第96回天皇杯全日本サッカー選手権大会

08月27日(土) 18:00 KICK OFF 町田市立陸上競技場
試合終了
FC町田ゼルビア
0
0 - 0
0 - 1
1
神奈川大学
ゴール
スターティングメンバー
GK 1 内藤 圭佑
DF 22 福田 友也
DF 37 カルフィン ヨン ア ピン
DF 3 畠中 槙之輔
DF 16 有薗 真吾
MF 29 森村 昂太
MF 15 井上 裕大
MF 13 大竹 隆人
MF 20 松下 純土
FW 39 重松 健太郎
FW 38 久木野 聡
ベンチスタート
GK 22 島崎 恭平
DF 19 松本 怜大
MF 11 中村 祐也
MF 14 横山 翔平
FW 23 戸島 章
チーム監督
選手交代
64' 松下 純土 → 中村 祐也
66' 大竹 隆人 → 横山 翔平
79' 久木野 聡 → 戸島 章
警告
58' 有薗 真吾
60' 松下 純土
退場
データ
FK -
CK -
PK -
シュート -
警告/退場 - / -
ゴール
61' 南 祥巧
スターティングメンバー
GK 12 仲谷 幸祐
DF 2 南 祥巧
DF 4 千田 海人
DF 20 白井 達也
DF 17 斎藤 健太
MF 6 武田 将平
MF 7 中山 知之
MF 27 野沢 祐弥
MF 23 河村 英侑
FW 26 吉田 蓮
FW 11 野路 貴之
ベンチスタート
GK 21 中村 圭吾
DF 10 石川 大輔
MF 14 丸山 晃生
MF 15 橋本 拓也
MF 16 日高 拓登
チーム監督
選手交代
91' 野沢 祐弥 → 橋本 拓也
警告
退場
データ
FK -
CK -
PK -
シュート -
警告/退場 - / -
入場者数 天候 / 気温 / 湿度 ピッチ
- 雨、無風 / 24.1°C / 73% 全面良芝、水含み
主審 副審 第4の審判員
清水 勇人 細尾 基 増山 舜
試合終了
FC町田ゼルビア
0
0 - 0
0 - 1
1
神奈川大学
試合経過
スタメンが発表された。ゼルビアは普段のリーグ戦で出番の少ない選手で構成されている。



