FC町田ゼルビアは8月2日(日)、ホームの町田市立陸上競技場で行った明治安田生命J3リーグ第24節・カターレ富山戦に1-0で勝利しました。後半アディショナルタイムの劇的PKゴールで前節の敗戦ショックを振り払い、順位は2位をキープしました。
イベント盛りだくさんのSVOLMEマッチであり、また俳優の谷原章介さんのキックオフセレモニーで始まった一戦。孝司選手がメンバー外となった中、2トップは久木野選手と重松選手が組みました。2列目には宮崎選手がリーグ戦16試合ぶりに先発。また、左SBには松本選手がリーグ戦6試合ぶりの先発出場を果たしました。
昨季までJ2だった相手との対戦。前回のアウェイでの対戦でも実力伯仲で、一進一退のがっぷり四つの展開となりましたが、この日も同様となりました。
あまり決定機が作れない中、前半のアディショナルタイム、試合のプランニングが変わる出来事が起こります。CKの際の場所取りにおいて、富山の北井選手が一発レッドカードで退場。結果、後半は富山がカウンター狙いの作戦となりました。
1人多いとはいえ、引いて守る相手を崩すのは簡単ではありません。後半はボールを回しながらバイタルエリア攻略を狙うゼルビア、ミスを見逃さずにカウンターを仕掛けようとする富山と、我慢比べが続きます。
後半14分に遠藤選手、同24分に稲垣選手とフレッシュな選手を投入してゴールを目指します。しかし、富山の自陣に引いた守備は固く、後半34分には平選手を入れて深津選手をFWに据える戦術に出ました。
ハイボールで深津選手をめがけての直接ゴール、またはそのこぼれ球からゴールを伺う中、後半のアディショナルタイムに実を結びました。ゴール前で深津選手が落としたボールを相手選手がハンド。これでPKを獲得しました。
アディショナルタイム6分目と緊張感が漂う中、崇文選手がきっちりと決めて劇的な1-0勝利をつかみました。ホーム戦とあり、まさに勝利への執念が生み出したゴールとなりました。
次節はアウェイで8月9日(日)に武相決戦・SC相模原戦となります。となり街のライバルとの決戦は、前回は負けているだけに今回はしっかりと勝ちたいと思います。皆様ぜひ、現地で熱い応援をよろしくお願い致します。
▽フォトギャラリー(撮影:山田浩一郎、藤井隆弘)※試合の写真が中心です。イベントの写真は別途、掲載いたします。