元プロ野球選手・現Jリーグ理事の小宮山悟さんによる『アスリート交流会』を開催しました

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トップチームは12日(木)、元プロ野球選手でJリーグの理事も務める小宮山悟さんによる『アスリート交流会』を開催しました。Jリーグの選手教育プログラムの一貫で、様々な種目で活躍された方から話を聞き、チーム・個人として今後のプロ生活の参考にするためのプログラムです。

今回、「投げる精密機械」「ミスターコントロール」などと呼ばれ、日本球界を代表する投手として千葉ロッテマリーンズや横浜ベイスターズ(現横浜DeNAベイスターズ)、メジャーリーグのニューヨーク・メッツで活躍された小宮山さんに「プロの世界でより成功するためにはどんなことが必要か」をテーマに講演していただきました。

トップチームの選手・スタッフ、アカデミースタッフなど約40名が参加。本講演の中では、主にプロスポーツ選手としての心構えや常に向上心を持つことなどのメンタル面についてお話をしていただきました。

小宮山さんは千葉県柏市の出身で、ご存じの方も多いと思いますが、J1の柏レイソルの大ファン。サッカー観戦歴・知識も抱負で、時折、日本代表のハリルホジッチ監督の話題も出しつつ、また、選手や早稲田大学の後輩にあたる相馬直樹監督に質問を投げかけながらお話を展開されました。

高校を卒業後、浪人してまで名門野球部がある早大に進学され、大学時代からメジャーリーグでプレーすることを夢見ていたという小宮山さんの話は、説得力があり、参考になる話ばかりでした。強調されていたことの一つが、プロフェッショナルとは何か、また、成功するためにどう時間を使うか、という点でした。

「お金を払って観に来てくださるお客さんを満足させることができる選手にならなくてはならない」

「サッカー選手の多くの人の夢は、ワールドカップに出場することではないでしょうか。選手はみな、常に向上心を持つことが大事です」

「1日は24時間しかない。これはみんなが平等に決まっていること。この時間をどう使うかで変わる」

「チーム、監督が求めていることは何かをしっかりと理解する。それができれば試合に出られ、もっと活躍することができる」

現役を続けながら早大大学院に進学するなど知性派投手として名を馳せ、引退後は『成功をつかむ24時間の使い方』や『天才なのに消える人 凡才だけど生き残る人』といった著書も持つ小宮山さんだけに、上記以外もたくさんの“金言”がありました。

講演の最後には質疑応答の時間が設けられ森村昂太選手、井上裕大選手、奥山政幸選手、大田隼輔選手、渡辺健太選手の5選手が質問をしました。

井上選手の「現役中に大学院に行かれたと思いますが、なぜあえて現役中に大学院に行き、どういう勉強をしたのか」という質問に、小宮山さんは「同じアスリートとして色んな世界の人達の話を聞く、そういうタイミングで研究室の一員になりました」とのことで、基本的に勉強は好きではないが、様々な世界の人と話す機会を得ることでプロ生活を送るにあたっての刺激にしていたそうです。

60分の講演時間を予定していましたが、約20分延長をし80分間行っていただきました。時間はあっという間に過ぎ、最後に『プロとして地元の人たちの為に頑張り続けてください』とエールをいただきました。

今季リーグ戦は残り6試合。終盤の苦しい時期ですが、一つでも上の順位を目指す上で、非常に貴重な時間となりました。まずはこの成果を15日のツエーゲン金沢戦で発揮し、勝利をつかみたいと思います。改めまして、小宮山さん、Jリーグ関係者の皆様、ありがとうございました。

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