2018 明治安田生命 J2リーグ

06月17日(日) 18:00 KICK OFF 岐阜メモリアルセンター長良川競技場
試合終了
FC岐阜
0
0 - 0
0 - 1
1
FC町田ゼルビア
ゴール
スターティングメンバー
GK 25 ビクトル
DF 2 阿部 正紀
DF 15 田森 大己
DF 3 竹田 忠嗣
DF 16 福村 貴幸
MF 6 三島 頌平
MF 31 宮本 航汰
MF 23 小野 悠斗
FW 9 山岸 祐也
FW 14 風間 宏矢
FW 11 古橋 亨梧
ベンチスタート
GK 21 原田 祐輔
DF 26 長沼 洋一
MF 20 禹 相皓
MF 30 中島 賢星
FW 7 田中 パウロ淳一
FW 19 薮内 健人
FW 24 難波 宏明
チーム監督
大木 武
選手交代
66' 小野 悠斗 → 田中 パウロ淳一
83' 山岸 祐也 → 薮内 健人
警告
28' 三島 頌平
80' ビクトル
退場
データ
FK 17
CK 3
PK 0
シュート 7
警告/退場 2 / 0
ゴール
78' オウンゴール
スターティングメンバー
GK 1 福井 光輝
DF 2 奥山 政幸
DF 35 大谷 尚輝
DF 5 深津 康太
DF 17 下坂 晃城
MF 7 杉森 考起
MF 15 井上 裕大
MF 29 森村 昂太
MF 14 吉濱 遼平
FW 30 中島 裕希
FW 9 鈴木 孝司
ベンチスタート
GK 21 髙原 寿康
DF 3 藤井 航大
MF 8 平戸 太貴
MF 10 土岐田 洸平
MF 19 土居 柊太
MF 24 ロメロ フランク
FW 20 ドリアン バブンスキー
チーム監督
相馬 直樹
選手交代
61' 吉濱 遼平 → 平戸 太貴
69' 杉森 考起 → ドリアン バブンスキー
81' 深津 康太 → 藤井 航大
警告
41' 森村 昂太
59' 吉濱 遼平
70' 大谷 尚輝
88' 下坂 晃城
退場
データ
FK 9
CK 14
PK 0
シュート 17
警告/退場 4 / 0
入場者数 天候 / 気温 / 湿度 ピッチ
7,784 曇 / 23.8°C / 58% 全面良芝、水含み
主審 副審 第4の審判員
三上 正一郎 イ サンギ、櫻井 大輔 山村 将弘
試合終了
FC岐阜
0
0 - 0
0 - 1
1
FC町田ゼルビア
試合経過
前半0分

岐阜ボールでキックオフ、試合開始

前半0分

岐阜は小野が、町田は井上がそれぞれキャプテンマークを巻く

前半0分

前節と同様のスターティングイレブンで臨む両チーム。好調を維持したい両監督の思惑が見て取れる。得点能力の高さを見せている岐阜の古橋、町田の中島。チームを勝利に導く両エースの活躍にも注目したい

前半4分

町田 ペナルティエリア左にこぼれたルーズボールに中島が足を伸ばして飛び込むが、足を高く上げてしまい、ファウルを取られてしまう

前半7分

町田 味方からのパスを受けた古橋に単独での突破を図られるも、深津がうまくタイミングを見計らってタックルを仕掛け、ボールを奪い取る

前半11分

町田 右サイドからのCKを獲得すると、キッカーの吉濱はニアサイドに低い弾道のクロスを入れる。鈴木が福村の前に入り込み、頭から飛び込んでヘディングシュートを放つも、ゴールの上に外れてしまう

前半14分

町田 ゴールラインぎりぎりでボールを残した中島が相手にボールを当て、右サイドからのCKを獲得する

前半15分

町田 キッカーの吉濱がニアサイドに鋭いクロスを上げるも、飛び込む味方は居らず、古橋に難なくクリアされてしまう

前半17分

町田 左サイドからのCKを立て続けに獲得するも、吉濱からのクロスはシュートに結び付かない

前半18分

町田 深津が左サイドを駆け上がる下坂の前方のスペースにグラウンダーのパスを送るも、パスは長くなり、そのままタッチラインを割ってしまう

前半23分

町田 井上からの浮き球のパスに反応した吉濱がペナルティエリア左から左足を振り抜くも、背後から来た難しいボールに対してうまくミートできない

前半26分

町田 杉森からのパスを受けた鈴木がゴールラインぎりぎりから折り返そうとするも、体を倒しながら入れたクロスはGKに阻まれてしまう

前半28分

町田 鈴木が三島に後ろからスライディングタックルを受け、ペナルティエリア手前の中央でFKを獲得する

前半28分

岐阜 三島にイエローカード

前半29分

町田 ボールの近くに立つのは井上と吉濱。吉濱が左足で直接狙うも、壁の上を越えたシュートはGKにキャッチされてしまう

前半33分

町田 左サイドからのスローインをうまくつなぎ、シュートにつなげる。杉森からの浮き球のクロスに対してファーサイドから飛び込んだ吉濱が小野に競り勝ち、ヘディングシュートを放つも、ゴール右に外れてしまう

