J2・J3 入れ替え戦

12月06日(日) 12:30 KICK OFF 大分銀行ドーム
試合終了
大分トリニータ
0
0 - 0
0 - 1
1
FC町田ゼルビア
ゴール
-
スターティングメンバー
GK 1 武田 洋平
DF 16 安川 有
DF 35 ダニエル
DF 2 山口 貴弘
DF 17 松本 怜
MF 3 阪田 章裕
MF 4 キム ジョンヒョン
MF 14 松本 昌也
MF 11 為田 大貴
FW 10 エヴァンドロ
FW 13 高松 大樹
ベンチスタート
GK 22 修行 智仁
DF 6 福森 直也
MF 24 姫野 宥弥
MF 8 西 弘則
FW 18 伊佐 耕平
FW 43 パウリーニョ
FW 9 後藤 優介
チーム監督
選手交代
46' 高松 大樹 → 伊佐 耕平
80' 山口 貴弘 → 西 弘則
90'+3 安川 有 → パウリーニョ
警告
57' 山口 貴弘
退場
データ
FK -
CK -
PK -
シュート -
警告/退場 - / -
ゴール
58' 鈴木 孝司
スターティングメンバー
GK 21 髙原 寿康
DF 10 土岐田 洸平
DF 5 深津 康太
DF 15 増田 繁人
DF 4 平 智広
MF 17 鈴木 崇文
MF 6 李 漢宰
MF 29 森村 昂太
MF 39 重松 健太郎
FW 9 鈴木 孝司
FW 23 戸島 章
ベンチスタート
GK 1 内藤 圭佑
MF 16 垣根 拓也
MF 18 宮崎 泰右
MF 20 松下 純土
MF 8 遠藤 敬佑
FW 11 中村 祐也
FW 38 久木野 聡
チーム監督
選手交代
69' 森村 昂太 → 松下 純土
78' 土岐田 洸平 → 垣根 拓也
90'+3 鈴木 崇文 → 遠藤 敬佑
警告
32' 鈴木 崇文
45'+2 深津 康太
退場
データ
FK -
CK -
PK -
シュート -
警告/退場 - / -
試合終了
大分トリニータ
0
0 - 0
0 - 1
1
FC町田ゼルビア
試合経過
試合経過が未登録です。
試合後の記者会見:相馬直樹監督

--試合の感想をお願いします。
「まずは、本当に東京から遠いながらも、たくさんの方々に足を運んでいただきました。アウェイの空気だったのですが、その中でも、たくさんの我々への声援を受け、本当に選手は勇気づけられたと思います。それが最後、本当に勝利に結びついた。我々をいつも後押しをしてくださる方々に感謝を申し上げたいなと思います。第1戦の結果を受けて、そういうつもりはなかったのですが、少し守っていたような展開が長ったのかなと思っております。当然、大分トリニータさんは、今日のゲームは条件がある中で勝つ、速い時間で点を取るという圧力をかけてくるのも分かっていました。そういった中で、我々は1つ点を取ればかなりプレッシャーになるということを選手たちと確認して攻める姿勢、チャレンジャーという姿勢ということで試合に臨みました。それでも、セカンドボールの部分や高い位置でポイントを作らせてしまい守備の時間が長くなったと思います。そういった中で不運な形ではありましたが、PKを与えることになってしまいました。そこを、髙原が止めてくれたことがゲームの中で非常に大きな流れになったと思います。前半を失点せずに0-0で帰ってきてくれたことは本当に大きかったと思っております。後半も大分さんの圧力がありましたが、どうしても点がほしいのは相手なので、その流れの中でカウンターのチャンスがいくつか増えてきました。そこは予想していた通りですし、選手にもそう思って我慢するときは我慢して、その中で点を取ることができました。本来ならば、そのあとのカウンターの後もチャンスも決めなけばいけないところだと思います。今年1年間、チーム全体が1つになって戦う、そして相手に最後の部分をやらせないというところは選手たちがよくやってくれたなと、ギリギリのところをやらせないというのは、たくさんの応援いただいた方々、足を運んでくださった方々だけでなく、いろいろな方たちの想いで失点を0で終えることができ、昇格できることにつながったかなと思っております。本当にいろいろな方たちに感謝を、町田が1年でJ2から落ちてしまった経緯がありますが、もう一度J2を長く望んでくださっていた方々におめでとう、とそういうゲームになったんじゃないかと思います」

