○試合後の記者会見:相馬直樹監督
–まずは総括をお願い致します。
「1月前に台風で延期となったゲームが平日のナイターで入ったという形になりますが、遠く讃岐まで足を運んでいただき、声をからして一緒に戦ってくださったファン・サポーターの方々がいらっしゃいました。まず本当にありがとうございましたとお伝えさせてください。
少し連敗をしていたという状況も含めて、なんとか一緒に勝ち点3を持って帰りたかったのですが、残念ながら勝ち点1という結果になりましたが、本当に最後まで選手たちは戦って、走ってくれました。みなさんの声援、サポートはそのエネルギーになったと思います。本当にありがとうございました。
ゲームの方ですが、お互いに中2日での試合となりましたが、インテンシティー自体は非常に高いゲームになったのかなと思っています。そういう中で上のボールも多いですし、球際やルーズボールの争いも非常に多い戦いだったと思います。讃岐さんが我々の逆サイドを突く形を徹底してそこから勝負してきましたが、我々としては逆サイドに出させない中でなんとか攻め切りたいという戦いでした。しかしハーフタイムを経て、後半からは少しずつ良い形でシンプルにサイドを変えられるシーンを作られてしまったかなと思っています。
その中でなんとかボールを運ばれても最後はやらせないでいたのですが、最後にクリアがうまくいかない形から決められて先制されてしまいました。そこから我々とすればもう一度前へ出なければいけないですし、さらにまた相手のカウンターのパワーが効いてくるという展開だったのですが、ワンタッチのクリアボールがパスのような形になって、ディフェンスに行った中で入れ替わったシーンからゴールを決められなかったことが、今日勝ち点1を持って帰れる大きな流れだったかなと思います。その場面をしのげたことでその後、我々もカウンターの形が増えましたが、非常に良い形で追いつくことができました。
最後にもう少しで攻め切るというところまで近づいたかなと思いましたが、そこを勝ち点3に持っていくには、少しその力が足りていなかったということが現実だったかなと思います。
ただ今日のような出入りが激しいゲームの中で選手たちはよく戦ってくれました。そういう中でも、もう少し自分たちのやれる戦い方を表現するために、マイボールをもう少し良い形で運びたかったのですが、そのあたりのことは、ここからの3試合に活かしていきたいですし、まずはすぐに福岡さんとのゲームが、週末の日曜日にありますので、そこに向けてしっかりとマイボールをどうするかということを突き詰めてやっていかなければいけないなということは感じました。そのあたりの課題を持ち帰って、この勝ち点1をなんとか活かせるようにここから残り3試合、また選手たちと力を合わせてやっていきたいと思います」
–井上裕大選手が今日久しぶりに先発に戻りました。起用の狙いや今日の彼のプレーについて、教えてください。
「やはり連戦でもありましたし、ここ最近の讃岐さんのゲームを見ている中でも、非常に縦に速くなってきていました。さらにうちに対してという意味では、それに幅を使った戦い方を用意してくるのではないかなということはある程度は想定していました。そういった意味では中盤でセカンドボールを拾うこと、もう一つは先ほども話したとおり、セカンドボール争いを含めて、マイボールをどう自分たちの攻めたい形にしていくか、そういった部分で裕大には期待していました。
もちろんここまで土岐田がかなり頑張ってやってきてくれていたのですが、その連戦の中で今日は裕大に期待していました。また連戦の部分で言うと、深津も中島もベンチからのスタートという中で、やはりキャプテンとして、チーム内のコミュニケーションを取ることも含めて、裕大には期待した部分がありました」
–2点あります。マイボールをどう運ぶかという部分で攻撃面の2トップのキャスティングを、今日は鈴木孝司選手と山内寛史選手を起用しました。彼らを使うことで期待していた部分と、実際にどうだったのでしょうか。また終盤にドリアン バブンスキー選手を入れて、前線に3枚が並ぶようなスクランブルの状態で攻めた時にはどういう化学変化を期待していたのかを教えてください。
「2トップを孝司と山内という形で並べたのは、少しサイズ感もあるということも含めて、2人ともボールを収められる選手でもありますし、前で時間を作るということは今日のゲームではとても大事になると思っていたので、そういう中で実際にボールを収める時間はかなり作ってくれたかなと思います。
その中で2トップにボールを入れたり、走らせることなど、そのあたりのことで、もう少し相手が嫌がる部分にうまく配球できたら、相手をもっと下げさせて我々が前向きにプレーする時間をもっと作れたのではないかと思っています。ただそれは2トップだけの問題ではなく、実際にはかなり時間を作ってくれたシーンは多かったと思いますし、そのあたりのことを含めて良い仕事はしてくれていたと思っています。
