※これは日頃のスクールでコーチが感じたことなどを書かせて頂きます。みなさんにお知らせしたい事、 子ども達やコーチの思いなどを掲載していき、子供たちの輝かしい未来に繋がればと思います。
こんにちは、スクールコーチの深谷です。
今回は「本物を観て感じること」の大切さを子どもたちから教えてもらったので、書きたい思います。
10/28のホームゲーム岐阜戦で深谷が指導する本町田FC(FC町田ゼルビアと提携する小学生チーム)の5・6年生6人がフェアプレーフラッグベアラーを務めるために町田市立陸上競技場に向かいました。
スタジアムに向かう車内の彼らはテンションが上がり、大声で歌ったり話したりしていました。
そしてスタジアムに着き、少し時間が早かったので、選手のウォーミングアップを見せてあげることにしました。
ピッチの間近でアップを見始めると・・・
さっきまで大声で話し、歌っていた人と同じ人かと疑うくらいに黙り、真剣な表情でプロ選手のプレーを見ていました。
そうするとある一人が、ボソッと話し始めました。
「あの選手、軽く蹴ってるのに遠くに飛ぶのすごいな・・・」と。
それを始まりに次々と
「パス速いわぁ」
「すごいジャンプ力だなぁ」
「トラップ上手っ」
などと感想が飛び出してきました。
彼らはいつも目にしているサッカーとは違うサッカーを見て、感動・驚嘆しているように見えました。
そして最後にある一人がこう言いました。
「俺らもこういうのをやれるようになりたい」と。
この最後の一言はとても大事なことと感じました。
なぜなら、その選手の求めるプレーの基準が引き上げられたからです。
もしかしたら、今までは自分のプレーを「これでいい」と思っていたかもしれません。
しかし今回、このようなプロ選手の“本物”を観て、「もっとこうしたい」という欲が出たと感じます。
そしてそれは子どもたちの成長につながると思います。
このような“本物”を子どもたちにもっともっとスタジアムで感じてほしいと思います。
FC町田ゼルビア スクールコーチ
深谷 征希