--今日は、ロングボールも含めた肉弾戦になりました。普段と違うゲームになることを受け入れて試合に入られたのでしょうか?
「スターティングメンバーを確認した時点で長いボールを使って前でポイントを作ろうという相手の意図は分かりましたし、セカンドボールの争いになるであろうという予測の中で選手たちにも話しました。我慢するときは我慢しなければならない、ただ、できれば自分たちがそのセカンドボールを取って戦うことはわれわれにとって、決して嫌いな形ではないので、セカンドボールを取って攻撃につなげたかったのですが、実際はセカンドボールを拾われる回数も多くなり、前でポイントを作られて、ボールを収められて、ファールを与えたことも含めて前半はかなり厳しい展開になりました。セカンドボールが獲れなかった要因としては、おそらく1m、2mのちょっとした差だとは思うのですが、最終ラインとボランチの間が空いてしまった部分はあるのかなと思っております。それをずっと90分をとおして声をかけていた部分ではあるのですが、エヴァンドロ選手と高松選手のパワフルさに1m、2m、ラインを下げられてその分、相手にボールを拾われる形が多くなってしまいました」

--昨季は3位という結果で入れ替え戦を逃してしまい、今年は2位で入れ替え戦に回りました。去年と今年を分けて考えた時に違いはどこにあるのでしょうか?
「昨年は、序盤にかなり勝ちを重ねることができました。しかし、夏以降に失速してしまったシーズンです。その中で勝ち点1差の3位で入れ替え戦にも出場できない状況でした。今季は昨年の反省もですが、チーム作りをしていく中で、シーズンの最後にチーム力が上がるようなチーム作りをスタッフ、選手たちとしてきたつもりです。そこの部分で大事なのは、いろいろなものを状況的に良い部分も悪い部分もあるけれど、それを受け入れながら一つになって自分たちを信じてやっていくという所です。昨年も同じことを言っているのですが、そこの質、完成度、密度が今季は高かったかなと思っております」

--2012シーズンは1年でJ2から降格してしまいました。来季のJ2への課題と意気込みをお聞かせください。
「当然ですけども、われわれはJ3の2位で昇格を決めたチームです。一番最後に来季J2を戦う権利を22番目に得たと思っております。来年のレギュレーションがどうなるかわかりませんが、スタートとして我々は、今日頑張ってくれた選手に言うのも忍びないですけども、あらためて一番下からのスタートだということを、話しをしてチーム作りをしていなかければいけないと思っております」

--J3で2シーズン戦いました。J3で戦う難しさやどういった部分で昇格を勝ち取れたのかをお聞かせください。
「昨年、AC長野パルセイロさんが入れ替え戦に出られました。スコア的には2試合で0-1という結果で昇格できませんでした。J2とJ3の力の差をテレビで観ていて、かなりあるなと感じました。その中で、入れ替え戦に回ったらかなり苦しい戦いになると思っておりました。だからこそ、優勝の自動昇格を狙いました。ただ正直、入れ替え戦を戦う立場になったものとして、今年、J3の舞台を一緒に戦う仲間や戦友たちの代表として、これだけできるというのも見せたかったというのもあります。J3は生半可なリーグではないと思っていますし、本当にいろいろな仕事を抱えてプレーをしている選手たちの想いをピッチでぶつけられた時に、ちょっとくらい上手いだけでは、無力化されてしまうことを昨年からたくさん経験してきました。そのゲームに対する思いや、サッカーに対する思いなど、本当にピッチ上で全員が同じ意識を持つことの大切さであるとか、いろいろなものをJ3の場で学ばせていただいたと思います。それを最後、結果として見せることができたなと思いますし、その厳しいリーグを戦ってきたからこそ、今日があったなと感じております。改めてですが、ライバルたちにありがとうと感謝を述べたいと思います」

--今季、紆余曲折あったと思います。今季、昇格を勝ち獲れたターニングポイントはどこにあったのでしょうか?
「9月20日のホームでレノファ山口FCさんと戦った、敗戦になると思います。そこが1つのターニングポイントになったんじゃないかなと思います。本当にあとがない状況になりましたので、そこからまた、実際にチームとして1つになれましたし、チーム力が一段上がったことを感じています。あの時、逆に勝利していたらもしかしたら、もっと難しかったかもしれないとも思っております」