対する神奈川大学は、J2岡山に加入が内定している武田が先発に名を連ねている。



前半は神大のキックオフでスタートした。



ゼルビアのスタメンは、GK内藤、DFは右から福田、畠中、ヨンアピン、有薗、MFは右から森村、松下、井上、大竹、FWは重松、久木野という布陣を取っている。



開始6分、相手の縦パスからPA内に進入されもゼルビアDF陣が集中してシュートまで持ち込ませない。



前半10分、神代の縦パスを野路が反応し、シュートを打つも力足らずで内藤がしっかりキャッチする。



同10分、ゼルビアが右サイドを攻め上がり、PA内の重松にパス。受けた重松がヒールで久木野に落とし、シュートを打つが相手DFに防がれる。



同15分、ゼルビアがCKを獲得する。大竹のキックを畠中が頭で合わせるがゴール上に外れる。



同21分、重松が左サイドを攻め上がり、中央に切り込み大竹に落とす。受けた大竹がダイレクトで狙うが枠を捉えることができない。



同23分、神大に中盤でパスカットされ、河村にロングシュートを打たれるが枠を大きく外れる。



前半30分が経過しスコアは動かず0−0。球際で激しく争い、一進一退の攻防が続いている。



同38分、ゼルビアがFKを獲得する。素早いリスタートで横にパスを出し、井上がシュートを打つが相手DFに当たり防がれる。



前半のアディショナルタイムは1分と表示された。



0−0で前半が終了した。

後半も引き続き応援よろしくお願いします。



両チーム交代なく、後半がスタートした。



開始2分、大竹がPA手前から左足でシュートを打つが惜しくも枠を捉えることができない。



後半3分、ヨンアピンがボールを奪われ、神大の吉田にゴール前まで持ち込まれシュートを打たれるが内藤がしっかりキャッチする。



同7分、ゼルビアがCKを獲得。森村のキックがゴール前の畠中にこぼれ、シュートを打つがポストにあたりゴールならず。



同9分、重松が右サイドを攻め上がり中にクロスを上げる。このクロスが相手DFにあたりCKを獲得。このCKからシュートまでは持ち込めない。



同10分、森村がミドルシュートを打つが、ゴール右に外れる。



同13分、相手のドリブル突破を倒し、有薗にイエローカードが出された。



同15分、松下にイエローカードが出された。



同17分、神大が左サイド高い位置でFKを獲得する。中に入れられた南に頭で合わされ先制を許す。



同19分、ゼルビアが選手の交代。松下に代わり中村が送り出された。



同21分、ゼルビアが選手の交代。大竹に代わり横山が送り出された。



ゼルビアの前線の布陣は、FWに中村、久木野、MFに右から横山、井上、森村、重松となっている。



同27分、ゼルビアが右CKを獲得する。森村のキックは相手DFに弾かれシュートまで持ち込めない。



同29分、ゼルビアが右CKを獲得する。森村のキックをニアでヨンアピンが頭で合わせるが枠を外れる。



同32分、ゼルビアが再び右CKを獲得する。森村のキックをヨンアピンが頭で合わせるもゴール上に外れる。



同34分、ゼルビアが選手の交代。久木野に代わり戸島が送り出された。



同42分、神大の斎藤のPA手前からシュートを打たれるが枠を外れる。



同43分、神大の野路が右サイドを攻め上がり、PA内に進入しそのままシュートを打つがゴール左に外れる。



後半のアディショナルタイムは3分と表示された。



同46分、神大が選手の交代。野沢に代わり橋本が送り出された。



このまま0−1で試合が終了した。



たくさんのご声援ありがとうございました。
○試合後の記者会見:相馬直樹監督
--まずは試合の総括をお願い致します。
「今日は雨が降っているという状況の中にもかかわらず、我々をサポートするために、ホームと言える野津田で、初めて天皇杯を開催できるという試合の後押しをするために、たくさんの方々に集まっていただきましたが、非常に申し訳ない結果のゲームになってしまいました。もう取り返しはつかないですし、非常に重いこととして受け止めています。
 天皇杯は、リーグ戦とは違う難しさや1回戦を戦うという難しさがある中で、普段は出場機会の少ない選手たちを中心に戦いましたが、結果を得ることができませんでした。今後の残りのリーグ戦に向け、チーム全体を押し上げていくために、普段は出場機会の少ない選手たちのエネルギーが今後の戦いに向けて必要だと思っていたのですが、残念ながらそういうエネルギーが出るような形に持っていくことができませんでした。
 天皇杯を戦う中で、今後のリーグ戦に向けて良い材料が欲しかったですし、もちろん天皇杯でも上のカテゴリーのチームと戦うチャンスがありましたが、最終的にその挑戦権を手にすることができませんでした。ただ、この敗戦には意味があると思って、リーグ戦は残り12試合となりますが、もう一度足元を見つめ直して、やるべきことをやっていきたいと思います。
 今日の試合に関しては、神奈川大さんのほうが切り替えも速く、ボールへの反応も速く、ボールの近くにたくさん人がいて、本来我々がやるべきことをやられてしまったというのが正直な感想です。失点をするまではしっかりと相手の攻撃を抑えることができていましたが、最終的にチャンスを作れずに結果として負けてしまいました。自分たちはどういうサッカーをやりたいのか。どういったサッカーを目指しているのか。今回の敗戦をそれらを見直す大きなきっかけにしたいと思います。
 この敗戦を我々ゼルビアとしては意味のあるものにしていきたいと思っています。今日、応援に来てくださった方々は、残念に思われた方がたくさんいらっしゃったかと思います。リーグ戦は残り12試合残っていますので、今後も支えてくださればと思います」

--縦に攻め急いでいた印象ですが、今日の攻撃の狙いを教えてください。
「立ち上がりから相手のプレッシャーを受ける中で、正直ボールを持つことを怖がっていたとベンチから見て感じていました。もちろん速くプレーを選択しないといけない場面はありますが、時間を作れなかったですし、ボールを離したがってしまいました。その結果があのような落ち着きのないゲームの流れになってしまったと思います。
 我々からすれば、球際やボールの近くにたくさんいること、そして切り替えの部分など、そこで相手に上回られているようでは、常にボールを持った選手は誰かに囲まれているような思いをしていたでしょう。
 球際や切り替えの部分などで相手に負けていたこと、相手に上回れていたことが大きな問題です。普段からそういうテンションでトレーニングをしていれば、ボールを持っても怖くないはずなのですが、そこまでのことができなかったことが、この結果につながっているんじゃないかと思っています」

