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5・13ジェフユナイテッド千葉戦“前哨戦”企画 漫画原作者・綱本将也先生インタビュー「ゼルビアに、ジャイアントキリングはさせない」

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ゼルビア、ジェフともにスポンサードしていただいている綱本先生。5・13決戦に向けて熱い想いを語って頂きました

「ゼルビアには勝たなくてはならない」「ゼルビアとの2試合だけは“スポンサー”をやめます」--。5月13日(日)に町田市立陸上競技場で午後1時よりキックオフされるJ2第14節・FC町田ゼルビアvsジェフユナイテッド千葉。この一戦に向け、ひときわ燃えている人がいます。ゼルビア、ジェフともに『綱本牧場』としてスポンサードしていただいている漫画原作者の綱本将也先生です。現在、好評連載中の競馬漫画『スピーディワンダー』(秋田書店)、そして、あの『GIANT KILLING』(講談社)の生みの親である綱本先生は、生粋のジェフサポーター。ですが一方、ゼルビアの成り立ち、クラブ理念に共感をいただき、ピッチ広告看板の掲出や『スピーディワンダー・シート』をご提供いただくなど、ゼルビアもスポンサードしていただいております。まさに“綱本ダービー”ともいえる一戦で、ゼルビアは“ジャイアントキリング”を狙っていますが、綱本先生にインタビューをお願いしたところ、チームに、そしてサポーターに強烈な“宣戦布告”が帰って来ました。
 
-ゼルビアvsジェフ。綱本先生がスポンサードしているチーム同士の対戦が迫っています。今の心境はどういうものなのでしょうか?
「2チームともスポンサードしていますが、ジェフとの試合だけは、ゼルビアのスポンサーはやめます。J2リーグは42試合ありますが、ジェフと対戦する2試合だけは、スポンサーではないです。もちろん、その他の40試合は応援してますけど。自分でも40試合分のスポンサーだと思っていますし、ゼルビアサポーターのみなさんにも、そう思ってほしいです。ゼルビアとの対戦では、僕は一ジェフサポーターですから。ゼルビアとジェフが対戦するという心境ですが、正直、『まいったな』という感じですね(笑)。昨年からスポンサーをしていますが、同一カテゴリーになったら、スポンサードをやめようと思っていたんですから」
 
-別のインタビューでも、そうお答えになっているのを拝読させていただきました。
「去年、ゼルビアのスポンサーになった理由についてのインタビューですね。そこでは『同一カテゴリーになったら、敵であるクラブにスポンサードできません』と話をしています。それでも昨年のシーズン途中、ゼルビアがJ2に上がれるか上がれないかの瀬戸際の時に、順位とは別に財政面の課題もあった。2011年のスポンサーが、2012年もスポンサー継続するかしないかという点も、昇格の可否を決める上でJリーグの判断基準にあったようです。なので、ジェフと同一カテゴリーになるかもしれないからといって、ここでゼルビアから離れるわけにはいかないと思いました。Jリーグに上がるため、微力ながら協力できればと思って、去年のシーズン中に今年もスポンサードすることを決めたんです。その頃には、まだジェフが今年もJ2でプレーすることは決まっていなかったですし、当然、J1に昇格すると信じて応援していたので。ですから、この対戦が決まって一番初めに思ったのは『まいったな』と(笑)」
 
-ゼルビア側としましては、ジェフは歴史も伝統も、そして資金力でも上回るビッグクラブで、厳しい戦いになると予想しています。ですから、少しヒントといいますか、今年のジェフはどんなチームなのか教えていただけますか?
「普通に考えればそうですよね。一般的に見ればジェフのほうが強豪だと思われている。今は、強いと自信を持って言えるほどの状態ではないですけど、ゼルビアと比べたら当然、そういう見方になると思います。やっているサッカーですが、基本的にはポゼッションを高めて、ボールも人も動くサッカーです、完成形、理想形としては。今はまだ、すべてが上手く行っているわけではないですけど、そこを目指してやっています。ショートパスをおりまぜてポゼッションを高め、チャンスの数を増やして点を取るスタイルですね。攻撃だけじゃなく、とにかく守備が堅いです。山口智選手(元日本代表DF、前G大阪。ジェフの下部組織で育った選手)が今年から戻ってきて、ここまでの13試合中8試合が完封ですから。守備は堅いと思います」
 
