MATCH INFORMATION 試合情報 - 詳細
【試合結果】高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2025 関東 supported by G-Vinculo 2部リーグ参入戦 決定戦 vs 成徳深谷高校
FC町田ゼルビアユース
4
-
2
成徳深谷高校
- 得点
- 10分 9西川瑞希
35分 9西川瑞希
45分 11林夏生
87分 11林夏生
- 概要
- □会場・鹿嶋市ト伝の郷運動公園 A面
□時間・13:30kickoff
<メンバー>
【スタメン】
GK
1末永幹人
FP
2佐藤理宇、4佐藤智風、5森高優、6荻野凱、7原櫻太、8関大翔、9西川瑞希、10武田翔琉、11林夏生、19安田龍都
【ベンチ】
3間正大樹、13西尾心、18岡力輝斗、20有馬佑賀、22熊谷瑛志、23髙橋春樹、25小林羚琉、34髙橋力斗、49石野悠翔
【交代】
89分 2佐藤理宇→22熊谷瑛志
89分 10武田翔琉→20有馬佑賀
89分 19安田龍都→13西尾心
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<レポート>
【試合前】
『クラブの歴史を創る』
高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2025 関東2部リーグ昇格へあと一つ。
熱戦となった初戦を勝利したFC町田ゼルビアユースの最後の相手は成徳深谷高校(埼玉代表)。
初戦を1-0で勝ち上がってきており、堅守と縦に速い攻撃が特徴のチーム。
中山監督は「前戦はシュートの本数が3本だったので、積極的にシュートを打とう。今までやってきたことをより強く意識してやろう。こんな緊張感のある試合をできるのは俺たちだけ。1人で闘うわけではない。縮こまらず全員で良い準備をして笑って帰れるようにしましょう。」と伝えると、試合直前のMtgでは「ゴールを目指してプレーし、最高のゲームをしよう。90分間で全てを出し切ろう。自分達の最高のプレーを全員で出そう!」と選手を鼓舞しピッチへと送り出した。
平日にも関わらず、多くのファン・サポーター・保護者が多く駆けつけた試合会場の鹿嶋市ト伝の郷運動公園。
多くのサポートを背に、選手たちは2025シーズンFC町田ゼルビアアカデミー最後の闘いへと向かった。
※45分ハーフ
【前半】
試合はボールを繋ぐゼルビアに対して、成徳深谷がハイプレスを仕掛け、ゼルビアはそれを掻い潜るという展開となる。
成徳深谷は前線からの2度追いを徹底し、こちらのビルドアップに圧力をかけてくる。
これに対してゼルビアは落ち着いて、フリーの選手を探してボールを動かす。
6分、自陣右サイドから中央で佐藤(理)が受けると、寄せてくる相手をドリブルで剥がし前に運ぶ。これにタイミングをあわせ、左前方のスペースに林が走り込み、ボールを受けると縦にドリブルを仕掛け、左足でシュートを放つが枠をとらえることができない。
さらに7分、右FKから安田がゴール前へクロスを入れると、最後は佐藤(智)がシュートを放つが相手がブロック。
なお攻勢を強めるゼルビアは10分、相手ゴール前中央で原が起点を作るポストプレー。
ボールを西川に落とすと右足を振り抜きゴール右角へ突き刺し先制に成功する。
さらに、流れを引き寄せたのがその直後。
11分、左サイド裏に飛び出した西川を相手DFが倒し1発レッドで退場となり数的優位となる。
これで得たFKを安田がファーサイドでフリーとなった森高に合わせるが、ボールコントロールがうまくいかずゴールキックになってしまう。
スコアが動かない時間が続くなか35分、ボールを動かしながら前進すると、最後は右から原がピンポイントクロスを西川に合わせ追加点を奪う。
相手のロングボールやセットプレーからゴール前に迫られるシーンはあるものの、末永を中心とする守備陣が集中力を切らさない。
このまま終わるかと思った45分、右サイドから中央で西川がボールを受けるとシュートは相手にブロックされてしまう。このこぼれ球を西川が拾い左アウトサイドで林へラストパス。ゴールカバーに来た相手守備陣を落ち着いて確認しながらゴールに流し込み3点差。
リードを広げハーフタイムに入る。
【ハーフタイム】
ベンチへ引き上げてきた森高は「1点入ったら流れは変わるぞ」と、声をかけチームの気を引き締める。
中山監督からは「3点差で、数的優位になっていても一つのプレーで流れは変わる。次の1点が大きい。残り45分、やるべきことを全員が徹底してやって、良い景色を必ず見よう!」と、選手を鼓舞して送り出す。
相手はメンバー外選手も含めて全員で円陣を組み、後半への士気を高めて望んでくる。
【後半】
ゼルビアキックオフで始まると、相手のなりふり構わない勢いに主導権を握られてしまう。
ゼルビアは47分、右ポケットに走り込んだ原へボールを出すと、原のシュートは相手がブロック。さらにこのこぼれ球を武田が拾いシュートまで持っていくが相手守備陣が身体を張って防ぐ。
逆に相手にチャンスを作られたのは63分、相手に左からクロスを上げられるが、守備陣が身体を寄せてシュートを打たせない。
なんとか失点をせずに耐えていた守備陣だったが69分、相手の右FKからゴール前にボールを送られると最後は混戦からシュートを決められ3-1。
ゼルビアも反撃に出ようとするが、相手の固い守備に阻まれ、思ったような形を作れず流れを引き戻せない。
78分にも相手の左FKを合わせられ、ヒヤリとするもシュートは枠の外。
守備の時間が長くなるなか84分、PA内への進入を許すと足が引っかかってしまい、PKを与えてしまう。これを落ち着いて真ん中に蹴り込まれ1点差まで詰め寄られてしまう。
その後も相手の勢いを受け、防戦一方となるなか、時計の針を進めるプレーも選択しつつチャンスを伺うと、チームを勇気付ける4点目を林が奪った。
87分、佐藤(理)が縦にボールを出し林が受けると、単騎でドリブルを仕掛ける。林は相手を2人かわしながら中に切り込み、最後は右脚でファーサイド角を射抜くコントロールショットを突き刺しリードを2点差に戻す。
89分には佐藤(理)・武田・安田から西尾・有馬・熊谷を投入し、試合を締めにかかる。
最後まで集中力を切らさず相手の攻撃を弾き返し続けると、歓喜の瞬間が訪れる。
FC町田ゼルビアアカデミー初の関東リーグへの昇格。
プリンスリーグ関東2部リーグ昇格を決めた。
FC町田ゼルビアユースへのサポートありがとうございました。
来シーズンもみなさまのサポートを何卒よろしくお願いいたします。