MATCH INFORMATION

【試合結果】高円宮杯 JFA U-18サッカーリーグ2025 東京 T1リーグ第15節 vs 多摩大目黒

FC町田ゼルビアユース
2 - 0
多摩大目黒
得点
16分 11林夏生
19分 7原櫻太
概要
□会場:NICHIBUN SAKURA FIELD
□時間:18:00kickoff

<メンバー>
【スタメン】
GK 
1末永幹人
FP
2佐藤理宇、4佐藤智風、5森高優、6荻野凱、7原櫻太、8関大翔、9西川瑞希、11林夏生、19安田龍都、20有馬佑賀

【ベンチ】
3間正大樹、10武田翔琉、13西尾心、15杉原風我、16飯嶌蓮、18岡力輝斗、22熊谷瑛志、31小澤瑶向、42橋田琉佳

【交代】
80分 19安田龍都→10武田翔琉
90+2分 9西川瑞希→13西尾心
90+2分 2佐藤理宇→22熊谷瑛志

==========

<レポート>
【試合前】
天王山。
今節の対戦相手は2位で勝点差5の多摩大目黒高校との直接対戦。
この試合を含めると残り4試合となっており、勝利できればT1リーグ初優勝へ大きく前進できる試合になる。
中山監督は試合前のMtgで開口一番「ようやくここまできた。今日勝てば大きく優勝に前進する。」
と、ハッキリと伝えこの試合が大一番であることを強調した。
そして「相手は勝つためにやることを徹底しているチーム。」と相手の特徴を選手に伝え「やることをハッキリさせているチームが一番強い」
と、相手チームへの警戒を強める。
そのなかで、「自分達は自己犠牲がチームの力になる。勝つために仲間のために全員が細かいことも含めてやり切ろう。
準備と予測が全て。全員が勝利という矢印に対してやれることをやろう。」
と、声をかけウォーミングアップでも全員で良い雰囲気を作ることを伝えた。
ある意味いつも通り、ウォーミングアップが進むと、中山監督はキックオフ直前に「これまでに苦い経験もしてきたが、今日は俺たちのゲーム。
勝つチームの雰囲気を作っていこう」と鼓舞した。
心地よい風が吹く中、青いユニフォームに身をまとった選手達はピッチへと向かった。
※45分ハーフ

【前半】
多摩大目黒のキックオフで始まると、GKに戻し、一気にロングボールをゼルビアDFライン中央めがけて蹴りこんでくる。
このセカンドボールの争いの流れから、ハンドをとられ、FKを与える。
これをPA内左に送ってくるが守備陣が冷静に対応する。
立ち上がりの相手の勢いを凌ぐと、前期の対戦時同様にゼルビアがボールを保持し、多摩大目黒がコンパクトな陣形で迎え撃つという構図になる。
ただ、前期と違ったのは、より自分達のサッカーに自信を深めたゼルビアの選手達の様子だった。
DFラインからのビルドアップで左右に揺さぶりつつ、中央への縦パスも織り交ぜる。
そして、前線の西川と原、さらには左サイドの林が相手のDFラインとの駆け引きを繰り返し、DFラインを崩しにかかる。
立ち上がりの2分には右サイドを荻野が3人目の動きで突破。ファーサイトにクロスを入れるが合わない。
堅い試合になるかと思われていたが、ゼルビアが先制点を奪う。
15分、右サイドから仕掛けると裏に走った。西川にボールが出る。
西川はPA内でドリブルを仕掛けると、右CKを得る。
このCKを安田がニアの原に合わせると、ファーサイドにボールが流れる。
この混線のこぼれ球をPA外で林が拾いそのままシュート。
このボールがネットを揺らし先制に成功する。
さらに、19分には左サイドを仕掛けた林の高速クロスにニアで原がヘディングで合わせ追加点。
前半の給水タイム前に2-0のリードを奪う。
ここから徐々に多摩大目黒の反撃を受けることになる。
31分頃には左サイドから立て続けにロングスローをゴール前に投げ込まれるが、守備陣が跳ね返す。
多摩大目黒はゼルビア左サイドや中央からの強引な突破を仕掛けてくるが、ゼルビア守備陣が冷静に対応。
お互いに得点は動かず、前半を2-0で折り返す。

【ハーフタイム】
選手達同士でもお互いの確認をする様子も見られる中、「全員わかってると思うが、このまま終わることは絶対にない。
今のスコアは忘れよう。相手はリスクを追って攻めてくる。次の1点が勝負になる。」と中山監督が選手に伝える。

【後半】
中山監督の言う通り、多摩大目黒は前半と比べ、前線からの守備でゼルビアDFラインに対してもプレッシャーをかけてくる。
50分には相手のロングボールで守備陣が押し下げられると、ミドルシュートを打たれるが枠の外。
続く56分には相手にFKを与えるが、ゴール前での攻防を守備陣が冷静に対応。
ゼルビアも直後に、林が左からカットインしファーサイドへクロスを入れる。
ここに安田が飛び込みヘディングで狙うが防がれてしまう。
さらに攻守の切り替えの早い展開となると60分。
相手のカウンターを相手陣内で奪い返し、中央から佐藤(理)がスルーパスを相手守備陣裏に通す。
これに反応した西川が抜け出し相手GKと1対1になるが、決定機を仕留めることができない。
次の1点を巡る攻防は61分に、自陣中央から相手が意表をつくロングシュートでヒヤリとする場面も。
76分には立て続けの右CKを受けると、2回目はデザインされたセットプレーでまたもヒヤリとしたが得点を許さない。
ただ、決定機らしい決定機は作らせず、自分達がボールを動かしつつ、時間を進める展開が続く。
ゼルビアは80分に安田から武田を投入し、武田はボールを受け起点を作ろうとする。
さらに試合終了間際には佐藤(理)と西川を下げ、熊谷と西尾にスイッチ。
試合をクローズさせにかかる。
最後まで集中力を切らすことはなく、全員が球際の攻防を闘い抜き試合終了。

今シーズンのリーグ戦「天王山」を制した。
さらに他会場の結果、2位と勝点差8となり、残り3試合のため、次節T1リーグ優勝をかけて国士舘と戦うことになった。

FC町田ゼルビアユースへのサポートありがとうございました。
引き続き、みなさまのサポートを何卒よろしくお願いいたします。

【次節】
高円宮杯 JFA U-18サッカーリーグ2025 東京 T1リーグ第16節
日程・2025年11月16日(日)未定
対戦・国士舘
会場・未定