-ゼルビアもパスサッカーを目指していますが、綱本先生は、ゼルビアのサッカーをどのように見られていますか?
「去年、何試合か見ていますが、去年から継続的なサッカーをして、それを発展させるサッカーをしようとしていると感じています。ジェフと同じようなサッカーですね。ですから、やりやすいのではないかと思います。引いて守られるよりは、オープンな試合、お互いに攻め合うというか、そういうサッカーになったほうがジェフとしてはやりやすいですね。ドンと引かれると崩しづらくなりますから。同じサッカーを志向しているチーム同士のほうが、観ていて面白い試合になると思います」
 
-綱本先生にとってジェフの注目選手、ゼルビアサポーターにも注目して見てほしい選手は誰でしょうか?
「やはり山口智選手ですね。完成されたディフェンダーです。単純なクリアはしない。ただクリアするだけではなく、必ず次の攻撃につながるようなパスを出せるディフェンダーです。攻撃のスタートという意味で、しっかりとしたパスを出せる。あらゆる意味で『センターバックって、こういうプレーをするんだよ』というお手本のような選手。面白いですよ」
 
-ゼルビアには、経験のあるストライカー平本一樹選手がいますが、ベテラン同士のマッチアップは、見応えがありそうですね。
「山口智選手と竹内彬選手、実際にどっちがマッチアップするのかはわかりませんが、経験のある選手同士の攻めぎ合いは面白いでしょうね。最終的には1対1の局面になるので、そういうところの攻めぎ合いを見るのは楽しいと思います」
 
-攻撃の選手で注目選手は誰でしょうか?
「攻撃的な選手で言うと、そうですね・・・、それが難しいですね。試合によって変わるんです。僕もどういうスタメンになるのか、わからないですからね。GW中の試合もFWの組み合わせは2トップだったり、3トップだったり、1トップ気味だったりしました。逆にいうと、ジェフサポーターでさえ、どういうスタメンになるのかわからないので、ゼルビアはやりづらいと思いますよ(笑)」
 
-たしかに、藤田祥史選手、オーロイ選手、深井正樹選手、レジナルド選手、久保裕一選手、大塚翔平選手とFWのメンバーは多彩ですね。
「そこが強みというか。サッカーは自分たちだけでやるわけではなく、ゼルビアのサッカーを木山監督がスカウティングして、相手のDFのタイプがこうだからとか、相手のフォーメーションがこうだということで、フレキシブルに対応しますよね。それだけの戦力がいるのが強みです。1トップが良いとか、3トップ気味が良いとか、2トップのほうがやりづらいだろうとか、監督が考える戦術に対応できるメンバーが揃っています。誰が出ても、高いレベルでやってくれると思いますよ。一方で、点を取るのはFWの選手だけではないんです。ゼルビアもそうかもしれませんが、ジェフも誰が点を取っても良いというサッカー。ボランチが点を取ったり、昨日(6日の愛媛FC戦)もサイドの選手が取りました。必ずしもFWが取っているわけではない。だから対策は絞りづらいと思いますよ」
 
-ジェフサポーターという目線で見ていただいて、ゼルビアの注目選手は誰でしょうか?
「勝又選手ですね。最近はどうしたんですか? 怪我ですか? 以前、ジェフにいたFWマリオ・ハース(元オーストリア代表、98年フランスW杯メンバー)に似ているかなと思います。自分でボールを受けてポストプレーもできるし、クロスも入れられる。周りを生かせる優れたFWだなと思いました。ストライカーというタイプより、前線を走り回って、スペースを作る動きもできるし、ボールを持って他の選手にスルーパスを出したり、周りを活かすことができます。僕のすごく好きなタイプのFWですね。昨年は、守備の時は1トップ気味に残って相手DFと駆け引きして、攻撃の時は自分からボールを受けて、キープしている間に他の選手が攻撃参加して、勝又選手を追い越した選手たちをどううまく活かすか、というのをやっていた。体も強い選手だし、勝又選手は注目してます」
 
