〇試合後の記者会見:相馬直樹監督
–今日の試合の総括をお願いします。
「まずはナイトゲームではありましたが、たくさんの方々に集まっていただき、ありがとうございました。一緒にホームで勝って喜びを分かち合いたかったのですが、残念ながら勝ち点1にとどまってしまいました。最後まで選手たちが戦い、走ってくれましたし、ファン・サポーターの皆様には非常に大きなサポートをいただけたと思っています。まずはありがとうございましたとお伝えしたいと思います。
ゲームの方ですが、我々は新潟さんに対してリスペクトをしつつ、チャレンジをして自分たちからぶつかっていく試合をしようという形で選手たちを送り出しました。そういった中で、前半は自分たちのリズムで相手陣地に押し込んでゲームを進めることができました。ただ、やはり押し込んでしまうと、最後の場面で少し破き切るのが難しかったことが、前半はそのままのスコアでいってしまった要因だと思います。
もちろん、そのような展開の中で、相手はカウンターを完全に狙い、3トップという形で相手は準備してきました。そこに対してのケアを十分にしつつ、前半は0‐0で折り返しました。後半も前半と同じように前から入れれば、もう少し後半の最初の時間帯で相手の奥に入っていく時間を作れたかなと思います。
ただ、それ以上に新潟さんが前半と比べて前に出るところで、特に前線でポイントになるために、少し角度の差をつけてきたのかなと感じています。その結果、後半は立ち上がりから相手が押し込み、前に出る時間が出ていました。その分、我々は攻める時のスペースが空いて、後半はボールを奪った後、非常に良い形で攻撃をすることができました。その中でいくつかチャンスを作れたのですが、そういった場面で決め切ることが今後は非常に大切になってくると感じています。
今日は14本のCKがありました。CKに限りませんが、セットプレーで押し込めそうで押し込めないといったことがありました。それに加えて、オープンな展開になり、我々の機動力を活かしながら入り込んでいった時に、最後に決め切ることが今後の課題になってくると思っています。
最後はオープンな展開になりましたが、後ろは粘り強く、前線の選手も下がったままではなく、攻撃のチャンスを作りながら戦ってくれたと思います。新潟さん相手に、自分たちから前に出るという姿勢を最後まで続けてくれた選手たちに感謝しています。なんとか、この頑張りを勝ち点3に変えられるようにまた頑張りたいと思います」
–良い流れだった中で、ハーフタイムで平戸選手を投入しました。早めに選手交代をした意図を教えてください。
「リスタートが多かったことが、まず一つの理由です。セットプレーに関しては吉濱に蹴ってもらっていたのですが、ちょっとボールをうまく蹴れていませんでした。もう一つ、リスタートも含めて、吉濱がボールに触る回数は多かったのですが、うまくいかないたびに頭を下げてしまうことが続いていました。そこにチャンスが来ているところを含めて、そこが我々にとって大きなポイントになってくると思い、早めに代えました。
実際、前半にあれだけ押し込んでいたので、後半はオープンな展開になることは予想できていたことですし、向こうのカウンターの圧力が増すということも想定できました。また、悪いボールの取られ方も、前半途中から少しありましたし、そういったところも含めて、早めに次の手を打とうと思いました。幸いにも元気な選手がいますので、その選手に代わって出てもらいました」
–相手の新潟は従来のシステムと違う形でした。相手の出方に対して、町田の選手たちのピッチ上での反応はどのように見えたでしょうか?
