○試合後の記者会見：楠瀬直木監督代行
-5月1日の藤枝ＭＹＦＣ戦以来のホーム戦勝利です。まずは試合の感想をお願いします。
「前半は立ち上がりに運よくPKが2本ありました。1本外してしまいましたが、本当はその恩恵なく、良い流れをつかみたかったのですが、その助けもあって選手が勇気を持ってプレーをすることができたと思います。今は本当に自信を持たせることに一貫してチームの底上げを図っているのですが、前半はPKのおかげもあって勇気を持ってプレーしていました。ただ、後半は体力のせいなのか技術のせいなのか、押し込まれました。1点獲られるのも時間の問題かなと思っていました。観ている人も『これ、1点獲られるんじゃないかな？』という展開でした。ＭＩＯさんもさらに元気が出てくるような展開になっていました。（多くの選手が足が止まる中で）杉本が元気に前から追っかけていた事と、庄司が凄くいい動きをして前から追っかけていました。庄司はプレーエリアが広がっていたので、庄司に助けられたかなと思います。本当に応援に来てくださった方、関係者の方に勝ち点3を送る事ができてホッとしています」

-かなり早い段階に杉本選手と藤田選手を入れましたが、あの時間帯に交代した理由を教えて下さい。
「この会見コメントは選手も見ていると思うのですが、言ってしまうと、ゼルビアは勝ち上がって2位以内に入った場合、入れ替え戦があります。当然、来年Ｊ２に上がっていくという気持ちは変わっていません。しかし、そこで（入れ替え戦やＪ２のレベルで）戦うポテンシャルをもっている大竹、木島の2人が凡ミスをしていました。木島がPKを外したことは関係ないです。それ以上に、もうひとつ足りませんでした。惜しいところはありました。しかし、プロである以上、惜しいではいけない。プランとは違った交代でしたが、うちにはまだ出番を待っている選手がいるんだぞ、ということを気づいてもらうために、ちょっと厳しいけれど交代させました」

-杉本選手は良いプレーをしていますが、途中出場が続いています。その理由を教えて下さい。
「まだ、スタメンを張るには勉強不足な点があるので、試合を観て、そこで自分は何をしたらいいのかを学んでほしいと思っています。やはりスタメンで出ている大竹や木島との違いはあります。先発で90分戦う選手になるには、もう少し時間と経験が必要だと思っています。2点獲ったからといって先発で使ってもらえるほどＪＦＬ、大人のサッカーは甘くはないということを言い続けています」

-杉本選手の起用に関してですが、途中出場させたほうがスペースがあり、彼がより活きるというような戦術的な理由ではないのですか？
「最初ここ（ホーム）でデビューさせる時は考えました。彼がやりやすいように、失敗しないように良い入り方が出来るようにと。しかし、彼のためだけにやっているわけではなく、チームが勝つためにやっています。今現在、先発で出ている選手がいますが、その選手のほうが点数で評価したら高いので、今の形になっています」

以上