2016 明治安田生命 J2リーグ

09月18日(日) 18:00 KICK OFF 石川県西部緑地公園陸上競技場
試合終了
ツエーゲン金沢
1
0 - 1
1 - 1
2
FC町田ゼルビア
ゴール
66' 山﨑 雅人
スターティングメンバー
GK 31 原田 欽庸
DF 4 小柳 達司
DF 3 作田 裕次
DF 5 太田 康介
DF 18 野田 紘史
MF 23 馬渡 和彰
MF 40 秋葉 勝
MF 8 山藤 健太
MF 38 中美 慶哉
FW 10 熊谷 アンドリュー
FW 30 山﨑 雅人
ベンチスタート
GK 1 原田 直樹
DF 27 廣井 友信
MF 11 古田 寛幸
MF 6 安東 輝
FW 13 水永 翔馬
FW 14 金子 昌広
FW 39 ダビ
チーム監督
森下 仁之
選手交代
46' 作田 裕次 → 金子 昌広
75' 野田 紘史 → 古田 寛幸
80' 山﨑 雅人 → ダビ
警告
57' 山藤 健太
88' 秋葉 勝
退場
データ
FK 23
CK 4
PK -
シュート 3
警告/退場 2 / -
ゴール
17' 仲川 輝人
69' 中村 祐也
スターティングメンバー
GK 21 髙原 寿康
DF 10 土岐田 洸平
DF 3 畠中 槙之輔
DF 37 カルフィン ヨン ア ピン
DF 19 松本 怜大
MF 11 中村 祐也
MF 6 李 漢宰
MF 29 森村 昂太
MF 8 谷澤 達也
FW 30 中島 裕希
FW 25 仲川 輝人
ベンチスタート
GK 1 内藤 圭佑
DF 16 有薗 真吾
DF 27 福田 友也
MF 15 井上 裕大
MF 39 重松 健太郎
FW 23 戸島 章
FW 38 久木野 聡
チーム監督
相馬 直樹
選手交代
84' 中村 祐也 → 重松 健太郎
89' 松本 怜大 → 有薗 真吾
90'+5 仲川 輝人 → 久木野 聡
警告
退場
データ
FK 19
CK 11
PK -
シュート 5
警告/退場 - / -
入場者数 天候 / 気温 / 湿度 ピッチ
2,076 曇、無風 / 23.6°C / 80% 全面良芝、水含み
主審 副審 第4の審判員
山岡 良介 正木 篤志, 藤沢 達也 坂本 晋悟
試合終了
ツエーゲン金沢
1
0 - 1
1 - 1
2
FC町田ゼルビア
試合経過
▽フォトギャラリー

https://www.zelvia.co.jp/news/news-85431/



スタメン発表。ゼルビアは畠中が先発に名を連ねた。負傷の深津は、メンバー外となっている。



対する金沢は、元ゼルビア戦士の太田が先発している。その他、熊谷や山﨑など実績のある選手が名を連ねた。



ゼルビアボールで前半キックオフ!



降り続いていた雨により、ピッチには所々に水溜まりができている。



前半7分、左サイド厚みのある攻撃からCKを獲得した。谷澤と森村のショートCKから李がシュートを狙うが、DFにブロックされた。



同12分、ゼルビアの右サイド、中村のスルーパスに抜け出した仲川がシュートを放ち、GK原田にブロックされたが、そのこぼれ球を最後は中村がシュートを放つ。しかし、ゴールの枠を外れた。



同17分、中島が作田からボールを奪い、スルーパスを供給する。そのスルーパスに抜け出した仲川が冷静にゴールを決める。ゼルビアが先制した! 仲川は移籍後初ゴールです!!



試合序盤はなじめなかったが、水たまりのあるピッチにも選手たちは順応してきた。



同26分、ゼルビアが左サイドでCKを獲得した。森村と谷澤のショートCKから、仲川が再びCKを獲得する。再び森村と谷澤のショートCKからチャンスを作ろうと試みるが、相手DFにはね返された。



先制したあとのゼルビアは、冷静にゲームを運ぶ。金沢はサイドチェンジから揺さぶってくるが、相手のサイドからのクロスボールは、土岐田、松本の両SBがブロックして、決定機を作らせていない。



同43分、ゼルビアの左サイドから松本のパスに仲川が抜け出し、シュート性のクロスボールはGK原田にキャッチされた。



同45分、中盤のルーズボールを中島とGK原田が争う形になり、原田のクリアボールを拾った谷澤が無人のゴールにシュートを放つが、金沢・太田にクリアされた。



1-0とゼルビアが1点をリードして、ハーフタイムへ入った。



ハーフタイムに金沢は作田に代わり、金子が入った。



金沢ボールでキックオフ!



