FC町田ゼルビアは11日(水)、熊谷スポーツ文化公園陸上競技場で行われた第95回天皇杯4回戦・浦和レッズ戦に1-7で敗れました。クラブ初の8強入りは残念ながら叶いませんでした。
ゼルビアは、リーグ戦で出番の少ない選手が中心のメンバー構成。GKは内藤選手、DFラインは右からリーグ戦次節が出場停止の土岐田選手、ペデウォン選手、リーグ戦次節が出場停止の増田選手、そして松下選手が並びました。中盤は垣根選手、平選手、遠藤選手、宮崎選手の構成で、2トップは久木野選手と浦和が古巣となる中村選手でした。
浦和は日本代表メンバーが代表の活動で不在でしたが、1トップに元日本代表FWの李選手、その一列下に海外でのプレー経験もある梅崎選手や高木選手が構えるというタレント揃い。中盤も元日本代表の阿部選手や関根選手、DFにも元日本代表の永田選手らが並びました。ベンチには興梠選手や武藤選手も入っていました。
序盤はゼルビアの速く組織的なプレスに浦和の選手が戸惑い、ボールを支配して攻め込む時間帯となりました。途中、相手の強烈なシュートを受ける場面もありましたが、内藤選手の好セーブにより、0-0で試合が進んでいきます。
しかし前半30分、セットプレーから失点し、流れが変わります。失点の少し前から、個人能力の高い浦和は、ゼルビアのプレスを剥がし、ボールを支配し始めていました。そして同32分には李選手に、アディショナルタイムには関根選手にゴールを決められ、前半を0-3で折り返すこととなりました。
ともにメンバー変更なしで迎えた後半。何とか反撃したいゼルビアは同5分、平選手が素晴らしいボレーシュートを決めて1点を返しました。さらにゴールを奪おうと、同14分には土岐田選手から松本選手に代え、サイドの攻防を整理しました。
しかし、同20分、阿部選手に決められると、同24分には高木選手に決められ、1-5となります。最後までゴールを狙う姿勢を見せるゼルビアは、同26分に宮崎選手に代えて大竹選手を投入しました。大竹選手は怪我から復帰し、久しぶりの出場となりました。
その後、サビア選手を入れるなどしてゼルビアは終始、自分たちのやり方を変えずに攻撃的なサッカーをしようとしましたが、残念がら1-7というスコアで試合終了となりました。悔しい結果となりましたが、ゴール裏、メインスタンドを合わせ1,000人近いサポーターの皆様の大声援を受け、選手たちも誇りに感じて戦っていました。改めて、支えてくださるファン・サポーターの皆様へ、感謝の気持ちが湧き上がりました。
天皇杯は終了しましたが、チームには逆転優勝を目指すリーグ戦が残り2試合残っています。今週の15日(日)はホーム最終戦で、ブラウブリッツ秋田を迎えます。浦和戦の経験を活かして必ず勝ちたいと思っております。皆様と一緒に戦い、勝利を喜び合いたいと思っておりますので、ぜひ町田市立陸上競技場に、家族・友達をお誘いの上、ご来場ください!
▽フォトギャラリー(撮影:藤井隆弘)