--これまでの話の延長にもなるかと思いますが、セットプレー以外、なかなかペナルティーボックス内に効果的な形で入れなかった印象です。その原因について、どのようにお考えでしょうか?
「先ほどもお話しましたが、時間を作ることができなかったと思います。もちろん、前線が時間を作るケースもあるでしょうし、どちらかというと、中盤よりも後ろの出し手が時間を作るケースもありますが、なかなかどちらでも時間を作ることができませんでした。
 例えば、出し手のほうが、良いタイミングで動いている選手を見ていなかったりしていました。良いタイミングで動いている選手を見て、パスを出すことができていれば、相手のラインを押し下げることもできますが、見えていないために、逆に相手はラインを押し上げることができます。相手のプレッシャーを受ける中で、たとえ前にボールを運んだとしても、すぐに囲まれて時間を作ることができませんでした。あらゆる場面において、後手に回っていたと思います。
 もちろん、後半の立ち上がりのように、自分たちで主導権を握ってセカンドボールを拾う時間を作っている時間帯もありましたので、その時間帯で取れなかったことも、今日の結果を左右したと思っています。
 天皇杯は終わってしまいましたが、リーグ戦が12試合残されています。その中でもう一度、何が欠けているのか。先ほど申し上げた時間を作ることなどは、努力だけではなかなか難しい部分もあります。ただ、切り替えの部分や、運動量、集中力、ボールへの反応といったことは、そういうことができるように追求してきたはずなのに、それが足りていないということが、リーグ戦でも自分たちらしい戦いをなかなかできていないことにつながっていると思います。
 できるように追求してきたことが足りていないことによって、思ったような結果を残せていないことにつながっているとあらためて感じています。もちろん、ディテールではもっとたくさんのことがありますが、まずは我々が見逃してはいけないこと、目をつむってはいけないことを徹底してやっていけるようにしていきたいと思います」

以上

○神奈川大学 長谷川大監督 会見要旨
「私自身監督就任2年目ですが、アグレッシブに戦うという神大のサッカースタイルを掲げてチームを作ってきました。また、我々は攻から守、守から攻の切り替えをどれだけ徹底できるか、トランディションのコントロールをテーマに掲げてやってきています。町田さんも攻守の切り替えが速く、トランディションのところでコントロールしてくるチームでしたから、町田さんを分析していく中で、我々の模範とするチームスタイルなのではないかと思っていました。
 その中で中盤の攻防を制すること、切り替えを速くして、相手の背後を鋭く突いていこうというゲームプランでした。前半から中盤の攻防で見ごたえのある戦いが続いたので、自分たちも十分やっていけると選手たちに話して後半に臨みました。後半の序盤は押し込まれる展開はありましたが、そこをしのいでカウンターから何度もチャンスを作れました。その中で相手に対して攻撃で恐怖を与えられんじゃないかと思っています。
 あとは前半からペナルティーエリアの角に侵入する形を作れていませんでしたので、後半はそこにどう侵入するか。そこにパワーをかけていけば、FKのシーンを作れるんじゃないかと思っていました。武田からのセットプレーは得点パターンの一つです。後半は斜めの角度からの良い位置でFKを得ることができて、実際に得点につながったので狙いどおりだったと思います。
 今、私たちは関東大学2部リーグにいます。その中で選手たちは日本一を目指せる大会に何とか出場して、全国大会を経験することと関東大学リーグ1部復帰を目指して頑張っているところです。この天皇杯という名誉ある舞台で、大学としても10年ぶりに出場した上で、1回戦を突破してJリーグ勢を倒すことができたことにより、神奈川大学に携わるすべての方々の思いを表すゲームになったんじゃないかと思います。次のステージでも相手のことをリスペクトしながら、自分たちの力を発揮することを考えながらやっていきたいと思っています」

以上

▽選手コメント
○GK内藤圭佑選手
--悔しい結果となりました。試合を振り返ってください。
「相手は学生で僕たちはプロですので、負けてはいけない相手だったと思います。ウチのほうが相手よりもセカンドボールを拾えていなかったです。相手がプロチームを倒そうという気持ちで来ているので、受けるのではなく気持ちでも上回らないといけない試合だったと思います。天皇杯は終わったので、もうリーグ戦しか残っていません。今日出たメンバーの中からリーグ戦に絡んでいける選手を増やせるようにみんなで頑張っていきたいと思います」

--リーグ戦にも絡んでいくために、今日の公式戦出場を一つのきっかけにできるのではないですか?
「今日の結果では難しいかもしれませんが、一度公式戦に出られたことで、一層のスイッチを入れる良いきっかけになったと思います。次の練習からもう一つギアを上げてやっていきたいです」

--雨の中、応援に駆け付けてくれたファン・サポーターの皆様へメッセージをお願い致します。
「今日も雨の中、熱い声援をありがとうございました。昨年の天皇杯は勝っている分、今年の大会に対する期待は大きかったと思います。ゴール裏から厳しい声が出ていたのも、さすがに勝たないといけない相手なので当然だと思います。結果を残せずに申し訳ありませんでした」