後半3分、ゼルビアの右サイドから熊谷にスルーパスを出され、山崎に最終ラインの裏へ抜けだされたが、松本が中央に絞ってカバーし、事なきを得た。



後半の立ち上がりから金沢が攻勢をしかけている。ゼルビアの最終ラインの背後を山崎が突いてくる形を徹底してきている。ただし、ゼルビアがしのいでいる。



同11分、ゼルビアのCKからカウンターを受け、最後はPA内で秋葉にシュートを打たれたが、谷澤が体を張ってブロックした。



同18分、ゼルビアの左サイドで仲川がボールをキープし、谷澤へパスを展開する。パスを受けた谷澤が遠目からシュートを狙ったが、ゴールの枠を外れた。



同21分、金沢・山藤にPA内へ侵入されて、李が山藤を倒してPKを与えてしまう。



同21分、PKを山崎に決められて失点をしてしまう。



同24分、ゼルビアの右サイド、森村のCKから中村がヘディングで決めて、ゼルビアが勝ち越しに成功した。



同30分、金沢・野田に代えて古田が投入された。



同35分、金沢・山崎に代わってダビが投入された。



同36分、ゼルビアの右サイドからのFKを森村が直接狙ったが、GK原田に阻止された。



同39分、中村に代わって重松が投入された。



同43分、谷澤を倒した秋葉に警告が出される。



同44分、松本に代わって有薗が投入された。有薗はそのまま左SBに入った。



アディショナルタイムは4分と表示された。



同45分+5、仲川に代わって久木野が投入された。



試合はこのまま2-1で終了した。



ファン・サポーターのみなさま、ご声援ありがとうございました。
○試合後の記者会見:相馬直樹監督
--まずは試合の総括をお願いいたします。
「まずは、9月の3連休の最中の雨がパラつくような天候の中、遠く東京から我々をサポートしに来ていただきました。いつも応援していただいているのですが、なかなか勝利がなく、これまではなかなか一緒に喜べなかった状況の中で、アウェイの地で一緒に喜べたことは本当にうれしいですし、本当にいつも変わらないサポートをしていただいて感謝しております。
 ゲームのほうは、雨の影響もあり、ピッチに少し水の残っている重馬場の状態で、ボールもファーストタッチをした際に体から離れてしまうようなピッチ状態でした。そういうピッチ状態でもあったため、お互いに長いボールが多く、球際の攻防の多いゲームになったと思います。前半はそういった展開の中、セカンドボールを拾った後に相手の背後を突く形や、金沢さんがワイドにボールを動かす中で奪ったボールをワイドに展開して、薄くなったサイドの背後をテクニックもあってスピードのある仲川選手が突く形を狙っていましたが、うまく彼が相手の背後を突く形から得点を奪うことができました。
 前半のうちに、もう少しそういう形を作れれば良かったのですが、なかなか勝てていない時期は、選手たちの精神状態が悪いほうに行きがちで、リードしてからもうまく試合を運ぶことができませんでした。例えば、どうしてもボールを持つことを怖がってしまうことや、相手が近づいてきたときに、すぐに人任せになってしまうなど、自分たちでサッカーをプレーすることができずに、勝利がないことでの自信のなさが影響することで怖さが先行してしまっていました。
 前半をリードして迎えたハーフタイムには、それを乗り越えないと勝利はやって来ないという話をして選手たちを送り出しましたが、金沢さんが後半のスタートからさらにパワーを上げて出てきたところで、失点をしてしまいました。ただ、金沢さんも追いついたことで、少しホッとしたのか、そのあと足が止まり、そういう中でセットプレーから勝ち越し点を挙げることができました。追いつかれたあとのすぐの時間帯に点を取れたことは非常に大きかったと思いますし、2-1になったあと、リードしている試合展開の中で、選手たちがもう二度と引いて守ることはしないということを示す戦いをしてくれたと思っています。
 これまではリードした中でも追いつかれてしまうことが多かったのですが、自分たちがこれまで引いて守ることでその代償を支払ってきましたが、今日は自分たちでその代償を取り戻してくれたと思っています。この勝利により、また選手たちが一段階大きく成長できたゲームになると思います。シーズンは残り10試合となりましたが、今後も勝利をつかみ取る可能性を高める試合をできるように、選手たちとまたトレーニングに取り組んでいきたいと思います」