前半35分

町田 左サイドの敵陣中央でFKを得ると、キッカーの吉濱は意表を突いたシュートを放つ。だが、わずかにゴール左に外れてしまう

前半37分

町田 左サイドからのCKを獲得すると、キッカーは吉濱に代わって森村が務める。森村がゴール前にクロスを放り込むも、DFにヘディングでクリアされてしまう

前半41分

町田 森村にイエローカード

前半41分

町田 風間に仕掛けたタックルがアフター気味に入ってしまい、警告を受ける

前半46分

アディショナルタイムは1分の表示

前半47分

前半終了。スコアレスで試合を折り返す

後半0分

町田ボールでキックオフ、後半開始

後半0分

両チームともにハーフタイムでの選手交代はなし

後半1分

町田 ペナルティエリア手前での密集から鈴木がディフェンスラインの裏に走り込む杉森に浮き球のパスを送る。杉森はボールを収め、角度のない位置から右足でシュートを放つも、枠に飛ばせない

後半2分

町田 鈴木がディフェンスラインの裏に浮き球のパスを供給。中島が反応して走り込むも、オフサイドの判定を受ける

後半7分

町田 左サイドの敵陣深くから下坂がドリブルを仕掛けるも、複数のDFに囲まれ、最後は阿部にボールを蹴り出されてしまう

後半8分

町田 中島がタイミングを見計らってオーバーラップを仕掛けた下坂の前方にパスを送るも、ボールはわずかに長くなり、そのままゴールラインを割ってしまう

後半10分

町田 味方からのパスに反応した森村がペナルティエリア右からシュート性のクロスを入れる。ファーサイドから杉森が懸命に足を伸ばして飛び込むも、わずかに届かない

後半12分

町田 左サイドからのCKを獲得すると、キッカーの吉濱が鋭いクロスをゴール前に上げる。山岸にクリアされるも、こぼれ球を拾った味方のパスを受けた吉濱が再度左サイドからクロスを入れる。しかし、シュートには至らない

後半14分

町田 吉濱にイエローカード

後半14分

町田 福村に対するタックルが足の裏を見せた危険な行為とみなされ、カードを提示される

後半16分

町田 14吉濱OUT→8平戸IN

後半18分

町田 左サイドからのCKを獲得すると、代わって入った平戸がキッカーを務める。ペナルティエリア中央にクロスを入れると、深津が飛び込む。だが、深津のマークとなっていた阿部に先に触られ、クリアされてしまう

後半21分

岐阜 23小野OUT→7田中IN

後半22分

町田 深津がシュートブロックの際、下坂と接触してピッチに倒れ込むも、すぐさま立ち上がり、プレーに復帰する

後半24分

町田 7杉森OUT→20ドリアンバブンスキーIN

後半25分

町田 大谷にイエローカード

後半25分

町田 山岸に対するタックルが遅れて入ってしまい、警告を受ける

後半26分

町田 左サイドでボールを受けた平戸はオーバーラップを仕掛けた下坂にパスを送る。下坂がラインぎりぎりから折り返すと、鈴木が走り込む。しかし、鈴木の手前でDFにクリアされてしまう

後半31分

町田 右サイドからのCKを獲得すると、キッカーの平戸がアウトスイングのクロスを放り込む。下坂がヘディングで合わせるも、相手にブロックされてしまう。セカンドボールを拾った味方が再びクロスを入れるも、相手に防がれ、右サイドからのCKを獲得

後半33分

町田 ゴール!!!キッカーの平戸がゴール前にクロスを供給すると、クリアを試みた山岸の頭上を越えたボールに下坂が飛び込む。右足で冷静に合わせると、シュートは古橋に当たってコースが変わる。GKの手をかすめたボールはそのままゴールに吸い込まれ、先制に成功

