2010 JFL

10月17日(日) 13:03 KICK OFF 石川県西部緑地公園陸上競技場
試合終了
ツエーゲン金沢
0
0 前半 0
0 後半 1
1
FC町田ゼルビア
ゴール
スターティングメンバー
GK 33 田中 賢治
DF 15 斉藤 雄大
DF 5 マイケル・ジェームズ
DF 3 諸江 健太
DF 24 林 慧
MF 16 長谷部 彩翔
MF 8 山根 巌
MF 7 山道 雅大
MF 20 曽我部 慶太
FW 9 久保 竜彦
FW 13 古部 健太
ベンチスタート
GK 21 大橋 基史
DF 14 込山 和樹
MF 18 根本 裕一
MF 28 挽地 祐哉
FW 10 田中 俊也
FW 17 菅野 哲也
FW 23 斉藤 陽介
チーム監督
上野 展裕
選手交代
37' 長谷部 彩翔 → 挽地 祐哉
74' 曽我部 慶太 → 菅野 哲也
80' 林 慧 → 根本 裕一
警告
07' 長谷部 彩翔
退場
データ
FK 20
CK 4
PK -
シュート 4
警告/退場 1 / -
ゴール
73' 木島 良輔
スターティングメンバー
GK 22 吉田 宗弘
DF 3 藤田 泰成
DF 5 深津 康太
DF 2 津田 和樹
DF 23 久利 研人
MF 6 太田 康介
MF 15 柳崎 祥兵
MF 28 星 大輔
MF 11 酒井 良
FW 33 木島 良輔
FW 7 勝又 慶典
ベンチスタート
GK 1 修行 智仁
DF 4 雑賀 友洋
DF 16 斉藤 広野
MF 14 大前 博行
MF 17 鈴木 崇文
MF 20 半田 武嗣
MF 26 北井 佑季
チーム監督
相馬 直樹
選手交代
57' 太田 康介 → 大前 博行
65' 星 大輔 → 鈴木 崇文
82' 山腰 泰博 → 雑賀 友洋
警告
43' 柳崎 祥兵
退場
データ
FK 26
CK 4
PK -
シュート 17
警告/退場 1 / -
入場者数 天候 / 気温 / 湿度 ピッチ
1,370 晴 / 23.6°C / 45% 全面良芝、乾燥
主審 副審 第4の審判員
木川田 博信 上田 益也、石田 明 宮川 幸博
試合終了
ツエーゲン金沢
0
0 前半 0
0 後半 1
1
FC町田ゼルビア
試合経過
 JFL後期第11節、FC町田ゼルビアはアウェイの石川県西部緑地公園陸上競技場でツエーゲン金沢と対戦した。

 先週は天皇杯3回戦でアルビレックス新潟と対戦。接戦を演じたものの、惜しくも敗れてしまい天皇杯は終了。今季の残りの公式戦はリーグ戦のみに絞られた。残りの6試合へリスタートの一戦となった。

 前半は、「重苦しい展開」(相馬監督)。何度かゴール近くまで攻め込むものの、攻撃のテンポが上がらない。攻撃の迫力を欠きペナルティボックス内に侵入することができず、ミドルシュートを打たされる場面が目立った。

 対する金沢も、アグレッシブに前線には出てこない。前半3分にFW山腰のスルーパスからFW木島が決定機を迎えた攻撃にひるんだのか、DFラインを比較的低く設定し慎重なサッカーを披露した。両チームが硬直したような重苦しい前半となった。



 後半12分にMF太田に代えてMF大前、後半20分にはMF星に代えてMF鈴木(崇)を投入。「大前の運動量豊富に攻守両面に絡んで行ける能力を期待して投入した。鈴木(崇)は、相手の背後のスペースを狙うFW陣にラストパスを供給する役割を期待して投入した」(相馬監督)。

