○試合後の記者会見:相馬直樹監督
–まずは試合の総括をお願い致します。
「我々のサポートにたくさんの方々に集まっていただきました。集まっていただいた皆さんと勝利の喜びを分かち合いたかったのですが、それが叶いませんでした。ただスタジアムの雰囲気を作ってくださったことで選手たちは頑張れたところがあったと思います。まずはありがとうございましたとお伝えさせてください。
山形さんが少しというか、だいぶ我々をリスペクトして、我々の長所を消す形をとってきました。さらに我々のウィークポイントを突いてきて、我々がもともとスカウティングしていたこととは違うような形で戦ってきましたし、特に前半はそういう形だったと思います。そういう中でセカンドボールを拾えず、前半は非常に苦しい45分でしたし、40分過ぎまで苦しい時間が多かったと思います。
暑さも残っている中で、なんとか失点ゼロで折り返せたことは良かったのですが、山形さんも終盤に入ってきて、最低でも勝ち点3を取ること、そして勝ち点3を取りに来ていましたし、球際や粘りでそういった姿勢を見せつけられたなと思っています。そこを我々とすれば、打ち破らなければ、もう一つ上の景色は見えないのかなと思います。それはもちろん、技術的なことも、戦術的なことも、ベンチワークも、そしてそこに至るまでの準備を含めて、まだやることがあるなと痛感しています。こういうどのチームもしびれる試合をする中でそんな相手から勝ち点3を奪っていく。そういう逞しいチームになるためには、まだやることがあるなと認識したゲームになりました。
ただ今日の選手たちは、持っているものをすべてぶつけて戦ってくれましたし、前への姿勢を出しつつ、うまくいかない時間帯もありましたが、そういう中で自分たちの流れを持ち出しながら、自分たちの時間帯を作ってくれました。この姿勢を大事にして、ただこれを勝ち点3に変えるための準備を、次の大分戦に向けてしていきたいと思っています」
–山形の出方に対して、ハーフタイムに加えた修正点はどんなことでしょうか?
「自分たちのボールの動かし方が一つ、セカンドボールへの相手の配置に対する微修正をしました。山形さんが前半の頭から飛ばしていたので、後半はセカンドボールを取れ始めるようになるかなと思っていました。フィニッシュで終わることをもっと意識するように、と話していましたが、前半で2本、後半で2本と、自分たちが良い形でボックス内に入った割りにはシュートの形が少なかったと思います。それは我々が乗り越えていかなければならないことかなと思っています」
–平戸選手がボランチに入ったことによるチームの機能性はいかがでしたか?
「森村のようにボールを引き出す形ができないわけではないですが、今日のような展開になると、その時間を作ることは難しかったのかなと思っています前半はセカンドボールを多少拾えなかったのは、彼一人の問題ではなく、チーム全体として、我々のベンチからの声も含めて、ボールを拾えるような立ち位置を取らせることができたのかなと思っています。ただ彼があのポジションで、相手のボランチの背中で前を向くシーンがいくつかありました。その場面で崩すようなパスがありましたし、フィニッシュの場面を作れれば良かったですが、孝司を狙ってスルーパスを出す場面もありました。あの場面ではシュートを狙っても良いのかなと思っています。平戸自身にとっても、久しぶりにあのポジションに入って、手探りな部分があったのかなと思います」
–試合後にサイバーエージェントの藤田社長がご挨拶をされていました。それを聞いて、相馬監督としては何をお感じになりましたか?
「クラブの人間として、応援をしてくださる方なので、非常にうれしく思いますし、頼もしく思います。ただここから8試合が残っていますし、3連戦が2回ある中で、いかにピッチでの戦いに集中するか、それが大事なことでした。それを選手たちはやってくれたと思っていますし、我々にできることはピッチでの戦いに集中することです。しっかりと気持ちや神経を集中させて、シーズンの残り試合が少なくなる中でやり切っていくことに尽きると思っています」
以上
○モンテディオ山形:木山隆之監督 会見要旨
–まずは試合の総括をお願い致します。
「前半は良いペースで戦えていましたし、狙っていたことも出すことができました。後半はギアを上げたかったのですが、上げ切れなかったという印象です。ただ今日、選手たちがやってくれた努力に関しては何も不満はないですし、結果として勝ち切れなかったということだと思います。多くのサポーターに来てもらって、声援が後押しになりました。次の千葉戦に向けてしっかりと準備をしていきたいです」
–結果的にスコアを動かせなかった原因は?
