○試合後の記者会見:相馬直樹監督
–まずは試合の総括をお願い致します。
「遠く岡山まで我々のために、たくさんの方に来ていただきました。一緒に勝利を喜びたかったのですが、残念ながら喜ぶことができませんでした。ただ選手たちは本当に最後まで頑張ってくれているという中で一緒に喜べないことは非常に申し訳ないなと思っています。でもこの戦いの場に足を運んでいただいた皆さんに、まずはありがとうございましたとお伝えしたいと思います。
総じて言ってしまうと本当に徹底した岡山さんに負けてしまったということに尽きるかなと思っています。岡山さんの徹底することを上回り切れませんでした。もう少し策であったり、ピッチ上の選手たちにいろいろなことを授けてあげられれば良かったと思います。ただ最初にもお話ししたとおり、本当に選手たちは連戦という、ただでさえも相手よりもキツいスケジュール、コンディションの中で100%、120%の戦いをしてくれたと思っています。この試合を勝ちにしてあげられなかったのは、私自身にとっても悔しい試合となりました。
ただ、選手たちと一番上を見ようと言っている中で、やはりそういったことを上回る何かを掴まないと、そういった景色にたどり着かないのは事実であると思います。次もまたアウェイが2つ入る連戦になるのですが、しっかりと準備をもう1度毎試合、勝ちに向かって100%、120%ファイトする、そういうチームを作っていきたいなと思っています」
–後半のわりと早い段階でドリアン バブンスキー選手やロメロ フランク選手を投入したと思います。あの時間帯での選手交代をすることで期待していたチームの化学反応は、どんなことだったのでしょうか?
「先ほども言いましたが、徹底した相手から点を取る部分が足りていなかったですし、追いかける立場ですから点を取らないといけないシチュエーションでしたので、やはりパワーのある選手が必要でした。そういう意味でドリアンにも、前でポイントになることを求めていました。
またもう1つは、やはり相手が引いたあとにゴール前を固めてくることはわかっていたという中で言えば、上のボールを競り合うということも含めて、彼には期待していました。そしてフランクにしても、ここ最近は非常に良いプレーをしてくれていたため、前線でポイントを作って、そこからフィニッシュに入っていく形を期待していました。
彼らは実際に期待していたような仕事をしてくれたと思いますし、彼らだけの話ではなく、チームとして足りなかったことになりますが、最後に点を取り切るという部分でもう一歩が足りませんでした。最後に点を取り切るという部分は、またみんなでやっていくしかないかなと思っています」
以上
○ファジアーノ岡山:長澤徹監督 会見要旨
–まずは試合の総括をお願い致します。
「町田さんとやる時はいつもこのようなゲームになります。また町田さんに関しては話題も大きいですし、本当に確実に勝ち点を積み上げていって上位に立っているチームです。特別な状況下にもかかわらず、相馬監督が選手を焚き付けてやっていることを含めて、非常に強力なチームだと思っていました。
町田さんは特殊なチームです。ボールの動かし方は、深い位置からウチのワイドの後ろのスペースに出すボールが、1試合40本近くになるので、それに対するボールのコースへの対処と、その後のセカンドボールが非常に大事ですし、そういった戦い方が非常に整理されているチームなので、一瞬の人の移動で負けないようにという意図で、中盤を3枚にしてゲームを進めました。
その点に関してはほぼ毎試合そうなのですが、そういうゲームプランに関しては非常にきちんとやってくれる選手たちですし、そういった部分を押さえながら、勝負の一瞬はまた別のところでやってくるものです。そういう意味では2トップの(赤嶺)真吾と(仲間)隼斗で彼らのディフェンスを外して、長い距離を走っていった(武田)将平が決めたというゴールシーンは、自分たちがリスクを冒して出ていくという意味で非常に良い得点だったと思います。