 この選手交代を機に、少しずつ攻撃にリズムが生まれ始める。前線の高い位置でダイレクトでボールが繋がり、持ち前の「縦に速い」攻撃が機能し始めた。

 後半28分、ペナルティエリア内で、FW山腰、MF鈴木(崇)、MF柳崎と素早くパスが繋がり、ボールはゴールエリア付近でフリーで待ち構えるFW木島へ。ボールを受けた木島はボールを右足側に置くと、迫力のあるシュートモーションから、得意の深く鋭い切り返し! 相手DFとGKを見事に翻弄すると、冷静に左足でゴールに流し込んだ。

 後半30分、相手選手と交錯し顔面を負傷してしまったFW山腰に代えて、DF雑賀を投入。雑賀はセンタバックに入り、津田は左サイドバックに移動。左サイドバックを務めていた久利が木島とツートップを組んだ。

 ホームでの敗戦はなんとしても避けようと金沢も攻勢をかけるが、ゼルビアも守備的に守るのではなく、攻撃を続けることで相手を牽制。前線からの激しい守備で相手にチャンスらしいチャンスを作らせず、そのまま1-0で勝利した。

 これで、リーグ戦は3連勝。天皇杯からリーグ戦へ気持ちの切り替えが難しい試合となったが、選手たちが気持ちの強さを見せて、しぶとく勝ち点3をもぎ取った試合となった。

 「今日の勝利で、われわれが残り6試合をプロの誇りをかけて戦うという姿勢を表現できたと思っている。一つでも上を目指すために、次節も必ず勝利したい」(相馬監督)。
【相馬直樹監督 試合後の談話】
ーー試合の感想は?
 前半は相手が前からプレッシャーをかけて来たこともあり難しい展開になった。こちらとしては決して受け身になっていたわけではないが、なかなかテンポを上げることができず、リズムを作れなかった。前半は重苦しい試合展開となった。
 そうした展開でも無失点の状態をしっかり保つことができていたので、後半チャンスを活かして勝利を掴むことができた。後半に多くのチャンスがあり、もっと点差をつけられる可能性があったことも確かだが、今日は最小得点でもしぶとく勝利できたことを評価したいと思っている。
 というのも、今日の試合は、やはり、精神的に難しい試合だった。そして、いつにも増して結果を残すことが重要な試合だった。
 来季のJリーグ昇格が難しい状況の中、一つの大きなモチベーションになっていた天皇杯も先週終わってしまった。選手たちにとっては気持ちを切り返るのが難しい試合だったと思う。前半、今ひとつアグレッシブに戦うことができなかったことには、もしかしたらその様な精神的な部分が影響していたのかも知れないが、後半はしっかりと持ち直して、勝利を掴んでくれた。もちろん、今日の試合内容は手放しで喜べるものではなかったが、結果を残してくれた選手たちを誇りに思いたい。
 私たちは、リーグ戦の残り6試合、自分たちの誇りをかけて戦う。スタートとなるこの試合、勝利からスタートできることは本当に価値のあることだと思っている。
 
ーー後半、大前選手と鈴木(崇)選手の投入を機に攻撃のテンポが上がったように思う。二人の選手に期待したことは?
 大前は、練習からコンディションを維持してくれていた。前半は、なかなか相手から良い形でボールを奪えない展開が続いていたが、大前の運動量豊富に攻守両面に絡んで行ける能力を期待して投入した。
 鈴木(崇)は、相手の背後のスペースを狙うFW陣にラストパスを供給する役割を期待して投入した。後半から、相手はDFとMFの間のバイタルエリアをしっかりとケアして来たが、その分、こちらのFW陣がDFラインの背後のスペースを狙える場面が増えて来ていた。

ーー次節への意気込みを
 リーグ戦は、確かにモチベーションを保つのが難しい状況となってしまっているが、今日の勝利で、われわれが残り6試合をプロの誇りをかけて戦うという姿勢を表現できたと思っている。一つでも上を目指すために、次節も必ず勝利したい。