◯試合後の記者会見:相馬直樹監督
–まずは試合の総括をお願い致します。
「まずは非常に良い天候の中でたくさんの方々に集まっていただきました。ホームで勝つ姿をお見せしたかったのですが、結果的に敗戦となってしまいました。ただ選手たちは最後まで戦ってくれましたし、最後まで足を動かすことができたのも、ファン・サポーターの皆さんの声援があったからです。まずは皆さんに感謝を申し上げたいと思います。
ゲームの方ですが、前半と後半がまったく違うゲームになってしまいました。そういった意味ではハーフタイムの私による選手たちの送り出し方がこの結果を招いてしまったと思っています。相手のFKやカウンターからの一発は素晴らしいゴールだったと思いますが、この結果の原因は前半と後半で我々が違うサッカーをしてしまったことに尽きると思っています。
その原因は私の選手たちの送り出し方が良くなかったですし、選手間でそういう空気が作られていたのかもしれませんが、もしあったとすれば、私が気付くべきでしたが、結果的にそういう状況のまま、ピッチに出してしまったことがゲームの結果に反映されました。私自身にとっても反省の多いゲームとなりました。
ただ前半にあれだけできたことは、すべてがなしになるという話ではありません。その中でゴールをもぎ取ることをやっていきたいですし、点差がついた中でも1点を取りに行くという姿勢は今後も続けてほしいことです。最後まで戦ってくれた選手たちには感謝したいです。これからは天皇杯を含めた連戦となりますが、また良い準備をしていきたいと思っています」
–前半の最後の10分程度押し込まれましたが、その原因を何だとお考えですか?
「足が止まった影響もあったと思います。今日も25℃近くで、60%という湿度の中、足が止まるような時間帯がくるとは思っていました。ただもう少し早く、くるのかなと思っていたのですが、思ったよりも、もったなと思っているのが正直な思いです。
ただ前半の終盤は赤嶺選手にボールが入るときに、はじき返し切れない場面が増えてきました。でも全部を消すことはできませんので、良い時間帯に点を取ることも大事ですし、それプラス90分間すべては難しいとしても、自分たちの時間を多く作っていくことが必要です。前半に関しては自分たちの配球というよりも、相手への対処の中でボールが相手にいき始めました。後半は自分たちがどう戦うかという部分で自分たちの方がよそ行きになって、判断が遅れるプレーが後半の立ち上がりから散見されてしまいました。後半に向けた選手たちの送り出し方に関して、私が選手たちの空気を感じ取れずにいたことで、彼らを良い形で送り出すことができませんでした」
以上
○ファジアーノ岡山:長澤徹監督 会見要旨
–まずは試合の総括をお願い致します。
「岡山から500人以上のサポーターの方々が来てくださったことで我々の大きな力になりました。前半の最初は相手に入り込まれるイメージでいましたが、サポーターの声援とともにその時間帯を耐え切ったことが勝因になったと思っています。いつもありがたいです。
選手たちに話したことですが、町田さんのスタイルはザルツブルクやライプツィヒではないですが、スペースを攻略すると同時に、かなり訓練されている、予測をした中で前にボールを運んで陣地を取りながら進めるサッカーをしてくるチームだと話し、基本的な対応をしました。
ワンタッチプレーを見逃さないこと、相手が背後を使ってくる中で早めにスペースを埋めるためにステップバックを早めにそろえることを重点的にやりました。あとはボールを奪ったあとがポイントですが、立ち位置で工夫はしていましたし、赤嶺の位置でポイントができそうだったので、選手同士が近い距離をとって、サイドチェンジを使って逆サイドを使うイメージでした。
最初は圧力がすごかったですが、前半の35分を過ぎてから次第にポイントを作って、自分たちがイメージしていた攻撃はでき始めていました。後半に入ってからが勝負だなと思っている中で、後半の立ち上がりから良い形で入れたことが良かったです。ただ選手たちにも話しましたが、2点、3点が入っても、町田は絶対に死なないチームです。今日も1点をねじこんできたので正直に良いチームだと思います。
今季は14試合区切りで戦っていますが、前節は雷雨の影響でヴェルディ戦はまだ結果ついていません。今日が中盤戦のスタートの試合だと捉えた中、難しいアウェイで勝ち点3を取れたことは良かったです。ただ選手たちにはもったいないけど、ここに勝利を置いて帰って、また次の準備をしようということで統一しています。J2は厳しいリーグですし、どうしても中盤戦は中だるみするので、次のホームでの山形戦が大きなポイントだと思っていますので、しっかりとした準備をしていきたいです」
–増田繁人選手を今季初めて先発で起用しました。彼に期待したことは?
