないといけません」

——個人としてはどのようなプレーを見せたいですか?
「それはJリーグと変わらず、チームが勝つことができるプレーを後ろから引っ張っていきたいと思っています」

——勝利のポイントは?
「相手は一瞬の隙を突いて決めてくる個の力がある。そこはJリーグよりも上だと思っています。まずはその隙を与えないこと。逆もしかり。点を取れる時にいかに取るか。アウェイのスタジアムの雰囲気を考えると、先制点を奪われるとかなり難しい展開になると思います。些細なプレーでも大きく盛り上がるので、相手に気持ち良くなられると僕たちにとっては難しい戦いになると思っています」

Stats

■AFCチャンピオンズリーグエリート・リーグステージ成績

FC町田ゼルビア
【EAST順位:1位】
5勝2分1負
勝ち点:17
総得点:15
総失点:7
得失点差:8
アルイテハド(サウジアラビア)
【WEST順位:4位】
5勝0分3負
勝ち点:15
総得点:22
総失点:9
得失点差:13

■AFCチャンピオンズリーグエリート・ノックアウトステージ
ラウンド16

【FC町田ゼルビアvs.江原FC(韓国)】
3/3  第1戦(A)0△0
3/10 第2戦(H)1〇0

【アルイテハド(サウジアラビア)vs.アルワフダ(アラブ首長国連邦)】
4/14 1〇0 ※WESTは1試合のみ

Match Highlights

 

サウジアラビアでの様子はInstagram・YouTubeをチェック!

FC町田ゼルビア公式YouTube FC町田ゼルビア公式Instagram
SHARE