MATCH INFORMATION 試合情報 - 詳細
【試合結果】高円宮杯 JFA U-18サッカーリーグ2025 東京 T1リーグ第16節 vs 国士館高校
FC町田ゼルビアユース
2
-
0
国士館高校
- 得点
- 68分 西川瑞希
90+1分 20有馬佑賀
- 概要
- □会場:国士舘楓の杜
□時間:13:00kickoff
<メンバー>
【スタメン】
GK
1末永幹人
FP
2佐藤理宇、4佐藤智風、5森高優、6荻野凱、8関大翔、9西川瑞希、10武田翔琉、11林夏生、19安田龍都、20有馬佑賀
【ベンチ】
7原櫻太、13西尾心、15杉原風我、16飯嶌蓮、18岡力輝斗、24武岡大知、28牧田朝陽、31小澤瑶向、44本橋璃玖
【交代】
79分 19安田龍都→7原櫻太
87分 9西川瑞希→13西尾心
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<レポート>
【試合前】
「高円宮杯 JFA U-18サッカーリーグ2025 東京 T1リーグ」初優勝を自分たちの手で掴み獲るためには勝利が必要なFC町田ゼルビアユース。
今節の対戦相手は高校選手権東京都予選でベスト4まで残った国士舘高校。
前期では西川と西尾のゴールで2-0で勝利をしたが、相手の攻勢を末永の好セーブで凌ぐなど、パワフルな攻撃陣を擁する。
中山監督は「いよいよ大詰めになったが、何かこれまでと変わる事はない。優勝というものはあるが、この中断期間の1ヶ月で積み上げてきたものを試合に出そう。その日々の積み上げがシーズン最初に共有した『東京で1番になる』という目標に近づく。相手がどう出てくるかはわからないがいつも通りやろう。当たり前の事を当たり前にやり続けることが1番強い。」と、選手に声をかけると、試合直前には「ミスは起こる、その時にチームとして全員でカバーしよう。自分達で受けずに積極的にやろう!」と伝え、ユース全体で一丸となって闘うことを強調した。
両チーム関係者が多く駆けつけるなか、今節はメンバー外選手だけでなく、FC町田ゼルビアジュニアやジュニアユースの選手も試合会場に駆けつけた。
まさにFC町田ゼルビアアカデミー一丸となって国士舘高校へと挑んだ。
※45分ハーフ
【前半】
試合は序盤からゼルビアがボールを保持し、相手陣内に押し込む展開となる。
ゼルビアはDFラインから丁寧にボールを繋ぎ、関を中心に中央・左右とバランス良く攻撃を仕掛ける。
先ずは6分、森高が縦パスを左裏に通すと相手守備陣がこのボールをカットし、左CKを得るが得点ならず。
9分には右サイドで安田が倒されるとFKを獲得。これを安田が直接左足で狙うが枠の左。
さらに13分には左サイドで林がボールを持ち、中央の関に預けると、右から安田が斜めに相手DFライン裏に走り込むと、ふわりとしたパスを出す。しかしこれは相手にカットされてしまう。
逆にヒヤリとしたのは19分、左サイドを突破され、グランダーのクロスが上がると決定的なピンチを迎えるが、ミートできず難を逃れる。
先制点を奪いたいゼルビアは22分、中央を細かくパスでつなぎ、安田がPA内で倒されるがノーファール。この溢れ球を西川が拾いシュートを放つも相手DFがブロック。
36分、相手のカウンターをファールで止め左FKを与えてしまう。これをゴール前中央でヘディングされてしまうが末永が正面でキャッチ。
決定機を作ったのが42分、林が中にドリブルで運び安田に預けると右サイドを走る荻野へ。
荻野はPAに侵入し、グランダーのクロスを入れると西川が飛び込むがわずかに合わず、このまま前半はスコアレスで折り返す。
【ハーフタイム】
選手同士での確認と各スタッフから個別に修正点を伝える。
「相手は自分達のやりたいサッカーではなくこちらの良いところを消しにきてる。コンビネーションを使わないとこじ開けられない。ゴール前では思い切って脚を振ろう!1-0でOK。我慢比べなのでジレずにやり続けよう。」と中山監督は選手へ声をかける。
選手たちも落ち着いてその声に耳を傾け、後半のピッチへと向かう。
【後半】
国士舘のキックオフで始まったが、後半も大きな流れは変わらず、ゼルビアがボールを保持し国士舘がカウンターやセットプレーから反撃をしてくる。
ゼルビアは54分、左サイドでボールを回し、佐藤(理)から林に預けるとカットインから右足を振り抜くが枠の上へ。
さらに60分にも中央裏へ左から斜めに飛び出した林がロングボールを受け、ドリブルからシュート。これは相手DFに当たり、溢れ球を安田が左足で狙うが枠の外。
それでも攻勢を仕掛けたゼルビアが先制点を奪ったのは69分だった。
自陣で相手のセットプレーを跳ね返しカウンターを仕掛ける。
相手陣内中央を武田がドリブルで前進し、右の安田に預け、最後は右サイドを走り込んだ西川に繋ぐと、試合後に「前半はチームの足を引っ張っていたので、何とかチームに貢献したかった。」とコメントした西川がPA内で右足を振り抜き、「狙い通りのコースに飛んだ。」と喜びの先制点を奪う。
79分、ゼルビアは安田に代えて原を投入し、前線に起点を作ろうとする。
国士舘も得点を奪うために前に出てくるとスペースが空きはじめ、ゼルビアも時間を上手く進めつつ、2点目を狙う。
86分、左サイドを武田が突破しPA内深くまで入り込むと、ゴール前へクロス。
これを相手守備陣が弾いたボールを西川がゴールを狙うも得点ならず。
試合をクローズさせにかかるゼルビアは87分に西川から西尾に切り替え、守備陣の枚数を増やす。
アディショナルタイムは3分の表示となり、試合も終わる最終盤となる90+2分。
ゼルビアはカウンターを仕掛け、中央で林から武田と繋ぎ、スルーパスを有馬へ通す。
有馬は相手選手と競りながら、飛び出してきたGKをよく見ながらフィニッシュ。
ゲームを決める2点目を奪い試合終了。
苦しみながらも、最後まで粘り強く闘い抜いたFC町田ゼルビアユースが6連勝を飾り、「高円宮杯 JFA U-18サッカーリーグ2025 東京 T1リーグ」初優勝の栄冠を手に入れた。
FC町田ゼルビアユースへのサポートありがとうございました。
引き続き、みなさまのサポートを何卒よろしくお願いいたします。
【次節】
高円宮杯 JFA U-18サッカーリーグ2025 東京 T1リーグ第17節
日程・2025年11月23日(日)18:00
対戦・東海大高輪台
会場・NICHIBUN SAKURA FIELD