▽試合後の選手コメント(3選手掲載。その他の選手はモバイルサイト【http://zelviamobile.jp/】の直撃!ゼルビア・リポートにて掲載します)

○GK高原寿康選手
--PKを止めるなど大活躍でした。
「たまたま当たっただけですが止めることができて良かったです」

--今季は高原選手にとってどのような1年でしたか?
「本当に僕たちは優勝を目指してリーグ戦を戦っていました。そこには届かなかったので、悔しい部分はありますが最後はJ2に昇格できて良かったと思います」

--来年、J2の舞台で戦う意気込みをお願いします。
「J2に上がったら、もっと厳しい戦いになると思います。J2の中で1番下のスタートになります。引き締めてシーズンに臨まないと、また1年で落ちてしまうということもあると思います。今日は喜んでいいと思いますが、もう1度、気を引き締めなおして来年に臨みたいと思います。ファン・サポーターの皆さん、来年も引き続き応援をお願いします」

○MF李漢宰選手
--J2昇格しました。今の率直なお気持ちを教えてください。
「嬉しいの一言ですし、J3優勝を目指してきました。最終節長野パルセイロ戦で昇格をぬか喜びという経緯があったので、本当の喜びにできて嬉しく思います。また、こんなにも大勢の駆け付けてくれたファン・サポーターと共に喜べて良かったです」

--試合終了後、目に涙を浮かべていましたね。
「試合終わる5分前から、感極まって涙が出ていました。実は昨日、チャンピオンシップで古巣のサンフレッチェ広島が優勝したときも泣いていました。そのおかげで、今日は顔がぱんぱんです。喜びというよりは、昨年も優勝、昇格を逃しているので、言葉では表現できない感情でした」

--今季の振り返りをお願いします。
「決して、今季も楽なシーズンではありませんでした。今日のような苦しい試合展開をものにする中で、チームが一丸になり一体感を持って戦えるかを考えていました。苦しい中でどれだけ、自分が助けることができるか、そういう選手になりたかったので、今日は最後までハードワークができて良かったと思います」

--J2で戦うことについてはどう考えていますか?
「昨年から昇格を目指していましたが、今季は昇格したときに何ができるか? というところを目指してハードなトレーニングを積んできました。今回は大分トリニータさん相手に苦戦しましたが勝つことができましたので、来季は今日のようなハードワークと一体感を持っていきたいと思います。自分たちはチャレンジャー精神で戦ってきました。来年はまた0からですが、積み重ねてきた自信を持ってJ2の舞台で今日のようなFC町田ゼルビアらしいサッカーを展開していきたいと思います」

○FW鈴木孝司選手
--昇格おめでとうございます。
「嬉しい気持ちと一安心という気持ちが強いです」

--2戦連続のゴールとなりました。
「今日に関してはPKでゴールを決めましたが、全然良くなかったです。反省する点もたくさんあり、喜びより、もっとできたなという気持ちが強かったですが、その中でも得点で貢献できて良かったと思います」

--押し込まれる時間帯が長かったと思います。
「前線は戸島と一緒に来たボールで絶対にワンチャンスはあるからという話はしていました。相手がロングボールが多く、競り合える選手だったのでこういった展開になることは先発のメンバーを見て分かっていました。ワンチャンスをしっかり獲れたことが勝因だったと思います」

--相馬監督から、今日の試合に関して特に声をかけられたことはありますか?
「いつも通りです。相手より自分たちのやることを指摘されました。相手がサイドに早い選手が来た時も、土岐田選手や増田選手がその選手を知っていたので、メンバーを見た時点で、対応の仕方はみんな頭に入っていたと思います」

--今季はどのようなシーズンでしたか?
「自分自身は怪我した時期もありましたし、ゴールから遠ざかったこともありました。それでも、チーム力という誰が出ても同じ戦いができるという所で、J2昇格が達成できたと思います。今季はJ2昇格ができたので、それが本当に良かったです」

--J2への意気込みをお聞かせください。
「やっとスタートラインに立つことができました。ここでいかに結果を出せるかが自分もチームも成長できるかが楽しみになりますし、それに向けて準備して切り替えていきたいと思います。来年も、応援よろしくお願いします」

以上