アカデミー Feel プロジェクト 講演シリーズ第二回「アスリートとは。~パラリンピックの高みへ~」に参加しました。

平素はFC町田ゼルビア アカデミーをご愛顧いただきましてありがとうございます。

2月11日(祝・月)にアカデミーのFeelプロジェクト(注:1)の一環として「アスリートとは。~パラリンピックの高みへ~」に参加してまいりました。

本講演は、パラリンピアン出前事業と題した東京都スポーツ振興局並びに公益社団法人東京都障害者スポーツ協会の共催事業を、NPO法人アスレチッククラブ町田が主管し、町田市のご協力をいただき開催されたものです。

講師はロンドンパラリンピックを含めたパラリンピック3大会や、様々な国際大会にてご活躍されている佐藤 真海(さとう まみ)氏でした。

宮城県気仙沼市に生まれ、幼少の頃から陸上などで活躍されていましたが、2002年早稲田大学の応援部チアリーダーズに在籍中に骨肉腫という病気により義足の生活に。     手術、リハビリを乗り越えパラリンピアンとして国際舞台でのご活躍はもとより、ご自身の体験をたくさんのかたへ伝える活動をされています。

今回の公演では、パラリンピックや障害者スポーツ特有の話のみではなく、スポーツの高みを目指す子どもたちが共感し、自身を振り返ってスポーツに取り組むことのできる内容を、一流のアスリートの目線で熱く語っていただき、参加した選手と保護者の皆様はとても熱心に耳を傾けていました。

講演の最後には質疑応答の時間があり、

選手からの「どうやったら大きな舞台で緊張しないでいられますか?」という質問に対し

佐藤さんは「私も緊張します。でもその緊張をやる気に変えて、良い結果を出すように気持ちを持っていきます。何回も大きな舞台に立てば最初は無理でも慣れると思います。」と答えが返ってきました。

また、保護者の方から「佐藤さんのようなすばらしい方に育てられたご両親からはどのような教えを受けられたか、ぜひアドバイスがほしい」という質問が出た際に

「自分のことを認めてくれて、挑戦することに全力で応援してくれました。」と答えられました。

さらに、佐藤さんの闘病中にお母様が「神様は乗り越えられる試練しか与えないのだ」という言葉を何度もおっしゃったそうです。

講演後のアンケートでは印象に残ったこととして、たくさんの選手がその言葉を上げていました。

 

あきらめない心、自分を信じて挑戦し続ける心を教えてもらったすばらしいお話でした。

障害を持っている人も、もっていない人もスポーツを見て、応援して、やって、スポーツ文化の根付いた町で選手が大きく育ってくれることを願います。

ご協力いただきました東京都スポーツ振興局様、公益社団法人東京都障害者スポーツ協会様、町田市様、保護者の皆様ありがとうございました。

今後ともFC町田ゼルビア アカデミーをよろしくお願いいたします。

 

 

注:1  Feelプロジェクトとは

 FC町田ゼルビア アカデミーでは、サッカーを通して成長すると同時に、サッカー以外の世界から、様々な情報を取り込み、育成コンセプトでもある様々な心(遊び心・人をおもいやる心・あきらめない心)を育むことを重要視しています。

聞いて、見て、話して、たくさんのことを感じる

「Feelプロジェクト」はそんな豊かな心を持つプレーヤーを育てることを目的とした活動の総称です。

また、地域の皆様を始め、様々な方からの知識・見識を取り入れること(input)、FC町田ゼルビアと共に選手から発信すること(output)両方の角度から選手の育成につながる活動を目指します。