後半35分

岐阜 ビクトルにイエローカード

後半36分

町田 5深津OUT→3藤井IN

後半36分

町田 深津は足をつったためか、担架に乗せられてピッチを後にする

後半38分

岐阜 9山岸OUT→19薮内IN

後半40分

町田 右サイドからのCKにドリアンバブンスキーが相手を振り切ってヘディングシュートを放つ。しかし、枠をとらえ切れない

後半43分

町田 下坂にイエローカード

後半46分

アディショナルタイムは3分の表示

後半47分

町田 左サイドのコーナー付近でボールをキープし、うまく時間を使っている

後半49分

試合終了。0-1でアウェイの町田が勝利

◯試合後の記者会見:相馬直樹監督
–まずは試合の総括をお願い致します。
「東京からたくさんの方々が我々をサポートしに来てくださいました。試合が終わったあとに倒れる選手が何人かいましたし、本当にタフな戦いとなりましたが、最後まで走って戦うという、そういうゲームをできたのも、ファン・サポーターの皆様の声援やエネルギーがあったからだと思っています。まずはありがとうございましたとお伝えさせてください。

タフなゲームになることは分かっていましたが、実際にそういうゲームになりました。岐阜さんはしっかりとボールを握って戦ってくる中でなかなかボールを奪えない相手であり、奪われたあとのボールを回収する力もあるチームに対して、我々は準備を進めてきました。

相手を上回ること、球際の攻防、そして相手の出方に対して準備をすることを含めて、90分の中で穴が開く場面はありましたが、選手たちは粘り強く戦ってくれました。こういう展開はなかなか点が入らず、得てして相手のチャンスが入るケースが多く、実際に相手にビッグチャンスがありましたが、そこでゴールが入らなかったので、我々に運が味方してくれた部分もあったと思っています。最後はセットプレーでオウンゴールという結果でしたが、相手に圧力をかけ続けた結果が勝ち点3につながりました。アウェイが続きましたが、次はホームに戻るので、ボールを奪い切るという試合をホームで見せたいと思います。そして勝ち点3を取れるように頑張りたいと思います」

–今日の結果で公式戦4連勝と非常にチームとして良いサイクルに入ってると思いますが、チームがそうした良いサイクルに入っている原動力は、監督の中ではどのように感じていますでしょうか?
「前節は徳島さんに勝ち切ることができたのですが、最後のほうの時間帯は少し、自分たちが前から奪いに行くという姿勢が出せない時間が出てしまっていました。今日は今の岐阜さんのチーム状態を考えると、もしそうなってしまったらたぶん破かれてしまうだろうなという怖さが僕の中ではありました。そういう状況に持っていかれないように、今週の1週間の準備をしました。

だいぶ気候も暑くなってきて、今日も選手たちにとっては蒸し暑さがあった中での試合になったと思いますし、今シーズンで言えば一番暑く、相当な汗が出て消耗したゲームだと思います。そうした中でのゲームで、最後までバテずに圧力をかけてくれたこと、そうした姿勢を示してくれたことは本当にチャレンジだったのですが、それを選手たちが表現してくれたことは、僕としては非常にうれしかったですし、選手たちのことを頼もしく思っています。現状は勝利が続いていますが、選手たちはまだまだチャレンジをする気持ちを今も持ち続けてくれていることが、良いサイクルに入っている一番の要因かなと思っています」

–かなり戦術的にうまくいったと思いますが、対岐阜として、どういったことがポイントだったのでしょうか?
「チームとしてあまりやることは変わっていません。ただやはり同じことをするにしても、より圧力を高めないと岐阜さんのゲームにされてしまいますし、そうなると我々としては苦しくなるので、その圧力をどこまで続けられるか。それがポイントでした。多分ですが、岐阜の選手たちは『まだ来るのか』という思いがあったのではないかと思います。そういう意味では今日は選手たちが根比べに勝ってくれたと思っています。

やり方うんぬんということではなく、相手に圧力をかけるという部分が重要でした。その中で前半の立ち上がり25分ぐらいまでは、お互いの時間帯があったと思います。相手の時間帯は我慢しなければなりませんし、自分たちの時間帯に点を取れるとは限らないのがサッカーというスポーツの特性ですが、自分たちの時間帯はリスク管理が重要になりました。

今日の試合に関しては、自分たちの時間帯の中で点を取り切ることができました。また相手にいくつかのカウンターの場面でのチャンスがあったときにそれをしのげたことが結果的に大きかったのかなと思っています」

–岐阜はかなりワイドを使ってきましたが、そこをうまくスライドして、横をコンパクトに90分間、動けていたと思います。
「そういったことを選手たちには求めてやってもらっていますし、そこがうまく形として出たと思います。最初に話しましたが、ボールが出てからでは遅いですし、準備というか予測で相手を上回れるかでした。特に今日の立ち上がりもそうですが、相手の準備のほうが早いときには、このままでは入れ替わられる、スライドをしても相手にひっくり返されてしまうなと思う時間帯もありましたが、少し相手に剥がされそうになったからといっても引かずに、粘り強くやり続けてくれたことが大きかったと思います」