そこから先の部分はずっと課題ではあるのですが、2つ目のゴールを取る手前で、少しプレーの精度が落ちることがあるので、そのあたりのできていることとできていないことは、謙虚に見直して、残り4試合を戦っていきたいと思います」
–右のセンターバックに増田繁人選手を起用した理由と後半の途中からアンカーの位置を上田康太選手から塚川孝輝選手に変えた理由を教えてください。
「町田が特殊なボールを配給してくるので、チームの戦術を遂行する前にそのボールを弾き返さないといけないため、増田を使いました。また増田は町田のFWの動きもある程度、熟知しているので先手を取れるだろうということで増田を起用しました。
(塚川)孝輝の話はああいう性格なので、少し前がかりになって点を取りに行き始めたので、それによって体力のマネジメントをする上でも、中央にドッシリと構えて最後までこぼれ球のボールに参加して欲しいですが、彼は言っても言うことを聞かないタイプなので、ポジションで固定して、(上田)康太はいつまでも走り続けられる選手であるため、康太に外に出てもらいました。少しバランスを中で修正するために、選手交代をするのではなくて、二人の立ち位置を変えました」
以上
▽選手コメント
○土居柊太選手
–今日の試合は悔しい敗戦ですが、この3連戦はすべて90分フル出場でした。
「自分の中では最後の試合で勝ちたかったです。3連勝で連戦を終えることができなかったので、単純に悔しいですね。ただ90分をフルで戦えたことは自信になりました」
–馬力のある突破や、相手を見て剥がすプレーなど、この3連戦の中でも冷静に状況判断をできていた印象です。
「落ち着いてできましたし、相手を見てプレーできたと思います。優勝争いをしている中でやってやろうという気持ちと冷静な判断をできていました」
–後半に惜しいヘディングシュートの場面もありましたね。
「あの場面は決めたかったですね」
–相手の守備はやはり堅かったですか?
「ただゴール前に持ち込むことができただけにあとは足を振り抜くとか、ミドルシュートを打ち切ることが必要でした。セットプレーも多かったですから、1本は決めたかったです」
○ロメロ フランク選手
–結果は悔しい敗戦でした。後半からの途中出場になりましたが、振り返っていかがですか?
「自分自身も点を取りたかったのですが、相手の守備が堅くて、点を取ることができずに残念です」
–一つ、惜しいシュートシーンもありました。
「タイミングは良かったのですが、シュートが浮いてしまったので、せめて枠には入れたかったです。あの場面はチャンスだっただけに悔しいですね」
–相手のディフェンスはどうでしたか?
「相手の寄せも早かったですし、ターンすることも難しかったです。3連戦でコンディション的には厳しかったですが、気持ちを切り替えて、また3連戦があるので、勝てるようにやっていきたいです」
–次は古巣の新潟戦となります。
「新潟は調子が良いみたいですが、倒したいですね、相手は勢いに乗っていると思いますが、勝てるように準備をしていきたいです」
○中島裕希選手
–やや角度がない難しい場面でしたが、終了間際に惜しいシュートシーンがありました。
「いや、でも決めなければいけないですね。勝ち点1でも持ち帰りたかったですから。ここから終盤にかけてはもっとパワーをかけてやっていきたいです。試合の入りは本当に良かったですから、点を取らないと勝てません。僕らが連戦で相手は1週間空くコンディションの違いはありましたが、相手よりもチャンスがあっただけに、あとは決め切る最後の部分が足りませんでした」
–悔しい無得点ではありましたが、相手の守備の印象はいかがでしたか?
「最後の場面で体を張ってきましたし、すごく堅かったです。僕たちが脇を狙っているぶん、相手のラインが下がるスピードは速かったですが、深く行ってから、バイタルエリアを突くなど、相手が嫌がることをもっとやれれば、もう少しチャンスが作れたと思います」
–相手のラインが下がるのが早いぶん、ミドルシュートを打てるチャンスがありました。
「ミドルシュートのチャンスがある中でしっかりと決め切ることがこの終盤戦ではすごく大事なことですし、前半に攻め込んでいたので、そこで点を取れれば展開は変わったと思います」
以上