「けがでずっと出遅れていて、先週の練習試合で90分できたので出てもらいました。もともと彼は必要だと思ってきてもらった選手ですし、周りの状況判断もできる選手。また一体感を作れる選手でもあるのでそういったことを期待していました。まだコンディションは50%ぐらいだろうから、このゲームを境に今後もトレーニングをしっかりとやって、コンディションをもっと上げてほしいです」
以上
◯奥山政幸選手
–クロスボールからゴールをアシストするのは初めてだったと思います。どんな狙いを持ってクロスボールを上げたのでしょうか?
「中で中島選手以外にも選手がいたので、割とアバウトにというか、このあたりかなと、落とそうという形で入れて、(中島)裕希さんが競り勝って決めてくれました。ありがたかったです」
–試合全体を通して攻撃面における個人的な手ごたえはいかがですか?
「前に出ることはできましたが、相手は引くのが早かったですね。ボールを持ってから相手が下がるスピードよりも、自分たちの前に出る早さが上回ることができれば良いですが、引かれたあとにもう一工夫できれば良かったです」
–後半に押し込まれた原因をどう感じていますか?
「後半の入りから相手のペースになってしまいました。引くのが早かったとはいえ、裏ありきの攻撃なので、ブラさずに今一度割り切ってやっても良かったのかなと思います」
◯平戸太貴選手
–3試合ぶりの先発出場となりました。どんなことを考えて試合に入りましたか?
「チームの勝利に貢献したいと思いながらピッチに立ちました。キックのフィーリングはそんなに悪くなかったですし、自分が狙っている位置にボールを蹴ることはできました。あとは細かい部分を突き詰めて、自分のセットプレーですべてがチャンスになるぐらいになるようにしたいです」
–前半から相手を押し込めた中で点を取り切るために必要だったことは何でしょうか?
「自分たちの流れのときにいかにゴールを決めるか、それで流れは変わると思います。やはり押し込めるときに1点でも2点でも取らないといけません」
–まだまだリーグ戦は続きます。この結果を踏まえて、今後はどんな戦いをしていきたいですか?
「下を向かずに切り替えて、前半のような戦いを少しでも90分に近づけられるようにして、点を取れるときに取ることが必要だと思っています」
◯中島裕希選手
–1点を返す反撃のゴールになりました。まずはゴールシーンを振り返ってください。
「相手を押し込んだ中で、マサ(奥山)がクロスボールを入れてくれる形でした。最初はファーサイドで待とうと思ったのですが、中に動いたらマークをうまく外すことができました。あとは気持ちで決めました」
–決して簡単なヘディングシュートではなかったと思います。
「まずは当てるときにインパクトを大事にしようと考えてヘディングしました。良い位置に飛んでくれたと思います」
–3点差がついてもチームはあきらめずに戦っていました。
「あきらめている雰囲気はなかったですが、後半の入りがすごく悪くて、最初から相手に押し込まれる形になりました。そうなってしまったことがもったいなかったですね」
–ハーフタイムにはどんなことを話し合って、後半のピッチに立ったのでしょうか?
「変わったことはなかったですが、前への意識を持った中で後半に入ったほうが良かったですね。次の試合に向けて切り替えて、また前を向いて戦っていきます」
以上