MATCH INFORMATION

【試合結果】高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2025 関東 supported by G-Vinculo 2部リーグ参入戦 1回戦 vs 帝京第三高校

FC町田ゼルビアユース
2 - 0
帝京第三高校
得点
14分 7原櫻太
90+2分 11林夏生
概要
□会場・鹿嶋市ト伝の郷運動公園 A面
□時間・13:30kickoff

<メンバー>
【スタメン】
GK 
1末永幹人

FP
2佐藤理宇、4佐藤智風、5森高優、6荻野凱、7原櫻太、8関大翔、9西川瑞希、10武田翔琉、11林夏生、19安田龍都

【ベンチ】
3間正大樹、13西尾心、18岡力輝斗、20有馬佑賀、22熊谷瑛志、23髙橋春樹、25小林羚琉、48於保颯介、49石野悠翔

【交代】
74分 9西川瑞希→22熊谷瑛志
74分 19安田龍都→20有馬佑賀
90+3分 7原櫻太→13西尾心
90+3分 10武田翔琉→25小林羚琉

==========

<レポート>
【試合前】
『クラブの歴史を創る』
高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2025 関東 supported by G-Vinculo 2部リーグ参入戦がいよいよ始まる。
この大会は、初戦(20日)に勝利し、22日の決定戦を勝利すればプリンス関東2部リーグへの昇格が決まる。
『2回勝てば昇格』という大会である。
その初戦戦相手は山梨代表の帝京第三高校。
山梨県ユース1部リーグを14勝2分2敗で2位との勝ち点差5で優勝し、得点63・失点14はともにリーグ最高成績となり、攻守に隙のないチームである。
試合前のMtgでは「何かを変える必要はない。ただ、相手より『闘う・声を出す・走る』ことが必要。何も恐れるものはない。全員で闘おう。立ち上がりから集中し自信を持ってプレーしよう。」と中山監督は選手に伝える。
そして、キックオフ直前には「先ずは攻守に自分達からアクションしよう!当たり前のことを全員がやり抜こう」と声をかけた。
今大会唯一の祝日ということもあり、両チームのファン・サポーター・保護者が多く駆けつけた鹿嶋市ト伝の郷運動公園。
一発勝負特有の緊張感が漂う中、FC町田ゼルビアサポーターによる「Love Me Tender」を背に選手たちはピッチへと向かった。
※45分ハーフ

【前半】
ゼルビアのキックオフで試合が開始されると、立ち上がりは少し緊張しているのか相手の出足に押され主導権を握られる。
ゼルビアは時間の経過とともに、セカンドボールを拾い、DFラインからの丁寧なビルドアップを開始しボールを持ち始める。
4分、武田から左の林にボールを送ると、縦に突破を仕掛けグラウンダーのクロスをニアへ送る。この攻撃は相手守備陣に弾かれる。
その後もゼルビアはボールを左右に動かし、相手陣内に押し込むと11分には佐藤(理)が武田から3人目の動きでボールを受け、左サイドを突破。そのままゴール前にクロスを入れると、最後は混戦から安田がゴールを狙うが、シュートを打たせてくれない。
そんななか、試合を先に動かしたのはゼルビアだった。
自分達の流れが続いた14分、相手陣内中央を細かくパスでつなぎ、最後は原が相手の背後へ抜け出すと、相手GKをよく見て先制点を奪う。
守備では、19分に右サイド裏にボールを出されるが、相手との1対1を荻野が制しゴールキックにする。相手に隙を与えず好守を披露し流れを渡さない。
追加点を狙うゼルビアだが、なかなか決定機を作れず時間が進む。
そのなかで31分、武田が左から中央へ斜めにドリブルで前進し、最後は右脚を振り抜き相手ゴールを強襲。しかしこれは相手にブロックされチャンスを逃す。
さらに前半終了間際の44分、中央から右に展開し、荻野がアーリークロスをファーに送る。
これを原がヘディングでゴールを狙うが、その前にオフサイドの判定となり、1-0でハーフタイムに入る。

【ハーフタイム】
選手同士で前半のプレーを確認しつつ、中山監督は「前半のスコアは忘れよう。もっとシュートを積極的に打つように。次の1点が勝負になる。自分の良いプレーを思い出そう!」と選手に声をかける。このハーフタイムで中山監督は選手に厳しい声かけをし、チーム全体のギアを一段上げようとした。
両チーム選手交代はなく、後半に向かった。

【後半】
帝三のキックオフで始まると流れは相手に持っていかれてしまう。
相手の前からのプレスに、ボールが落ち着かなくなり、攻撃が散発になりはじめる。
そんななかでもゼルビアは52分、左サイドを佐藤(理)が縦に突破し左CKを得る。
このCKを森高がニアで競り合い、こぼれ球を安田が拾うと、ファーに飛び込んだ佐藤(智)に合わせるも、相手が身体を寄せシュートを打てない。
さらに59分には安田が倒されて右FKを得ると、安田自らが直接ゴールに向かうボールを蹴るが相手GKがパンチング。こぼれ球をPA外中央で武田が拾うもシュートを打ち切れない。
ここから、相手の時間となり難しい展開になる。
52分、右サイドでのロングスローからニアで混戦となり、相手の決定的なシュートを打たれるが、GK末永が落ち着いて右に飛びセーブ。
さらに67分には相手に左FKを与えてしまうと、ゴール前に送られたボールの混戦からクリアーするが、セカンドボールを拾われ、左サイドからファーサイドへクロスが上がる。
これをGK末永が右手のパンチングで弾き出し得点を許さない。
続く71分には左サイド裏にボールを出されると、最後はゴール前からシュートを打たれるも枠の外。
流れを変えたいゼルビアは74分、西川と安田に代えて有馬と熊谷を投入。
相手の勢いを止めにかかるが、苦しい時間が続く。
85分、PA外左で相手にFKを与えると、デザインされたFKだったが、シュートは大きく枠を外れる。
ゼルビアはボールをキープし時計の針を進めながらチャンスを伺いはじめると、89分。
右サイドで原が起点となり武田へ。
武田はドリブルで仕掛け、最後は中央の有馬に預けシュートを放つも相手にブロックされる。
そして、苦しんだなかでの待望の追加点はアディショナルタイムに生まれた。
90+2分、左CKスポットあたりで時間を使う流れから、相手の意表を突き武田が中央へドリブルで切り込むと、有馬が繋ぎ最後は林が中央で右脚を振り抜き追加点。
バックスタンドに待つ応援に来た選手たちのもとへ一目散に走り笑顔の輪が広がる。
ゼルビアは試合をクローズさせるべく90+3分に原と武田に代えて西尾と小林をピッチへ送り出す。
最後まで隙を作らずクリーンシートで試合終了。
2日後の昇格決定戦へ駒を進めた。

FC町田ゼルビアユースへのサポートありがとうございました。
引き続き、みなさまのサポートを何卒よろしくお願いいたします。

【次戦】
高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2025 関東 supported by G-Vinculo 2部リーグ参入戦 決定戦
日程・2025年12月22日(月)13:30
対戦・成徳深谷高校高校
会場・鹿嶋市ト伝の郷運動公園 A面