○DF福田友也選手
--ゼルビアの一員として初出場となりました。まずは感想をお願いします。
「負けてすごく悔しいです。勝たなければいけない相手だったので、今は何も考えられないです」

--野津田のピッチで初めてプレーした感想を教えて下さい。
「緊張よりも楽しみのほうが上回っていました。アップの時にチャントもあって、すごく心強かったです。まずは第一歩を踏み出せたと思うので、次は勝利につなげられるようなプレーができたらと思います」

--今日は右サイドバックでの出場でした。振り返っていかがですか?
「個人としては、自分の役割を全うしようと思って試合に臨んで、その中で落ち着いてプレーできたとは思います。守備面では、周りの選手とコミュニケーションを取りながらできたと思います。でも、攻撃ではもっともっと高い位置を取ってやらないといけなかったです。クロスを上げる本数が少なかったので、もっと自分が追い越して、周りの選手を活かすのと、自分自身も積極的にクロスを上げれれば良かったかなと思います」

--最後にファン・サポーターの皆様にメッセージをお願いします。
「今日は雨の中、たくさんの方に応援してもらった中で、結果を残すことができなくて、本当に申し訳なく思っています。これからも練習からしっかりプレーしてアピールし、リーグ戦に出て結果を残せるように頑張りたいと思いますので、引き続き応援をよろしくお願いします」

〇MF井上裕大選手
--まずは本日の試合の総括をお願いします。
「負けてしまって、チームとしても個人としても結果を残すことができなくて申し訳ない気持ちです」

--今日は相手が大学生ということでチャレンジを受ける立場となりましたが、そこでのやりにくさなどはありましたか?
「相手がパワーを持ってアグレッシブにやってきた中で、それを受け止めてしまい、悪い方向にいってしまいました」

--今日はゲームキャプテンとして試合に臨みましたが、意識したことはありますか?
「チームがバラバラにならないように、声をかけてしっかり取り組んで行こうと思ったんですが、なかなかうまくいかなかったので、そこは今後の個人の課題として取り組んでいきたいと思います」

--天皇杯はここで敗退となってしまいましたが、リーグ戦に向けて意気込みをお願いします?
「天皇杯は負けてしまいましたが、リーグ戦で1試合でも多く勝ち点3を取れる試合をしたいので、引き続き応援よろしくお願いします」

○MF大竹隆人選手
--今季公式戦初出場となりました。まずは本日の試合の総括をお願いします。
「内容がどうのこうのというより、負けてしまったという結果が全てです。もっと良い試合をして、みんなで上に行きたかったです」

--大学サッカー育ちの大竹選手ですが、大学生を相手に迎える難しさをどう感じましたか?
「監督からもチャレンジャーを迎えるというより、逆に自分たちがチャレンジャー精神をもってやっていけと言われ、僕らもそのつもりで戦ったんですけど、相手の大学生の勢いにやられてしまいました」

--今後に向けて最後にファン•サポーターの皆様にメッセージをお願いします。
「情けない結果になって申し訳ないですが、舐めていたつもりはないですし、過ぎてしまったことはしようがないので、切り替えて、リーグ戦で、チームとしても個人としても良い結果を残せるように頑張るので応援よろしくお願いします」

○MF横山翔平選手
--加入後、公式戦初出場となりました。出場してみての心境はいかがですか?
「大学生チームに公式戦で負けるという、あってはならないことが起きてしまったので、プロとして責任を感じています」

--どんなプレーをしようと思ってピッチに立ちましたか?
「積極的に仕掛けて、攻撃を活性化できればいいなと思って試合に入りました。どんどん仕掛けてクオリティーのところで差を見せてこいという監督からの指示があったので、それをやろうと思いました。得点に絡めれば良かったですが、結果を出せずに悔しいです」

--野津田のピッチに立った感想はいかがですか?
「僕自身移籍が初めてで、これまでとは違うスタジアムのピッチに立てたことは新鮮な気持ちでした。サポーターの後押しも強く感じましたので、今後もこの野津田でプレーできる機会を増やせるよう努力して、チームに貢献できればと思います」

--試合前には横山選手のチャントも歌われていました。
「ウォーミングアップ中もずっと聞こえていましたし、チャントを聞いて『絶対にやってやろう!』という気持ちにもなりました。ありがとうございます。今日の悔しい結果は今後に活かしていきたいと思います」

--雨にもかかわらず、たくさんのファン・サポーターの皆様が詰めかけてくださいました。最後にメッセージをお願いします。
「今日も雨が降る中での応援ありがとうございました。それなのに、ふがいない結果になってしまいました。今後もリーグ戦が続きますので、これからも共に戦ってくださればと思います。よろしくお願い致します」

以上