○試合後の記者会見:ランコ ポポヴィッチ監督
–まずは試合の総括をお願いいたします。
「非常に難しい試合だったとは思いますが、自分たちで首を絞めてしまった部分もあったと思います。試合の入りの部分で主導権を握ること、相手を上回ることが大事だと思っている中で、我々も力強く、アグレッシブに入っていきたかったのですが、試合の入りで相手に上回られてしまう部分があったことで入りが難しくなったと思っています。チームとしてのオーガナイズや穴を開けないことはできたと思いますが、ボールを持った後のプレーの精度や狙っていたことを出せない時間帯も多かったです。我々がしっかりと3本パスを繋げている時は、相手ゴールに迫れていましたし、相手にとっても危険なチャンスを作れていました。ただ後半の入りに関しては良かったと思います。また我々が押し込んでいる中で、試合を決定付けるゴールを奪いたかったのですが、私の目にはPKかなというシーンがありました。映像を振り返って見てみないと分からない部分はありますが、笛を吹いてもらえるかどうかが、試合を決定付けることもあります。我々がリードしているから笛を吹かないというジャッジではなく、笛を吹くべき場面では吹くべきです。もちろん映像を確認して間違っているようであれば申し訳ないのですが、ピッチ上での体感で私にはそう見えました。試合の話に戻りますが、我々がリードしていたこともあって、相手にボールを持たれはしましたが、相手に大きなチャンスを作らせなかったです。試合をクローズするという意味では、リードを保ちながら終えることができた一方で、我々にとっては、ミスが多かった試合だと思います。今日良かったことは、そのミスが結果に失点に繋がるようなミスにはならなかったということです。逆に相手のミスをしっかりと突いて、我々が得点を奪えたことは良かったです。こうした堅い試合を粘り強く戦って勝ち切ることが、いまの我々にとっては必要だったのかもしれません」
–8試合勝利なしという状況から、連勝という結果を勝ち取れた原動力は何でしょうか。
「まずは守備面を整備したことが大きいと思います。我々がなかなか勝てなかった時期は相手を上回っている試合、攻撃的に勝ちたいという想いが強い分も、前掛かりになり過ぎるあまり、フトした瞬間に失点を喫し、ゴールを決めきれずに結果が出なかったのですが、今は隙を見せることなく戦えていることが結果に繋がっていると思います。結果を出す上で大事なことはオーガナイズや規律をしっかりと保ちながらプレーする、それプラス、自分たちの色が大事になります。これまでは原理や原則を疎かにしていたことで勝ちに持っていけませんでした。サッカーの原理、原則を見直したことが結果に繋がっています。例えばセンターバックの間が空いて、ダブルボランチが前に出て対応することで中央がガラ空きになっていました。それでは守ることは難しいです。前に出てボールを奪いたいけれど、そこで奪えなかった時に大きな穴を作ってしまい、相手にゴールチャンスを作らせていました。今日に関しては、焦れずに我慢強く賢く戦う中で、自分たちの決定機が来た時に冷静に決めることができた試合かなと思います」
–後半の時計の針の進め方という観点ではいかがでしょうか。
「我々がボールを奪った後に簡単に失ってしまうことがあった点に関しては、我々が相手のサッカーに合わせてしまったと言えると思います。オーガナイズを保ちながら守備をして奪ったボールをクオリティー高く相手陣地まで運ぶことができれば、我々がゲームをコントロールできていたと言えるでしょう。そのような形でゲームをコントロールしたかったのですが、いざ攻撃に、という場面でクオリティーを発揮することができませんでした。また今日は気温差もあるため、選手たちはキツかったと思いますし、単純に選手の人数が少ない影響もあります。そういったことも踏まえて采配を振るわねばなりません。そういった意味では賢さも見せた試合だと思います。無理して攻め急がず、選手たちがボールを動かす判断をできていたという収穫もあったので、今後に繋げていきたいです」
–途中出場の佐藤大樹選手とドゥドゥ選手で追加点を取ったことについてはいかがでしょうか。
「途中出場の選手が結果に絡むという意味では、良い仕事をしてくれました。後半に出場した選手たちが結果に関わっていくことでチームに良い刺激を与えてくれますし、良いサイクルも作れると思います。彼ら個人にとっても、チームにとっても良かったことです。またドゥドゥにとっては、怪我から復帰してはまた怪我をするといったことを繰り返していましたし、自分がプレーする中での良いサイクルを作れていなかったので、自分のペースを取り戻すという意味でも非常に良かったと思います。さらに今日は(平戸)太貴が欠場しているということも忘れてはなりません。その中で今日の勝利はチームで勝ち取った勝利です」
以上
○ザスパクサツ群馬:大槻毅監督 会見要旨
–まずは試合の総括をお願いいたします。
「リスタートで1つ点を取られてから取り返すことに選手たちはトライをしましたし、準備をしてきたことはありましたが、相手ゴール前で何かをするという意味での質はもっとやらなければならないと感じました。ただ伸び代として持っている部分は、今日の試合でハッキリと見えましたので、選手たちとともにトライし続けたいと思わさせてくれるゲームになりました。結果は悔しいですが、次のゲームに向けて、しっかりと準備をしていきたいと思います」
–課題はやはりゴール前の質でしょうか。
「パスやクロスボールにしても、敵陣にボールを届けるという明確な狙いはありますし、そこに人が入っていく部分はチームで共有していますが、そこにボールを届ける質や回数を増やしていくことは、もっとトライしていかないといけないと思いました」
以上
▽選手コメント
○岡野洵選手
–うれしい2連勝となりました。まずは試合を振り返って下さい。
「今日みたいな自分たちの力を全て発揮できたかという観点で言えば、そうではなかった難しい試合を、勝って次に向けて修正できるのはチームとして良いことだと思います。試合の内容で言うと、個人という意味では相手がビルドアップの時に、3枚で来るのか、2枚で来るのか、両方の形がある中で対応しきれませんでした。後半は良くなりましたが、FWの加藤潤也選手が落ちてくる中で、誰が付くのかハッキリしない部分もあったので、前半からそれができるようにしたかったです」
–試合に出るようになったことで良い波及効果を生んでいることはありますか。
「ゲームに慣れてきましたし、町田の特長的な部分をゲーム内でしか分からないことも多々あるので、試合に出ることで把握できるのは良いことです。また映像も確認して、自分にベクトルを向けて、これからもチームの勝利に貢献したいです」
○佐野海舟選手
–うれしい今季初ゴールとなりました。まずはゴールシーンを振り返って下さい。
「(髙江)麗央くんから速くて良いクロスボールが入ってきて、しっかりと頭に当てることを意識して押し込んだ形でした。入って良かったです」
–今季初ゴールの喜びはいかがでしょうか。
「ゴールへの意識は強く持っていた中で、やっと初ゴールを決めることができて、うれしいですが、ホッとしています。うれしさと安心感、半々の気持ちです」
–すぐに中2日で次節の栃木戦があります。どんな準備をして試合に臨みたいですか。
「時間はあまりないですが、今日の試合を振り返って、課題を少しでも次の試合で改善できるように、勝ちながら修正していくサイクルを作っていきたいです」
以上