「前半は、自分たちが前向きになる状況でセカンドボールを拾えていたことが大きかったと思います。それに加え、やはりボールサイドに対して前への圧力をかけてくれていたことで、相手が戻る形を作ってくれていたと思います。そういった意味では、選手たちは、相手のシステムの違いをあまり感じていなかったと思います。
前節の岐阜さんとの試合では、真ん中は引く選手でしたが、ワイドに選手がいました。今節も、スカウティングとは違いましたが、前節とやることは大きく変わらなかったと思います。一番変わった部分は、新潟の柳選手がアンカーというより、3バックのような形になるまで下りていて、形が違っていました。それ以上のことをそこまで選手たちは感じていないのではないか、と僕は思っています」
以上
◯アルビレックス新潟:鈴木政一監督 会見要旨
–まずは試合の総括をお願い致します。
「勝ち点3を大きな目標にしていましたが、勝てずに非常に残念です。前半は相手の速いサッカーに押し込まれて、セカンドボールを拾えない部分はありましたが、後半は落ち着いてきた中でチャンスを作ることができました。その中でゴールを奪えずに勝ち点1で終わったことを残念に思います」
–システムを4-1-4-1(4-3-3)に変更していましたが、その狙いは何だったのでしょうか?
「町田はダイレクトに速いサッカーでどんどん前にボールを入れてきます。その中で柳をアンカーのような位置に置いて、長いボールをはね返すことが狙いの一つ。また、あの位置に柳を入れることで最終ラインは背後へのボールに集中することができます。それが大きな目的でした。カウンターの形を何回か作られましたが、はね返すことに関しては柳も90分間、しっかりとやってくれたと思っています」
以上
▽選手コメント
◯深津康太選手
–試合は0-0の引き分けでした。試合を振り返っていかがですか?
「危ない場面もありましたし、一発で抜けられた場面もあったので、修正が必要です。次節の福岡戦も大変な試合になるかもしれませんが、しっかりと準備をしたいと思います」
–センターバックでコンビを組んだ選手は藤井航大選手でした。振り返っていかがですか?
「もう誰が出ても同じクオリティーでプレーできる良いチームになっていますし、航大には航大なりの良さがあります。チームは良い方向に進んでいると思います」
–14本のCKがあったので、ゴールをこじ開けたかったですね。
「こういう展開になるとセットプレーで仕留められると試合を楽に進めることができます。1本でも決めないといけないですね。セットプレーに関してはもっと責任を持ってやらないといけないですし、個人としても最近は点を取れていないので、狙っていきたいです」
–相手にはターレスという体の強い選手もいました。その対応はいかがでしたか?
「体の強いことは事前に分かっていたので、思い切りチャレンジャーとしてぶつかっていくだけでした。うまく抑えることができたんじゃないかと思います」
◯平戸太貴選手
–後半スタートからの出場でした。どんなプレーをしようとイメージしながらピッチに立ちましたか?
「チームでやるべきことを自分がやることとその中でしっかりと前に出て起点を作って、ゴールに関わるプレーをしようと思っていました。精度や最後に決め切る部分など、細かい部分を合わせていければ勝てたんじゃないかと思っています」
–CKも14本あったようです。今日の試合はなかなかゴールに結びつきませんでした。
「相手は前の試合で点を取られていたので、いつも以上にしっかりと対応してきていたとは思います。でも相手よりも先にボールに触ることやチャンスにつながる場面もあったと思います。決め切れなかったことが結果なので、中と合わせていきたいです」
–昨季までJ1で戦っていた新潟を相手に引き分けたことはポジティブな要素なのでは?
「ゲーム自体も悪くなく、チャンスも多く作れていたのであとは決め切る部分だけでしたし、決め切ることがすごく大事です。顔を下げることなく、次の福岡戦に向けて勝つための準備をしていきたいです」
◯ロメロ フランク選手
–昨季まで在籍していた新潟との古巣戦となりました。途中出場となりましたが、試合を振り返っていかがですか?
「どんな形でも1点を取りたかったです。チャンスも作れていましたし、どちらに点が入ってもおかしくない展開だったと思います」
–具体的なプレーのイメージはどんなものでしたか?
「自分が高い位置で起点になって、シュートを打つことやタメを作って高い位置でのセットプレーを取ることなどを考えてプレーしていました。相手を一つ剥がせればシュートまで持ち込めたので、相手を剥がせれば良かったのですが、相手はすぐにプレッシャーをかけにきました。もう少し良い形でシュートまで持ち込みたかったです。フィニッシュで終わりたかったですけど、1本も打てなかったことが残念です」
以上