「お互いに守備をしっかりとやるチームですし、スタッツを見ても、シュート数も4本と6本でした。ボックスの中に入っても我々も相手もタイトなマークでしたし、それを突き動かしていく何かが必要だったと思います」
以上
▽選手コメント
○奥山政幸選手
–試合はスコアレスドローでした。試合を振り返っていかがですか?
「相手が徹底して僕たちと似たような戦いをしてきましたし、我慢比べのような展開になりました。お互いにチャンスらしいチャンスもなかったですし、ピンチらしいピンチもなく、ミス待ちのような展開でした。そういう中でも集中して戦えましたし、相手も集中していたので崩し切れなかった部分はありましたが、守備面では全員で声を掛け合って戦うことができました」
–後半は前半よりもセカンドボールを拾えるケースが増えました。その要因は?
「前半は相手の前でボールが引っかかることが多く、後半はその分、裏を突く意識を持てました。相手は飛ばして前半から入ってきたので、相手の運動量が下がったことも関係していると思います」
–今日は5,600人近い観衆が集まりました。ファン・サポーターへのメッセージをお願い致します。
「試合前にスタンドを見渡しても、すごく多いなと感じましたし、多くのお客さんが集まった中で試合ができるのは幸せなことです。試合後もホームのゴール裏のサポーターの方々が大きな声で後押しをしてくれるのを見て僕自身、心にくるものがありました。今季はもっと町田の笑顔のために、というスローガンにあるように、シーズンの最後を最高の形で終えられるようにしっかりとやっていきたいという気持ちを強くしました」
○吉濱遼平選手
–先発出場となりましたが、今日はどんなことをしてやろうと試合に入ったのでしょうか?
「チャンスが来たなと落ち着いた気持ちで試合には入れました。自分の色気を出すことなく、チームのやるべきことをやることがベースにありました。そこをやりつつ、自分の良さを出したかったのですが、今日は自分の良さを相手に消されてしまいました」
–自分が出ることで攻撃面でのプラスアルファできること、肉付けできることは何だったのでしょうか?
「セカンドボールを拾って、自分のところにボールがきた時に何かをすることが、自分にできることでした。例えばもう一つ良いボールを背後に出す、ドリブルでボールを運ぶ、もしくはフィニッシュに絡むことでしたが、今日はセカンドボールを拾えず、ボールに触れるようになってから交代してしまいました。ただ2本ほど、クロスボールに対してゴール前に入っていく場面もありましたし、トラップしてシュートまで持ち込める場面はシュートブロックにあいましたが、もう少し違いを出せるようにしていきたいです」
–勝ち切れず、もどかしい試合が続いていますね。
「今はチャンスの数が圧倒的に少ないことが問題なので、まずはチャンスを増やす必要があります。そうすれば点を取れる可能性が高まりますし、それが自分の役目だと思っています。チャンスの数を広げたいと思っている中で、それができなかったので、自分が入った時にそれができるようにやっていきたいです」
○中村祐也選手
–惜しくも1点が届かず、悔しいスコアレスドローとなりました。試合を振り返っていかがですか?
「試合自体、長い間ボールの落ち着かない展開だったので、ワンチャンスやセットプレーで決まるんじゃないかと思っていました。前半のシュートチャンスは、ファーサイドに打てばこぼれ球を誰かが押し込んでくれるかなとあの形を狙いました。シュートを打つ前にもう少し中を見ながら打てれば良かったですし、中がフリーならば、そこで合わせるクロスボールを出すとか、もっと状況を判断してプレーをしないと、ワンチャンスをものにすることはできないのかなと思います」
–これだけ堅い試合になることは想定していましたか?
「相手も簡単にボールをはじいたり、蹴ってきたのですが、相手がそういう出方でくるとは意外な部分もありました。GKからつないでくるという話もあった中で、それとは違う戦い方でしたし、自分たちとしては背後を突く形をもう少し徹底できれば良かったです」
–もう少しチャンスを作るためには、何が必要だったのでしょうか?
「球際も負けてはいなかったですが、ボールを取った時に横に広げて、そこから裏を使う形をなかなか作れなかったことは反省点です。横に広げて背後を使うことをもう少し徹底できれば、チャンスを作れたのかなと思っています」
以上