MATCH INFORMATION

【試合結果】高円宮杯 JFA U-18サッカーリーグ2025 東京 T1リーグ第10節 vs 大成高校

FC町田ゼルビアユース
1 - 2
大成高校
得点
45分 9西川瑞希
概要
□会場:NICHIBUN SAKURA FIELD
□時間:18:00kickoff

<メンバー>
【スタメン】
GK 
1末永幹人
FP
2佐藤理宇、4佐藤智風、5森高優、6荻野凱、7原櫻太、8関大翔、9西川瑞希、11林夏生、19安田龍都、20有馬佑賀

【ベンチ】
3間正大樹、10武田翔琉、13西尾心、15杉原風我、16飯嶌蓮、18岡力輝斗、31小澤瑶向、42橋田琉佳、44本橋璃玖

【交代】
78分 9西川瑞希→10武田翔琉
90分 19安田龍都→3間正大樹
90分 20有馬佑賀→13西尾心

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<レポート>
【試合前】
夏休みの中断開け最初の試合となる「高円宮杯 JFA U-18サッカーリーグ2025 東京 T1リーグ第10節」
この夏休み期間も海外遠征や和倉ユースなどのフェスティバルにも出場し、ユース全体の底上げを計った。
今節の相手は前期開幕戦で引き分けた大成高校。
試合直前のMtgでは「気持ちは充分に入ってる。そのパワーを人(周りの選手)と繋げよう。特別なことは何もいらない。当たり前のことを当たり前にやり全員で闘おう。」
と中山監督が選手に伝える。
TOPチームの公式戦がないこともあり、FC町田ゼルビアファン・サポーターもいつも以上にスタンドに駆けつけた。
ファン・サポーター・保護者、そして選手・スタッフ、全員が一丸となって後半戦初戦のピッチへと向かっていった。

【前半】
大成のキックオフで試合が開始されると、海外でもキックオフ時の戦術で見られるプレーを見せてきた。
キックオフと同時に右サイドラインにボールを蹴り込み、ゼルビアのスローインになると、全員でプレスをかけてくる。
この流れから、右CKを奪われたが末永がハイボールをガッチリキャッチ。
続く3分にも自陣右中央あたりのFKからコール前の混戦になるが相手のシュートは枠の右へ外れる。
流れを引き寄せたいゼルビアは8分、末永がロングキックを左裏に蹴り込むと、林がボールをキープ。
そこからドリブルでPA内に切り込み左CKを獲得。
このCKを安田がニアに飛び込んだ佐藤(智)に合わせると、シュート性のボールをファーポスト付近に送るもわずかに届かずチャンスを逃す。
さらに14分、左サイド裏に抜けた林がカットイン。中で細かくパスをつなぎ、右サイドの安田へ。
これを安田がニアに飛び込んだ原に合わせネットを揺らすもオフサイドの判定。
その後もゼルビアがボールを握るも決定機は少なく、大成高校はロングボールを中心に攻撃を仕掛ける展開が続く。
すると両チームGKの好守が披露される。
33分、中央でスルーパスに反応した西川が相手GKと1対1になるが、相手GKの好守に阻まれてしまう。
今度は末永が魅せる。直後にゼルビアDFラインでのビルドアップ中にボールを失うと、PA内で決定的なチャンスを与えてしまうが末永も好セーブで意地を見せる。
末永の好守に答えるべく43分には関が中央をドリブルで持ち上がると、右サイドを駆け上がった萩野にラストパス。
しかし、この得点機会も活かせず、嫌な展開になるかと思われた45分に試合が動く。
相手陣内右サイド中央あたりでFKを得る。これを安田がファーサイドの森高に合わせ折り返すと、中央で西川が詰め先制点に成功する。
良い時間帯に先制をしたかに思われたが、直後に追いつかれてしまう。
大成のキックオフで試合が再開すると、ロングボールを蹴り込まれる。このセカンドボールを拾われると、ミドルシュートがネットを揺らし1-1で折り返す。

【ハーフタイム】
中山監督「判断スピードを早くしよう。」
と、選手に伝えると具体的な修正点を伝え選手を鼓舞し後半のピッチへ送り出す。

【後半】
ゼルビアのキックオフで始まった後半は立ち上がりから仕掛け、チームに勢いをつけようとする。
キックオフ直後、林が左サイドからドリブル突破を仕掛けチャンスを演出。
さらには、関がミドルシュートで大成ゴールを強襲するなど、左右両サイドから相手ゴールへ向かう。
しかし、なかなか得点を奪えないでいると、相手にビックチャンスを与えてしまう。
55分、カウンターから中央右にラストパスを出されると、PA内でこのラストパスに飛び込んだ末永が相手を倒したという厳しい判定を受けPKを与えてしまう。
絶体絶命のこのPKを末永は左に飛び見事ブロック。
決定的なピンチを救う、まさに守護神としてのプレーを見せ味方の反撃を待つ。
これで再び流れを掴みたいゼルビアは、64分には右サイドから安田がドリブルで仕掛けるとPA内の原にラストパス。
ボールを受けた原がシュートを放つも相手守備陣が身体を張って防ぐ。
72分にも右サイドを安田から萩野とつなぎPA内へ進入すると、ニアに位置した西川へ繋ぎ、最後は原が決定的な場面を迎えるも、相手GKがシュートコースを狭めゴールならず。
76分、右サイドで再び安田がボールを持つと佐藤(智)がオーバーラップ。ボールを受け、そのまま相手陣内深くに入りクロスを入れる。
得点にはならなかったが、ポジションにとらわれず全員で相手ゴールに迫ったシーンだった。
なんとしても勝ち越し点を奪いたいゼルビアは78分、第5節のFC東京B戦以来のリーグ戦の出場となる背番号10番武田をピッチへと送り出す。
武田はボールを受けリズムを作り、攻撃を活性化させる。
しかし、一瞬の隙を突かれ勝ち越し点を許してしまう。
相手のロングボールからセカンドボールを拾われると強烈なミドルがゴールに飛んでくる。
これは末永が弾くも、こぼれ球を押し込まれ85分に勝ち越されてしまう。
ゼルビアは90分に間正と西尾を投入しパワープレーを仕掛けるが、最後まで大成ゴールをこじ開けることができず1-2の敗戦となってしまった。

試合後、中山監督は「試合前に言ったことが攻守ともに試合中でおきた。今日は負けたがまだ自分達が首位。ここから全勝すれば、優勝はできる。次の成立戦に向けてしっかり準備をしよう。」
と、伝え本当に強いチームなるために乗り越えないといけない壁だということを選手に強調し伝えた。

FC町田ゼルビアユースへのサポートありがとうございました。
引き続き、みなさまのサポートを何卒よろしくお願いいたします。

【次節】
高円宮杯 JFA U-18サッカーリーグ2025 東京 T1リーグ第11節
日程・2025年9月14日(日)18:00キックオフ
対戦・成立学園
会場・NICHIBUN SAKURA FIELD