--町田さんも少し勝ち星に恵まれていなかったと思います。ご存知のとおり、金沢も現在、最下位と勝利に恵まれていないのですが、両チームともに勢いに乗れていない中で、結果として町田さんが勝利を収めることができたのですが、その勝負を分けた要因は何でしょうか?
「もちろんゲームの流れという意味では、前半の比較的早い時間帯での得点や失点した直後に勝ち越し点を取れたことは、非常に大きかったと思っています。我々は多少勝利をしていた時期もあったのですが、ここ最近は勝ち星から遠ざかったいる中で、ゲームは水物と言いますから、少しでも勝利の確率を上げるために、そのころから自分たちの原点と言うか、ベースの部分を積み上げることに注力してきました。たとえそれがいますぐに勝利につながらなくても、それをもう一度積み上げていくことを大事にしようと、選手たちと一緒にトレーニングに取り組んできました。選手たちからすれば、もしかしたら原点を見つめ直すトレーニングが続くと、面白くないことがあるかもしれないですし、実際に勝利がない中で、それを信じてやっていくことも難しかったと思います。それを選手たちは信じてやってきて、それらを積み重ねてきたことが我々としては今回、一つの結果になったと思います。もちろん金沢さんも積み上げているものもあるでしょうから、今回は勝利につながらなかったですが、また勝ちが来ると思います」

--2-1と勝ち越ししてから、後半の39分に1枚目の交代のカードを切るまで、かなり時間が空きました。その間、どのようなことを考えていたのでしょうか?
「まず我々としてはリードをしているだけに、当然ボールへ圧力をかけることが必要だと考えていました。実際にリードした中で、特に前の4人がボールに圧力をかけることを続けてくれていたので、そこの流れを切ってはいけないと思っていました。ただし、運動量の部分や攻守の切り替え、ハードワークをすることを含めて、前の4人がそれをできなくなれば、交代させることを常に考えていました。そういった中で、最初に中村選手に代えて重松選手を入れることになりました」

--試合の終盤、左サイドバックに有薗選手を投入しましたが、その意図を聞かせてください。
「有薗選手の交代出場に関しては、ギリギリのゲームになると思っていましたので、松本選手が足をつっていたため、そこの手当てを早くするために早めに手を打ちました」

--交代出場のダビ選手に左サイドを突破される場面がありましたが、有薗選手の投入は、ダビ選手に対してのケアという側面はありましたか?
「自分たちが前に押し込んでいる中で、有薗選手にサイドバックをやってもらいましたが、有薗選手はもともとセンターバックの選手ですから、実際にピッチに入れるときには、そんなに無理に前へ行かなくていいと言って彼を送り出しました。そのあたりの意図が、場合によっては、選手たちが守りに入ったと強く感じてしまう可能性もあるので、そうならないように、前へ行けるときは行けと伝えました」

以上

○ツエーゲン金沢 森下仁之監督 会見要旨
「非常に残念な結果になりました。町田さんは非常にコンパクトな守備をするチームで、自分たちは幅を広く使った攻撃を狙っていました。町田さんの前線の選手たちによるプレッシャーが厳しく、一度内側でタメを作った中で、外に振ることがなかなかできませんでした。いくつか外から入れていくボールはあったのですが、中央での人数が足りなかったり、サイドからのボールの精度が足りずに、なかなか決定機や多くのシュートチャンスを作れませんでした。
 後半は金子選手が入ったところで攻勢に出た時間帯に1点を奪えたのですが、自分たちの良い時間帯に簡単に失点をしてしまったことがもったいなかったです。その失点が自分たちのリズムを失う結果につながり、チャンスを作れませんでした。町田さんは背後に出たボールに対する頑張りや、自分たちが後ろ向きでプレーしている中でもプレッシャーがキツくて、サイドでプレッシャーを受けて、CKも多かったですし、町田さんの強いプレッシャーを受けた中で残念な結果となりました。ただ選手たちはビハインドがある中で最後まで戦ってくれました。勝ち点がなくなるわけではないですし、今後も勝ち点を積み重ねていく作業をしていくしかありません」

