第91回天皇杯全日本サッカー選手権大会

10月08日(土) 15:00 KICK OFF 山梨中銀スタジアム
試合終了
FC町田ゼルビア
1
0 前半 2
1 後半 0
2
ヴァンフォーレ甲府
ゴール
51' 鈴木 崇文
スターティングメンバー
GK 22 吉田 宗弘
DF 3 藤田泰成
DF 6 太田 康介
DF 5 田代 真一
DF 2 津田和樹
MF 8 小川 巧
MF 15 柳崎 祥兵
MF 17 鈴木 崇文
MF 19 北井 佑季
FW 7 勝又慶典
FW 10 ドラガン・ディミッチ
ベンチスタート
GK 31 野口貴裕
DF 16 斎藤 広野
DF 27 三鬼 海
MF 11 酒井 良
MF 14 大前 博行
MF 18 尹 誠悅
MF 28 星 大輔
チーム監督
選手交代
55' 小川 巧 → 酒井 良
79' 北井 佑季 → 星 大輔
警告
87' ドラガン・ディミッチ
退場
データ
FK -
CK -
PK -
シュート -
警告/退場 - / -
ゴール
06' 内山 俊彦
36' パウリーニョ
スターティングメンバー
GK 21 荒谷 弘樹
DF 3 冨田 大介
DF 6 吉田 豊
DF 13 内山 俊彦
DF 17 津田 琢磨
MF 4 山本 英臣
MF 10 パウリーニョ
MF 15 内田 智也
MF 28 井澤 惇
FW 11 ダヴィ
FW 20 片桐 淳至
ベンチスタート
GK 1 荻 晃太
DF 5 ダニエル
MF 8 養父 雄仁
MF 24 堀米 勇輝
MF 27 伊東 輝悦
FW 18 柏 好文
FW 32 加部 未蘭
チーム監督
選手交代
59' 内田 智也 → 柏 好文
66' ダヴィ → 堀米 勇輝
82' パウリーニョ → 伊東 輝悦
警告
14' パウリーニョ
36' 片桐 淳至
80' 山本 英臣
88' 内山 俊彦
退場
データ
FK -
CK -
PK -
シュート -
警告/退場 - / -
試合終了
FC町田ゼルビア
1
0 前半 2
1 後半 0
2
ヴァンフォーレ甲府
試合経過
昨年、3回戦の新潟戦同様、消極的なプレーが目立つ町田に対し、

前半立ち上がりからペースを甲府に握られる。

そんな中、4分、FW勝又慶典がフリーキックの流れから甲府DFラインの裏へ抜けると、

GKの脇を抜くシュートを放ちゴールネットを揺らすが、オフサイドの判定。

その直後の6分、甲府の左サイドから上がったセンターリングがそのままゴールに入ってしまい、

不運な失点を喫する。

更に甲府ペースで試合が進む中、町田はペースを掴むために自分たちのパスサッカーを貫こうとするが、

パスミスやトラップミスなど、些細なミスを繰り返しボールを失うと、

甲府の素早いカウンターを受けピンチを招くと、36分2失点目を喫してしまう。

ペースが掴めぬまま前半を終了すると、後半開始早々から前半の戦いが嘘のように、

素晴らしいパスサッカーを展開し町田ペースで試合が進む。

後半開始早々の51分、ペナルティエリア付近中央で受けたMFドラガン・ディミッチから、

右サイドに走り込んできたMF鈴木崇文へショートパス。

ボールを受けた鈴木崇文はトラップ後、左へ深く外し甲府DFをかわすと、

そのDFの股間を抜いた技ありのシュートを放ちゴール。1点差に迫る。

その後も町田ペースで進むがゴールが遠く同点にすることができない中、後半40分、

左コーナーキックからDF太田康介が合わせるがポストに阻まれ得点とならず、

その後、4分の長いロスタイムも得点を奪うことができずタイムアップ。

昨年の新潟戦同様、J1クラブにあと一歩及ばず敗戦となった。
ポポヴィッチ監督 記者会見要旨

 今日は、皆さんにサッカーを楽しんでいただけたと思います。試合前から、選手たちには自分たちのスタイルを貫こうという話をしていました。皆さんには、私たちがこの8ヶ月間、どんなトレーニングをして来たのか見ていただけたと思います。
 前半が終わった時点で選手を怒鳴りました。結果ではなくて、選手に勇気が足りなかったから。J1に所属している対戦相手に対して、明らかに萎縮していた。私たちの方がアイディアはあるのに、単純なパスミスなどが目立ちました。前半で2失点したわけですが、どちらも自分たちのミスからでした。こういうレベルの高い相手との試合の場合、1つのミスが命取りになるのですが、まさに、その通り、2つの失点に繋がってしまいました。失点の場面以外でも単純なミスが目立った前半でした。後半は、自分たちのあるべき姿を見せれたと思います。もし、私たちが青と赤のユニフォームを着ていたら、皆さんはバルセロナと見間違えていたのではないでしょうか? 次は、青と赤のユニフォームを着るようにしたいと思います。
 結果に対しては、残念な思いです。この試合内容であれば、2−2、もしくは、3−2で勝利していたとしてもおかしくない試合でしたから。ただ、私たちは自分たちの攻撃的なサッカーをして、観客の皆さんに喜んでいただけたことはうれしいですし、町田という街の代表として、JFLの代表としての役割は十分に果たせたと思います。私たちがやるべきことは、とにかく、自分たちの目指すサッカーを継続して取り組み、この質を上げて行くことです。そして、その魅力的なサッカーを結果に繋げていくことが今後の課題です。

ーー足りなかったものは何だと思いますか?
 幸運です。それだけが足りなかった。例えば、ポストを叩いたようなシュートがありました。ただ、後半のようなサッカーを続けることが出来れば、その運を掴めるようになると思います。
 前半も、動きやアイディアの部分は決して悪くはなかったんです。でも、単純なミスが多かった。

ーー甲府に対して準備していたこと。そして、実際に印象が違った部分
 とにかく、私たちは、自分たちのスタイルを貫くことを大切にしています。甲府が相手だからと言って、戦術を変更したり、なにか特別なトレーニングを行うことはありません。逆に、後手に回るのではなく、対戦相手に私たちの土俵に上がってもらうこと、私たちのサッカーに合わせてもらうことを目標としています。後半は、まさにそうした形のサッカーになったと思います。私が思い描いていた理想的な展開で後半を戦うことができました。
 甲府に対しては、本当にクオリティの高いチームだという印象を持っていました。今のリーグ戦の順位によりも、実力を持ったチームだと思います。降格圏内にいるということで選手にはプレッシャーがかかっていると思います。もし、彼らの現在のリーグ戦の順位が、あと2つ3つ上にいることができれていれば、もっと肩の力も抜けて良いサッカーをすることができるのにと思って見ていました。ただ、それはJリーグでの話であって、私たちに対しては、これ以上の良いサッカーはできなかったと思います(笑)。ジョークです。

ーーメンバーは前節のリーグ戦と変わりないが、配置が違っていた
 うちの選手は流動的に動くので、そういう様に見えたのかもしれないが、今日も配置は同じでした。私のサッカー哲学として、1つのポジションを専門的にこなすのではなく、展開をみながら、臨機応変に流動的に動き、かつバランスを崩さないことを求めています。私も、試合を見ていて、「あれ?今日はポジションを変更したんだっけ?」という錯覚に陥ることはあります(笑)。

*公式携帯サイト「FC町田ゼルビアモバイル」には太田康介選手の談話も掲載しています