MATCH INFORMATION 試合情報 - 詳細
【試合結果】高円宮杯 JFA U-18サッカーリーグ2025 東京 T1リーグ第3節 vs 駒澤大学高
FC町田ゼルビアユース
2
-
1
駒澤大学高
- 得点
- 19分 11林夏生
63分 11林夏生
- 概要
- □会場:NICHIBUN SAKURA FIELD
□時間:18:30kickoff
<メンバー>
【スタメン】
GK
1末永幹人
FP
2佐藤理宇、4佐藤智風、5森高優、6荻野凱、7原櫻太、8関大翔、9西川瑞希、11林夏生、17藤巻陽向、20有馬佑賀
【ベンチ】
3間正大樹、13西尾心、15杉原風我、16飯嶌蓮、18岡力輝斗、19安田龍都、21船木蒼太、22熊谷瑛志、44本橋璃玖
【交代】
90+3分 17藤巻陽向→22熊谷瑛志
90+4分 9西川瑞希→13西尾心
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<レポート>
【試合前】
前節、今シーズンのリーグ戦で初めての黒星となったユースチーム。
全員でリバウンドメンタリティを発揮したい。
今節の対戦相手は現在暫定首位であり、5連勝中の駒澤大学高(勝点15:5勝2敗)。
暫定2位のゼルビアとしては首位返り咲きをするために、勝ち星を掴み獲りたい。
中山監督は「優勝するために凄く重要な試合。前半戦を残り2勝して首位で折り返すのか、4位とかになるのかは大きな違い。
コミュニケーションをとってアップから集中していこう。」と声をかけ。
試合直前には「隙を作らないこと。そのためのコミュニケーションが大事になる。
去年は大事な試合で勝ちきれていないので、それをここで身につけないとチームは変わらない。
チームのためにプレーすることが良いことであり、一生懸命やることの基準はチームのため。
みんなで協力して勝ち点3をとろう」と檄を飛ばし、選手の背中を押した。
【前半】
両チームともに今節の重要性を理解できており、試合は立ち上がりから攻守の入れ替わりの激しい展開となる。
ゼルビアのキックオフで始まると、相手陣内にボールを送るも相手のボールとなる。
その流れから、右サイド裏にボールが出ると佐藤(智)と競り合いながら右PA内に進入される。
そのまま相手にシュートを打たれるが力なく、末永が正面でキャッチ。
ゼルビアも直後にこの試合最初のCKを奪い、左CKを藤巻が蹴る。
このCKのこぼれ球を右サイドで拾い再びクロスを上げると、相手GKが弾いたボールを西川が押し込むも直前のプレーをファールと判定されノーゴール。
すると駒大高もすぐさま反撃をしてくる。右サイドゼルビアベンチ前あたりからのFKをファーサイドに蹴りこむ。
これをヘディングで折り返されると混戦からシュートを打たれるがDFがゴールライン付近でブロック。
先制点を許さない。
5分、右サイドを林がドリブルで中へ切り込みシュートを放つもわずかに枠の左へ。
10分を過ぎたあたりから、少しずつ試合は落ち着き中盤の攻防戦となる。
そんな中、試合を先に動かしたのは駒大高。
18分、左サイド深い位置で相手にスローインを与えると、その流れから左PA内に突破されてしまう。
最後はニアで合わされ先制点を許す。
ゼルビアは直後の19分、林が右サイドから斜めに中央へドリブルを仕掛け脚を振り抜くと、ゴールへ吸い込まれすぐさま試合を振り出しに戻す。
この勢いで逆転ゴールを狙いにいったゼルビアだったが、ここに駒大高のGKが大きく立ちはだかった。
34分相手守備陣右裏に抜け出した原が決定的なシュートを放つが、相手GKが好セーブ。
これでリズムを掴むと、この流れで得た左CKもファーサイドでフリーで合わせるも、ここも相手GKが好守。
さらに直後にも、左から藤巻がフリーで切り込みブレ球ミドルを放つも好セーブ。このこぼれ球から決定機を作るも、ここもGKに防がれてしまい追加点を奪えず重い空気が流れる。
この日、駒大高はメンバー外選手も全員駆けつけており、観客席からも歓声が上がり続ける。
するとゼルビアの守護神末永も好守を披露する。
39分、左サイド深くまでの進入を許すと、強烈なシュートがニアサイドを襲うもが落ち着いてセーブ。
その後ゼルビアは前からのプレスで相手に自由なロングボールを蹴らせず、前半を1-1で折り返す。
【ハーフタイム】
中山監督「攻守の切替を早くしよう。こういう試合が1番危ない(チャンスを作れているが決めきれない展開)。チャンスの後にピンチがある。1点必ず取りに行こう」
と、選手に声をかけ、試合前同様に選手へ檄を飛ばす。
【後半】
駒大高のキックオフで後半が開始すると、立ち上がりから相手の激しいプレスを受け、前進できない難しい展開になってしまう。
55分、左からのクロスを末永がパンチングで弾くと右サイドにこぼれる。
これを再び左サイドに振られると、相手選手をフリーにしてしまうが上手くあわず枠の外へ。
守備陣が踏ん張り続けると、ゼルビアは左サイドから活路を見出す。
59分、DFラインで繋ぐボールを森高が左サイドの藤巻にミドルパスを通す。
これを縦に仕掛けた藤巻はニアに飛び込んだ原へ送るとワンタッチで合わせるもゴールならず。
この攻撃が実を結んだのが、63分。
左サイドでボールを受けた藤巻がファーサイドにフリーで飛び込んだ林にあわせると、林がヘディングで叩き込み勝ち越しゴールを奪う。
これで主導権を握りたいゼルビアだったが、なかなか自分達でボールを支配できず、駒大高の激しい攻撃を受けてしまう。
78分、左サイドからクロスをあげられると逆サイドへ流れる。このボールを相手に収められるとミドルシュートは枠の外へ。
さらに80分には左PAすぐ外でFKを与えてしまう。これを左足で直接狙われるもニアにいた原がクリアー。
これで与えた左CKもニアで弾き返し全員で跳ね返し続ける。
89分にも左からのクロスをファーに送られるとヘディングで合わされたが枠の左に外れる。
中山監督からボールを保持するように声をかけられるが、相手の激しいプレスになかなか上手くいかない。
ゼルビアも時折カウンターを仕掛けるも、効果的な攻撃とはならない。
アディショナルタイムの表示が6分とされると、最後は2枚の交代カードも使い、逃げ切りを図る。
最後まで相手の攻勢を受けるもしのぎ切り、大事な試合で勝点3を奪い切ることに成功。
首位に返り咲いた。
今節は非常に多くの方々にお越しいただき、誠にありがとうございました。
1プレー1プレーに起こる歓声。
両チームの観客席から沸く声援がこの試合をより盛り上げ見ごたえのある展開へと導いてくれたと思います。
ぜひ、次節も1人でも多くの方にお越しいただき、首位攻防戦を見届けていただけると幸いです。
FC町田ゼルビアユースへのサポートありがとうございました。
引き続き、みなさまのサポートを何卒よろしくお願いいたします。
【次節】
高円宮杯 JFA U-18サッカーリーグ2025 東京 T1リーグ第6節
日程・2025年7月20日(日)19:00キックオフ
対戦・多摩大目黒
会場・東戸塚フットボールパーク