以上

▽選手コメント
○DF有薗真吾選手
--久しぶりに出場し、勝利に貢献しました。感想をお願いします。
「残り時間が少なかったですけど、自分にできることをやろうと思って入りました。チームのために声をかけたり、そういうことを意識してやれたので、良かったと思います」

--緊迫した試合展開の中での出場でしたが、どういうことを考えてプレーしましたか?
「単純に時間も短かったので、簡単にプレーすることと、後ろを集中させること、それと前を意識することですね。相馬監督にも言われたことをやりました。結構、相手は最後はパワー的に来ていたので、前に出ていくというよりかは、後ろのことを考えてやっていました。自分は一番そこが大事だと思うのでやりました」

--有薗選手としては仕事ができて、勝ってホッとしたんじゃないかなと思うんですけど、終わった瞬間の心境はどうでしたか?
「そうですね。チームが勝つことが一番なので、これを続けていけるように、そして自分が試合に出られるように今後もやっていきたいですね」

--今日も雨の中、ファン・サポーターの皆様が遠くまで応援に駆けつけてくれました。改めてファン・サポーターの皆様にメッセージをお願いします。
「今日は雨の中、応援ありがとうございました。来週も試合があるので、次もいい準備をして勝ち点3を取るために頑張りますので、応援よろしくお願いします」

○FW中村祐也選手
--決勝ゴールの味はいかがですか?
「自分のゴールはうれしかったのですが、チームが勝てたことが一番良かったですし、それが本当にうれしいです」

--ゴールシーンを振り返ってください。
「前で畠中選手か誰かがうまくつぶれてくれたので、その間にボールが来ればいいなと思っている中でうまくボールが来て、それに合わせることができました」

--同点に追い付かれたあとは、どんなことを考えながらプレーしていましたか?
「後半の入りが悪く、それを修正できずにズルズルいってしまう可能性のある試合にしてしまいました。セットプレーが大事になるなと思っている中で点を取れたことが良かったと思います」

--仲川選手がゴールを決めたこともチームがさらに勢いに乗っていく要素になるのではないですか?
「彼のストロングポイントを使おうという意識がチームとして出てきましたし、それが活きたと思います。彼をうまく使いながら彼の良さを出していけるようにしていきたいです」

--遠い金沢まで多くのファン・サポーターの皆様が駆け付けてくれました。ファン・サポーターの皆様へメッセージをお願いします。
「日曜日のナイターで遠くまで駆け付けてくださり、僕たちの力になりました。本当にありがとうございました。やっとみなさんの前で勝つことができました。この勝利を今後にもつなげていけるようにトレーニングからしっかりとやっていきたいと思います。今日も熱い応援をありがとうございました」

○FW仲川輝人選手
--移籍後2試合目で初ゴールです。初ゴールの気分はいかがですか?
「前節の横浜FC戦もチャンスがありましたし、それを決めることができませんでした。移籍後2試合目で決められてホッとしましたし、これでチームのために役に立てたと思います」

--ゴールシーンを振り返ってください。
「中島選手からダイレクトのスルーパスが来て、あのタイミングでパスが出てこないとオフサイドになっていたと思います。ツータッチのパスであればオフサイドだったと思うので、あのパスで勝負は決まりました。そのあとはGKを見て冷静にシュートを打ちましたが、ギリギリのゴールでしたので、ヒヤヒヤしました。2トップで崩す形のゴールでしたし、それも良かったと思います。自分のゴールでしたが、2トップで決めたゴールであったことも評価できると思います」

--ゴールのあとにはチームメートが長い距離を走って、仲川選手のところまで駆け寄り、ゴールを祝福してくれましたね。
「すごくうれしかったですし、すぐにチームのために点を取ることが目標でしたから、そのゴールを決められて本当に良かったです。試合後、ロッカールームに戻ってからは『ありがとう。助かった』と言われました。でも同点に追い付かれてしまったので、自分がもっとシュートを打って自分たちのペースに持っていく必要があったと思います。受け身になってしまうと相手の勢いが出てしまうので、もっと積極的にシュートを打っても良かったかもしれません。あとは中村選手が決めてくれたので、本当に助かりました」

--遠い金沢まで多くのファン・サポーターの皆様が駆け付けてくれました。ファン・サポーターの皆様へメッセージをお願いします。
「今日は熱い応援をありがとうございました。次の試合でもみなさんの期待に応えられるように、ゴールを決めたいと思います。引き続き、熱い声援をよろしくお願いします」

以上