そこをもう少し使う側が彼らを見て、うまく前にポイントを良い形で作れるか、彼が良い時間を作っている時や良いスペースに入り込んでいる時に使ってあげれば、もっと我々の時間が増えたのかなと思っています。
2つ目のことですが、実質的には3トップではないつもりなのですが、ただ現実的にドリアンが入ると、やはり相手が下る部分がありますし、それと実際に入ってすぐの時間帯や、点が取れた時間帯もそうなのですが、土居が前向きでセカンドボールを拾う回数が多く作れたことで、それによって、あの時間帯はスッと自分たちが押し込む時間を作れたかなと思っています。実際には最後そこまで入り込んだ後に得点を取るという形になったと思いますが、あれはカウンターの形でした。
もう少し相手が最後に引いて守りを固めてくるということも想定した中での戦いでしたが、向こうがリードしている時間帯は我々が前に入れたセカンドボールを前向きに回収できました。ただ今度同点に追いついてからは、相手も、もう一回カウンターを入れたかったために、逆にセカンドボールを拾われてカウンターを受けるという形になってしまいました。どちらが最後の点を取るかわからないゲームになってしまいましたが、そこはもう少し私の方で追いついた後の人の配置について、声をかけてあげるべきだったかなと思います。ただあの流れの中では正直難しかったかなとも思っています」
以上
○カマタマーレ讃岐:北野誠監督 会見要旨
–まずは試合の総括をお願い致します。
「残念な結果になって、本当に申し訳なく思います。すべての責任は監督である私にあると思うので、しっかりとそれを受け止めて、残り3つ、ホームのお客様の前で勝つ試合を見せたいと思います」
–後半は出足から良かったが、ハーフタイムでどのような指示を出したのでしょうか?
「この間の日曜日に甲府に負けたので、もう勝たないといけない中、今までこうやれば良かった、ああやれば良かったという後悔はあったと思う。でも、今日勝てばそれもまだまだ先につながるという話はしました」
–結果は残念でしたが、気持ちのこもったゲームはできていました。
「今日のような気持ちの入った試合を39試合全部できれば、強いチームですが、それができないことがチームの現状です。それをやらせられなかったのは、僕の責任なのかなと思っています」
以上
▽選手コメント
○藤井航大選手
–古巣戦となりましたが、試合を振り返っていかがですか?
「しっかりと勝ち切りたかったのですが、まずは負けなかったことは良かったのかなと思っています」
–相手も残留がかかっているので、相当な気迫で試合を戦ってきましたね。
「たしかに相手の気迫を感じましたが、その気迫を上回る戦いを今後もしていかないと、優勝は見えてこないのかなと思っています」
–最終的に追いついての引き分けとなりました。今後に向けて一言、お願いします。
「勝ち切れずに悔しい結果にはなりましたが、この勝ち点1をポジティブに捉えて、今後につなげていきたいです」
○土居柊太選手
–京都サンガF.C.戦以来のゴールとなりました。まずはゴールの喜びから聞かせてください。
「チームのために貢献することを意識している中で点を取れて良かったです。運動量を発揮することは大前提でもっと結果にこだわらないといけません。ニアサイドにここしかないと顔を出す中で、ゴールを決めることができて良かったです」
–得点を奪うまでの時間帯は良い形での攻撃をできていました。
「後半の途中から相手が疲れていたことも影響したのか、スペースも空いてきたので、間で受けろという指示はベンチからも出ていました。あの時間帯はつなぐ攻撃のほうが効果的にできていたので、そういう判断で良かったと思います」
–ゴールを決めたあとは、ボールをすぐに回収してセンターサークルに向かっていきましたね。
「勝ち点3のことしか考えていませんでしたし、追いついたので逆転してやろうという気持ちでした。与えられた立場で全力を尽くす中で勝ち点3を取りたいです。次も常に走ってチームのために戦いたいです」
○井上裕大選手
–久しぶりの先発出場となりました。今日はどんな気持ちでピッチに立ちましたか?
「2連敗している中でもう一度、町田のサッカーを徹底してやり続けることが大事だと思っていましたし、ミーティングでは相馬監督もそう話していたので、町田のサッカーを表現できるようにとピッチに立ちました」
–ご自分のプレーを振り返っていかがですか?
「まず90分もつかは、不安材料でした。ただ90分もたせることを考えるのでなく、やり切ろうとしている中で、90分フルで出ることができました。プレーの精度はもっと上げなければなりません。チームとしてやるべきことを徹底できたので、その点では良かったのかなと思っています」
–シーズンも残り3試合となりました。今後に向けて、一言お願いします。
「試合に出られる選手、出られない選手もいると思いますが、とにかく後悔しないように、一つ一つの練習を大事にしていくことが必要です。優勝争いはなかなか経験できることではないので、今後もチャレンジしていきたいです」
以上