以上

◯FC岐阜:大木武監督 会見要旨
–まずは試合の総括をお願い致します。
「5連勝にならなかったことが残念です。たくさんのお客さんに来ていただきましたが、勝つ姿を見せられずに残念です。次のゲームもホームゲームなので、次は勝つための姿を見せるための準備をしたいです」

–14本ものCKを与えていましたが、その中の1本がゴールにつながりました。修正できなかったのでしょうか?
「修正できなかったというか、やっていないわけではありません。14本ものCKがあれば、1本は入ってしまうものです。あんなにCKを取らないようにすることのほうが先です」

–今日の敗因について、先ほど自分たちがやってきたことを出せなかったとおっしゃっていましたが、その原因は何でしょうか?
「相手の良さが我々よりも勝ったと思います」

–相手の良さとは球際の強さなどでしょうか?
「長いボールを入れて、相手はそのあとのセカンドボールに対する出足の早さがありました。仮に我々がボールを拾っても自分たちが前にボールを運べない状況でした」

以上

▽選手コメント
◯奥山政幸選手
–マッチアップした古橋選手は好調でした。マッチアップする上で意識していたことはどんなことですか?
「過度に意識することなく、取り組めたことが逆に良かったのかもしれません。チームとしてやることを徹底した結果、勝つことができました」

–今日はサイドでも前からアプローチに行く場面が目立っていました。食いつき過ぎと紙一重な部分があったと思いますが、そのあたりのバランスはいかがでしたか?
「サイドハーフに入った選手がうまくプレッシャーをかけてくれていましたし、僕からはある程度限定することができました。自分としては狙いどころが絞りやすかったですし、1本は裏を取られましたが、裏を取られた場面も最後まであきらめずに対応できました」

–今日は地元の愛知県に近いということで、奥山選手を応援に来た人もたくさんいたようですね。
「今日は親だけではなく、あまり試合を見に来ない姉もスタジアムに来てくれました。そういった中でチームが勝つ姿を見せられてうれしいですし、良かったです」

◯下坂晃城選手
–結果的に下坂選手が中で合わせたことでオウンゴールにつながりました。その場面を振り返ってください。
「右足でしたけど、僕のゴールですね。そのほかにもヘディングで合わせる場面はありましたが、今日は僕のところにボールがくることがありました。シュートに関しては、当てるだけでした。ただ枠は外れていたのでラッキーではありました」

–チームとして試合中は前からボールを奪いに行くシーンもありました。どんな狙いだったのでしょうか?
「(深津)康太さんがかなり前に押し出してくれたので、僕も守備で前から行きやすかったです。前節の徳島戦は(杉森)考起を後ろに下げ過ぎたので、そうならないように、僕と康太さんで話している中で、押し出すことができましたし、前から嵌めやすかったです。考起も徳島戦よりは攻撃に絡む回数が多かったと思います」

–このチームでやれるという自信もついてきましたか?
「やることもハッキリしていますし、やりやすいですね。みんなもハードワークをしていますし、仲間を信じて戦うことができています」

◯杉森考起選手
–好調な岐阜を相手に、粘り勝ちでした。試合を振り返っていかがですか?
「個人という意味ではチャンスもありましたし、シュートも結構打ったので、やっぱりゴールを決めたかったです」

–チームの勝利のためにどんなことを意識してプレーしていたのでしょうか?
「守備でチームに貢献できるように、とにかく走ることは意識していました」

–名古屋からも近かったので、杉森選手を応援しにきてくれた人がたくさんいたようですね。
「町田からも名古屋からもたくさんの方が応援に来てくれたので、チームという意味では結果が出たのでうれしいのですが、やはり個人として結果を残したかったです」

○平戸太貴選手
–平戸選手のCKがチームを勝利に導きました。オウンゴールにつながったCKの場面はどんな狙いで蹴ったのでしょうか?
「ニアのスペースをうまく活用しようという考えで蹴ったのですが、中でうまく合わせてくれて、それがオウンゴールという結果につながって良かったです」

–選手交代のファーストチョイスだったと思いますが、どんな想いで途中出場したのでしょうか?
「チームとして非常にタフな戦いをしていたので、チームのために走って、チームを勝利に導きたいという思いでピッチに入りました」

–次はホームでの新潟戦になります。試合への意気込みをお願いします。
「チームとして公式戦4連勝で良い流れですし、次のゲームでしっかりと勝つこと。そして与えられたチャンスでチームのために結果を積み重ねていきたいです」

以上