酒井良コーチ JJP海外指導者派遣に関するお知らせ

ニュース

Jリーグと公益財団法人日本サッカー協会(以下JFA)は、協働で行っているJFA・Jリーグ協働プログラム(以下JJP)の取り組みの一環として、FC町田ゼルビアのコーチである酒井良をFKヴォイヴォディナ・ノヴィサドへ派遣することを決定致しました。期間は2017年2月から12月までとなります。

本件は、将来有望な指導者を海外の育成トップレベルのクラブで研修することでより成長させ、その成果をもって再度、日本国内で選手育成することにより、日本サッカーの育成発展に貢献することを目的とするものです。

『少年サッカーの街』として、町田市はかつて北澤豪さん、戸田和幸さん、山田卓也さん、林健太郎さんをはじめ、最近では太田宏介選手や小林悠選手ら、日本代表や海外クラブでプレーする選手を輩出してきました。

オランダリーグでプレーしたFC東京の太田宏介選手は、FC町田 (FC町田ゼルビアジュニアユースの前身)出身です。FC町田ゼルビアでは『町田から世界へ』というスローガンのもと、そんな先人たちに負けない人材を輩出できるようにと考えております。その中で今回、酒井コーチの派遣を決定致しました。

以下、酒井コーチからのメッセージです。

------------------------------

JJPの派遣事業でセルビア共和国のFKヴォイヴォディナ・ノヴィサドへアカデミーコーチとして研修に行くことになりました。

派遣が実現するまでにご尽力いただいた日本サッカー協会、Jリーグ、クラブ関係者の皆様には、心より感謝申し上げます。

受入れ先のクラブを決める中で、私から一つだけ希望を出させて頂きました。

それは『ビッククラブと言われるクラブや、その国で独り勝ちしているクラブではなく、育成を重視し、独自の哲学を持って強豪クラブに立ち向かっているクラブに行きたい』ということです。

その意味はもうおわかりでしょう。我らがFC町田ゼルビアは周辺をJ1の強豪クラブに囲まれています。我々は独自の輝きを放ってこそ、存在意義があると思っています。ビッグクラブを相手に育成で勝負するFKヴォイヴォディナ・ノヴィサドというクラブには、そのヒントが隠されているはずです。

セルビアという国を選んだことにも理由があります。今回の派遣でも力を貸してくれたランコ・ポポヴィッチ(FC町田ゼルビア・2011年監督)の存在です。

私のサッカー人生はもちろん、生き方にまで大きな影響を与えてくれた彼の祖国のサッカーを体感できることは貴重な経験となります。複雑に絡み合った民族間の争いが起こる中でも、数多くの名選手を生み出し、素晴らしい指導者を輩出してきた国です。

アカデミーコーチとして成長して帰ってくることはもちろん、今、日本サッカーがどの位置に立ち、何が課題なのかを明確にしてきたいと思っています。そして、『町田から世界へ』を実現するために、子ども達が世界へと羽ばたくための道を切り開いていきたいと思っています。

最後になりますが、改めまして、皆様、本件へのご協力とご理解をいただけますよう、よろしくお願い致します。また、今後もFC町田ゼルビアのトップチーム、アカデミーのサポートをよろしくお願い申し上げます。

------------------------------

以下、プロフィール

○酒井良(さかい りょう)
出身地:神奈川県相模原市
所属先:FC町田ゼルビア
生年月日:1977年8月9日
資格:A級コーチジェネラルライセンス
最終学歴:東京農業大学
▽サッカー歴
1986年-1990年 大野台中央SC
1990年-1993年 東京小山FC(FC町田)
1993年-1996年 桐光学園サッカー部
1996年-2000年 東京農業大学サッカー部
2000年-2002年 湘南ベルマーレ(J2)
2002年-2003年 モンテディオ山形(J2)
2003年-2004年 沖縄かりゆしFC(九州リーグ)
2004年-2006年 ザスパ草津(JFL・J2)
2006年-2012年 FC町田ゼルビア入団(関東2部・1部・JFL・J2)
▽指導歴
2006年~2016年 FC町田ゼルビアフットボールスクールスクールマスター
2013年 町田サッカー協会U-12トレセンコーチ
2014年~2016年 FC町田ゼルビアトップチームアシスタントコーチ

以上

 

みんなで記事をシェアしよう!
  • Facebook
  • Twitter
  • Line
  • Hatena Bookmark
  • instaglam
  • mixy