-クラブ規模、これまでの実績でも当然、ゼルビアがジェフを倒せば、まさに『ジャイアントキリング』になると思います。ズバリお聞きします。ジェフに勝つためのにはどうすればいいでしょうか? “弱点”や“秘策”を教えて下さい!
「それは言えません。言えるわけがないです。僕はジェフサポーターですから。僕にとって、どうしても勝ちたいのはゼルビアなんです。どんなことをしても勝たないといけないのが、ゼルビアなんです。同じカテゴリーなのに、ゼルビアをスポンサードしているという複雑な経緯があるので、僕個人としては、なおさら絶対に負けられない、いや勝たなくてはならないんです」
 
-当然、そうですよね。5月13日の試合当日は、町田市立陸上競技場(野津田)に観戦にいらっしゃいますか?
「もちろんいきますよ。今年も今のところ、ジェフの試合は全試合見ていますから。ジェフの試合は、ゴール裏以外では見たことがない。ですから、当日はゴール裏で思い切り応援してます。そして勝又選手はじめ、ゼルビアの選手にブーイングしてるかもしれませんね(笑)」
 
-話は少し変わりますが、今シーズンも『スピーディーワンダー・シート』をご提供頂き、ゼルビアのホームゲームにご招待していただいております。本当にありがとうございます。この機会を利用して初めて試合を見るという方もいらっしゃいますが、綱本先生から、このシートで観戦される方にメッセージを頂けますでしょうか?
「ゼルビアを去年から観ていて思うのですが、ゼルビアのサッカーをこれからどうするかという方針がぶれていません。ゼルビアのサッカーは間違いなく面白いと思います。最近だと、下位のチームは、守備をがっちりと固めてくるところが多いんですが、ゼルビアは見ていて楽しいサッカーをしながら強くなろうという方針をとっています。去年、『スピーディーワンダー・シート』を始めた理由は、町田市民において、ゼルビアの知名度がまだまだ低いと感じたからです。ですから一度、スタジアムに足を運んでもらおうと。ゼルビアのやっているサッカーは面白いですし、自分の街にサッカーがある幸せが感じられると思います。それが楽しくて、また観に行きたくなるというきっかけを作りたかったんです。また、サッカーを見たくてもなかなか見られない人、興味はあってもチケットを買って、自分で足を運んで見たことがない人など、そういう方にどうやってスタジアムまで足を向けてもらうか、ということに協力したいと思いました。サッカーはとにかく、現場で、生で見るのが面白い。ぜひ、サッカーにはまってください。大きな意味で、Jリーグの、日本のサッカーのサポーターになってください。僕たちの仲間になってください」
 
-そういう意味でも、次のゼルビアvsジェフというカードは、本当にサッカーそのものが楽しめる試合になりそうですね。クラブ側も、そういう試合運営ができるように現場と一体になって、準備したいと思います。最後に、ゼルビアサポーターにメッセージをお願いできますでしょうか。
「ジェフが勝ちます。野津田にも多くのジェフサポーターが集結するはず。“ホームジャック”して、野津田を黄色く染めるぐらいの気持ちで。“ジャイアントキリング”なんてさせません。いろいろな経緯があったうえで、僕にとって、世界中で一番勝ちたいクラブ、勝たなくてはならないクラブがゼルビアですから。もちろん、ジェフ戦以外ではゼルビアを応援していますけど。あくまでもジェフの次に。もう一度言いますが、ジェフが勝ちます。ゼルビアにはどうしても勝たないといけないんです」
 
綱本先生、熱い熱い激励をありがとうございました。試合当日は、選手も、ゼルビアサポーターも一丸となって戦い、ジャイアントキリングを成し遂げる所存です。ゼルビアファン・サポーターの皆様、当日は何としてもスタジアムを青く染めていただき、選手たちの力になってください。ジェフサポーターに負けない、熱く・暖かいご声援をよろしくお願い致します。
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●綱本将也(つなもと・まさや)
1973年9月25日生まれ、東京都出身。
デビュー作は2002年にモーニング(講談社)に掲載されたサッカー漫画『U-31』。元アトランタ五輪代表の苦悩と復活を描いた作品で、舞台のモデルとなったのがジェフだったこともあり、人気を呼んだ。その後、同じくサッカー漫画の『Goal Den Age』、『GIANT KILLING』の原作を務める。他に、ヤングチャンピオンで競走馬を描いた漫画『スピーディワンダー』、ジャンプ改で高校野球を描いた漫画『ボール・ミーツ・ガール』を連載中。
※ゼルビアとは、元千葉GMでもある唐井直GMとの縁で、2011年シーズンよりスポンサードしていただいております。
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